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JIS G0201:2000 鉄鋼用語(熱処理)には、マルテンパとは「オーステナイト化後、階段焼入れを行う熱処理。この階段焼入れは、Ms点の直上の温度にフェライト、パーライト又はベイナイトの生成を避けるのに十分な速度で焼入れ後、均一な温度に、しかも、ベイナイトの生成を避ける上で十分に短い時間保持する熱処理。 」とあり、さらに「備考3. マルクエンチ(marquenching)ともいう。」とあります。

ところが2012年に発行された「熱処理のキホン」(田中和明 著)には、
マルテンパはMs点とMf点の中間温度に保持した後、冷却。
マルクエンチはMs点直上で温度を保持した後、冷却。とあります。

これはJISの表記とは異なっております。

JISでは、Ms点直上で等温保持するのがマルテンパ(またはマルクエンチ)とあり、
マルテンパもマルクエンチも同義であることが記載されています。

一方で、上述の書籍ではMs点直上で等温保持がマルクエンチ
Ms点とMf点の中間温度で保持するのがマルテンパ、とあります。

どちらが正しいのでしょうか?
それともJIS G0201が2000年以降に変更し、2012年現在では
書籍の方が正しい、ということでしょうか?

分かる方いらっしゃいましたら教えて頂きたく、よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

 1。

  下記の3点では(最初の例は辞書)両者を 「martempering (marquenching)」のような形で、同義に扱っています。 
    http://encyclopedia2.thefreedictionary.com/marqu …
    http://www.stainless-steel-tube.org/Martempering …
http://en.wikipedia.org/wiki/Carbon_steel

2. 結局 martempering と marquenching は、本当の tempering ではないから、それと区別するために出来た単語で、現在は同義に使われているという説明が殆どでした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

マルテンパとマルクエンチが同義である旨はJISにも記載があるため
その通りだと思います。

知りたいのは、Ms点直上で等温保持がマルクエンチ、Ms点とMf点の中間温度で保持がマルテンパ
としている書籍がいくつかあり、JISと食い違っている(JISではMs点直上がマルテンパ(マルクエンチも同義)となっているため、
どちらが現時点で正しいのかを知りたいです。

これは、今は微細パーライトと呼ばれている組織が昔はトルースタイトと呼ばれていたのと
同じで、時代が変われば呼び名が変わることもあるかもしれないと思い、確認をしておきたいです。

引き続き、ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご回答よろしくお願いします。

お礼日時:2012/04/20 18:30

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