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「トンイ」をたまに観ているのですが、国王に対して皆が「王様」「王様」と言うたびに違和感が、日本じゃ大抵「陛下」ですね。
欧米の映画でも国王に対しては「陛下」なのでそれでいいのではないかと思うのですが、韓国では呼称は「王様」で無くてはいけないのでしょうか?

ほか、韓流ドラマ翻訳でおかしな点もあると思うので教えて下さい。

A 回答 (3件)

 どうして「王様」にしたのかわかりませんが、最近の韓国の時代劇は史実からすごーく離れた創作時代劇ばかりなので「王様」でも良いかなと思います。


 『チャングム』も「王様」って言ってましたし、『イ・サン』も「王様」を使ってますね。
 ヨン様が出た『・・四神記』がどうだったのかわかりませんが。

 1番の方がおっしゃるように「陛下」だと、NHKに抗議が来ると思ったかもしれません。
 実際、『チャングム』で王様のおきさきのことを「皇后」と声優さんが言っていて、「「皇后」? はぁーーーーー?」と怒ってNHKに抗議の電話を掛けようかと思った人間がいます。わたくしです。
 王様のおきさきは「王妃」です。
 皇帝のおきさきが「皇后」。

 朝鮮府(李氏朝鮮のこと)に皇帝はいなかったので、よって皇后もいませんでした。朝鮮府にいたのは王様とそのきさきの「王妃」です。
 「皇帝がおらへんのになんで「皇后」やねん。眠たいこと言うとったら、あかんでエ!」と電話しようとしましたが、翻訳者4名の名前の中に昔習ったことのある先生のお名前が載ってるので「先生、何ですか、これはっ。」といきどおりながら、「ま、いっか。」とやめました。

 東洋の歴史の常識から言うと、「陛下」は皇帝と日本の天皇に対する敬称です。「皇帝陛下」「天皇陛下」、と使います。
 東洋の歴史の常識から言うと、「国王陛下」というのはおかしいんです。本当はね。 (東洋についての話です。西洋では国王に「陛下」をつけてもいいのか、どうなのか知りませんが。)

 『チャングム』にも『イ・サン』にも、中国皇帝陛下の御名代(ごみょうだい)で来る中国の使者が登場します。こういう場面で皇帝のことを言う時は、「陛下」と言わなくちゃいけません。
 日頃から朝鮮王のことを「陛下」「陛下」と呼ばせていたら、中国皇帝も朝鮮王もどっちも「陛下」になっちゃって東洋の歴史の常識に合わないのが露骨にわかるシーンになってしまいます。舞台が東洋の時代劇ですからね。
 私みたいな人が「王なのに「陛下」とは何だ!」と電話して来るかも。

 でも、そこまでNHKが考えたのか。わかりません。
 ま、初めて見る人にも「あ、この人が王様なんだ。」ってわかりやすくていいんじゃないでしょうか。

 で、東洋の歴史の常識から言うと王につける敬称はいくつかありますが、1番一般的なのは「殿下」です。「王殿下」「国王殿下」などと使います。略して「殿下」です。
 韓国時代劇でも王様を呼ぶときは一番多いのが「殿下」。
 でも日本人の感覚からだと、「殿」の字が入ってるので「越後のお殿様」とか「土佐のお殿様」みたいな感じで、王様より低い地位のイメージが浮かびます。
 それよりは「王様」のほうが良いとNHKが思ったかどうだか・・・・。

 NHKの翻訳でおかしいと思うのは、役職名をやたら韓国語のカタカナ表記で言う点です。
 『茶母』の時に、「ネグミ」というのがいっぱい出て来て、韓国語がまあまあ出来る在日韓国人2世の知人に「ネグミって何?」と聞きましたが、わからなくてそのままドラマを見てるという返事でした。
 ずっと後になって漢字を見たら、ネーグムウィ でした。朝鮮の王宮内を守る兵士組織、つまり近衛兵のことです。 ネグミ じゃ誰にもわかりません。近衛兵と言えば誰にでもわかるのに。
 「ピョンジョパンソ」も、韓国人ですら「何か、そういう役職名があるのよ。」くらいしか知らない。日本人の一般ピープルには「何のコッチャ。」です。
 意味的に近い日本語を工夫してみんなにわかりやすく訳してくれるか、字幕で漢字を表示して視聴者が意味を取れるようにしなきゃ。
 知らない国の知らない時代の固有名詞をカタカナで並べられても、 ?????です。

