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都市におけるバージェスの同心円モデル(シカゴ)について詳しく教えてください。図にあるブラックベルトとは何か、などお願いします。

そして自分で他の都市の同心円モデルを描くときに気をつ けなければいけないことはなんですか?

A 回答 (1件)

都市は専門ではありませんが、解答を試みます。


おそらく、バージェスの同心円地帯構造(シカゴ)の図をご覧になっているものとして、記述します。

IはLoopですが、これはビジネス地区(CBD)とダウンタウンです。つまり都心ですね。
IIは漸移地帯で、荒廃地帯とも呼ばれています。
IIIは勤労者住宅地域で、IIからは脱出したが職場に近接して居住しようという労働者の地域です。
IVは住宅地域で、高級アパートや1戸建て住居のみられる専用住宅地域。
Vは通勤者地帯つまり郊外地区、衛星都市です。

さて、II地帯の説明ですが、以下は引用です(「現代地理学の基礎」木村ほか編)。
(II地帯では)
貧困・堕落・疫病が氾濫し、犯罪と悪徳の下層社会を伴ったスラムと不良地区があり、下宿屋地区、創造的反抗的な精神の根城となっているラテン地区もある。スラムの中には移民のコロニーであるゲットー、リトルシシリー、グリークタウン、チャイナタウン、黒人街もここから外側に伸びている。(以下略)

ここで、黒人街にblack beltと言う言葉を当てはめています。
ということで、ブラックベルトとは、都心周辺の衰退地区の民族的(人種的)セグリゲーションによって形成された街を指しているのでしょう。
個人的には、この部分(ブラックベルト)は人権的に注意を要するところだと思いますので、引用の形を取らせていただきました。すこし古い文章ですので、気に障るところがありましてもご寛容ください。

最後に、自分で同心円モデルを描くときの注意点ということですが、
ある都市を研究するならば、まず、専門書をきちんと読まれることをおすすめします(上から目線で申し訳ありませんが、私もこれ以上詳しくありません)。専門書には、途上国には当てはまらないといった課題や、扇形モデルや多核心モデルのことなど、いろいろ指摘されていると思います。
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