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私は日本語の勉強をしている外国人です。
'しゅうございますー>です'に変わった理由はなんですか?
文法的に詳しく説明してください。

A 回答 (7件)

#6です。


もう少し附け加えると、
せっかく先人がカリ活用(補助活用)というものをこしらえて、形容詞に助動詞が附けられるように工夫したのに、それを十全に継承しなかったからです。
継承したのは「うれしかろう」「うれしかった」の未然形および連用形促音便だけです。
#6の回答に「うれしくあります」をあるはずだった形として書きましたが、カリ活用を全面的に継承していたら、
「うれしかります」の形になったはずです。
「うれしくあります」はそれを一段階前に戻した形です。
カリ活用はわずかに定型表現に残るのみです。
「背は高からず低からず」「彼らしからぬ行動だ」「心胆を寒からしめた」
「一言あってよかりそうなものだ」←これがもっと広く適用されていたらよかったのですが…
「得べかりし利益」←これは文字通り文語の混在です。
「楽しかるべき修学旅行が…」
「よかれと思ってしたことが」「幸多かれと祈る」

痛恨事です。
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「うれしゅうございます」が「うれしいです」に変わったのではありません。



レベル0:うれしい
レベル1:(うれしくあります)→うれしいです
レベル2:うれしゅうございます

口語確立期に、レベル1「うれしくあります」が共通語として定着しませんでした。
ただし「うれしくはありますが、恥ずかしくもあります」のように副助詞が加えられるときには、レベル1が共通語として使えます。
また否定文では「あまりうれしくありません」が共通語として使えるので、「うれしくないです」の誤形が避けられます。
ひとり肯定の基本形のみ、レベル1が二昔前の兵隊さんの言葉ならともかく、一般の会話では使えません。
「うれしゅうございます」は正しい丁寧表現ですが、場合によってはおおげさに聞こえます。
そこで文法的には正しくない「うれしいです」が発生したのです。
日常会話では目をつぶるしかありませんが、文書では、形容詞をです・ます体の文末に置かない工夫が必要です。
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'しゅうございますー>です'に変わった理由。



 この理由がわかるのは言葉の神様しかいないと思います。
〈形容詞+「です」〉は厳密に言えば誤用でしょう。「しゅうございます」が本来の言い方のはずです。
 具体例をあげると以下のようになります。

  うれしゅうございます←本来の形
  うれしいです(「うれしかったです」も同様)←厳密には誤用

 ただ、〈形容詞+「です」〉は昭和27年の段階で文化庁が許容しています。そのせいか、現代では辞書や文法書も許容しているようです。
 外国人向けの日本語教育の教科書も〈形容詞+「です」〉を採用しています。
 しかし、その一方で年配者などのなかには〈形容詞+「です」〉に抵抗を感じる人が多いようです。

 個人的な語感で言うなら、「しゅうございます」は古く感じられるので使いません。おそらく世間で使われなくなったのもそのせいでしょう。下記の例のように、残ったものもあります。
  ありがたい→ありがとう
  お早い→おはよう

 ただ、個人的には〈形容詞+「です」〉にも強い抵抗があります。
 そのためいろいろ苦労をしています(泣)。

 詳しくは下記をご参照ください。
【「形容詞+です」という言い方は正式な日本語ではありませんよね?では丁寧に言いたい場合は?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …

 さらに詳しくは下記をご参照ください。
【伝言板【板外編7】デス・マス体が書きにくいワケ1】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-277.h …
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 3番目の回答者です。



 うっかり、現代の言葉で書いてしまいました。

 江戸時代の医者が言った説明は、

 『ふつうの階級の者は、「安いのです」 と言わず、「安うございます」と言うのです』

ではなくて、

 『ふつうの階級の者は、「安いのです」 と申さず、「安うございます」と申します』

 言わず→申さず、 言うのです→申します

でした。

 ほかにもうっかり間違えたところがあるかもしれません。想像でおぎなってください。
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 外国人さんですね。



 石川英輔(いしかわ えいすけ)という人がいます。

 この人は、江戸時代の資料をたくさん調べて、本にまとめている人です。

 この人が書いた「大江戸神仙伝 おおえどしんせんでん」という小説に、1822年ごろの設定で、江戸の町医者が現代人にむかって

 「・・・ です」 だとか 「・・・ げす」 という言葉は、「ごく下賤の者」しか用いませぬ

 ふつうの階級の者は、「安いのです」 と言わず、「安うございます」と言うのです

 と説明するようすが書いてあります。

※下賤(げせん)
※ごく下賤の者=とても身分・階級が低いもの


 つまり1822年ごろには、すでにどちらの用法もあったことになります。


 それが、なぜ「・・・ です」という言い方で統一されたかという理由は、石川さんの本には出てきません。

 いろいろな説明をする人がいますが、ある人は、

 江戸時代末期から明治維新のころ、いろいろな地方から江戸に来た武士が、花街(はなまち、売春婦などがいた特別な町)に遊びに行き、げせんな者たち、つまり売春婦たちが使う「・・・ です」を、正しい用法だと思い込んで、自分の故郷(ふるさと)へ伝えたから全国に広まった。

と言っています。

 つまり、文法的にそうなったのではありません。かんちがいが原因で広まったのです。

 本当かどうかわかりませんけど、私にはいちばん本当らしく思えます。
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「ございます」は「です」より丁寧な表現です。


おっしゃっているのは、「かなしゅうございます」や「よろしゅうございます」の類ですね。

ウ音便といいます。

あとに「ございます」が続く場合に、形容詞の連用形の語尾がウ音便に変わるのです。
 ex. かなしく→かなしう、よろしく→よろしう

これを、より実際の発音に近い形で表記すると
 かなしゅう(ございます)、よろしゅう(ございます)
になります。
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変わった、の意味が解りません。



時代の変化と共に、ということなのか、質問者様がどこかでそう直されててしまったのか。。。。はたまた全く別のこと?
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