 これは私のにらんだところではNHKの陰謀です。ジャ、ジャーン。実はNHKは悪いヤツだったのです。 ワケのわからない外国語をやたら並べて、「何、今の?」「えっ、わかんなーい。」「困ったワ。NHK出版が出してるドラマ公式ガイドブックでも買って読まないと、ドラマの意味がわからないワァ。」という気持ちにさせ、NHKのドラマ関連商品の売り上げを伸ばす。
 また、「韓国語を知ったら、カタカナ部分の意味がわかるようになるかしら?」「じゃ、NHKのハングル講座を見てみようかしらぁ。」と、NHK韓国語講座の視聴率とテキスト売り上げ UP をもくろんでいる。
 ヨン様ドラマのヒットで関連グッズ売り上げが視聴料以外の収入の相当部分を占めたため、味をしめたNHKは視聴者のサイフのお金をNHKに落とさせるように仕向けている。

 かもしれません。


 『トンイ』は、韓国のサイトで見ると「フュージョン時代劇ドラマ」だそうです。
 ま、 創作メルヘンドラマと言えます。そのほとんどが作った話で、女性にロマンチックな夢を与えるドラマですからね。作ってない本当の話はほんのチョッピリだけ。
 最下層のが王様の寵愛を受けるのですから、これはもう「朝鮮版プリティーウーマン」です。
 『プリティーウーマン』は世界中の女性が好きな映画。「もしかしたら私もっ。」「一発逆転!」「今はみじめな私だけど、白馬に乗った王子様が今日は現れるかもしれない。」
 夢を見させてくれます。

 最近の韓国時代劇は時代考証無し、な状態です。「視聴者が楽しんでくれたらいいんです。ドラマが楽しいこと、それが一番。」というイ・ビョンフン監督が、こういう韓国創作時代劇の大きな傾向を作り始めました。
 私が最近特に気になるのは、王族や、貴族でもごく一部の人しか持てなかった朱色の漆を塗った女性用の家具です。ドラマで王妃や側室の個室に置いてあります。
 これは朱漆の上から水牛の角(黄色)を薄ーく切ったものを貼る為、ややくすんだ朱色です。このくすんだ色味がこの家具の特徴。色をそのまま見せるようなことはせず、牛の角で覆ってワンクッション置いてから見せる。「この奥ゆかしさこそが朝鮮の美学!」と韓国人から昔習ったのに。
 ところが最近の時代劇では、なんとまぁ鮮やかな、きつい赤色、中にはどう見てもショッキングピンクの家具まである始末。これは有り得ない。
 「画面が華やかだと視聴者が喜んでくれます。」( by イ・ビョンフン監督)

 これがどのくらい有り得ないかと言いますと。 
 やはりイ・ビョンフン監督の『商道』という時代劇のテーマミュージックが韓国で最初に放送されたとき、「5番街のマリー」でした。
 あの日本のペドロ&カプリシャスの(若い方はご存じない?)1970年代の大ヒット曲。
 『商道』の途中やエンディングで、「5番~街へいいったーならば・・・・♪」「伝えて~ きっと伝えて~♪」という音楽(曲だけ)が流れる。
 「なんで李氏朝鮮の時代劇に『5番街のマリー』なの?」 一気に興ざめ。
 たぶん著作権無視で勝手に使ってたのでしょう。その後日本のテレビ局で放送されてるのには流れてませんから。(『冬ソナ』にも外国曲の無断使用がありました。)
 このくらいに有り得ないのが、真っ赤かーなきつい色の家具。

 こういう何から何まで視聴者を楽しませるために創った「ファンタジー時代劇」がほとんどです。
 『水戸黄門』なんかの時代劇と同じです。時代劇として楽しめばいいですよね。

 歴史や風俗・昔の社会を知るにはイ・ビョンフン監督の昔の作品『朝鮮王朝五百年』シリーズあたりです。脚本が良くて、粋なセリフも出て来ました。どこかの局が放送局(MBC)の蔵の中から引っ張り出して、日本語字幕つけて放送してくれたら良いのですが・・・・・。

 結局、「王様」の理由はわからなくて想像を並べました。NHKに聞きたいですね。
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この回答へのお礼

丁寧なご意見ありがとうございました。
私同様、時代劇に違和感を持って観ておられる方がいて安心もしました。私も日本の時代劇なんてチャンバラがないと楽しく無いですから。

お礼日時:2012/06/03 21:18

韓国語には「身内をへりくだる」という発想がないので、お客様の前で「弊社の社長様が、、、」という言い方をするそうです。


ですから、誰に対しても「我が国の王様が、、、」と言うのでしょうな。
未発達の言語なのですから、その変は大目に見てあげましょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
日本語に比べて韓国語が未発達であるということはないと思います。しかし、「王様」というとメルヘンな世界のやり取りの様で韓国語の翻訳家がどうなっているのかギモンなのです。

お礼日時:2012/05/27 21:29

 


「陛下」は日本語です
韓国人が使うわけ無いでしょ。
そんな言葉を使ったら大バッシングで放映中止になってしまう
  
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この回答へのお礼

大バッシングするほどのことですか?
韓国ドラマの翻訳って結構違和感あり過ぎなんです。
もうすこしちゃんと韓国語の翻訳のことを教えていただけませんか?

お礼日時:2012/05/27 21:33

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