古今東西、本当に学説は多方面から様々で、感情に対する定義も違いますが、
例えば怒りについて、かねがね思ってきたことがあります。
怒りのコントロールの方法は、心理、脳、哲学から宗教まで、様々な考え方や方法論がありますが、そのどれが(私にとって)ベストなのか、悩むのです。
それはスピリチュアル的なことで、自分を律すれば、心理的な方面でその分抑圧されないか?ということです。
怒ることがおきます。頭では例えば「相手を許すこと」「他人の怒りに乗れば同じ土俵」「暴言は自分に返ってくる」などのスタンダードで、かつ高尚な考え方を頭にのぼられせます。
しかし、一方では(心理学を学んでいることもあり)、「心の病は怒りが根源である」「怒りは言語化しないとならない」というかつて聞いたことが頭にのぼってきます。そうなると、一方的な他者の不条理な怒りを、単に受け止めているだけでは、抑圧され、心身にとってよくありません。
絶対に聖人にはなれませんが、それでもやはり、自分にも、相手にとってもよりよい方法で自他の怒りをコントロールできないか?と思うのです。
このような葛藤もまたよくないのですが…
いろいろな意見をおきかせください。
No.14ベストアンサー
- 回答日時:
No.9 です。
>ダメージを選べるというのは、斬新な発想だと思います。
「七つの習慣」に、「人間は、刺激と反応の間に選択の自由を持っている」とあります。
私は、その考えに感銘を受けました。
さて、
ダメージによる怒りの他に、独裁者の怒りという物もあるのではないか、と私は最初、考えました。
No.5の方の言う、相手への甘えですね。
以前働いた会社のワンマン社長が、そんな独裁者の怒りに満ちていました。
そんな人は、周りの人がまるでテレパスでもあるかのように、独裁者である自分の意を汲んで動いてくれる事を望みます。
そして、それが叶わないと怒ります。
しかし、独裁者の怒りは結局、独裁者としての自分の立場が揺らぐことへの恐怖、つまり、虚栄へのダメージによって生じているようです。
非常にもろい虚栄の持ち主です。
義憤や社会の巨悪への怒りという物は、自分自身と社会全体の一体感を感じた際に、社会全体が受けたのダメージを、自身が受けたダメージと同等と見なすことで生まれます。
これは、愛する人が傷つけられたときの怒りと同質の怒りなので、問題ありません。
しかし、単純にそうであればいいのですが、中には複雑な人がいて、「義憤を感じる素晴らしい自分」と言う虚栄を、周囲の人に認めさせるために怒りを演じている人がいます。
そして、それを認めさせることに失敗すると、自分の虚栄に対するダメージを感じて、本当に怒ります。
結果、「あなたも、自分と同じ義憤を感じるべきだ」、と他人に強要しようとします。
言ってることは正しいが、動機が不純です。
いわゆる、偽善者です。
独裁者と偽善者にならないように、自分自身を良く観察するべきだと思います。
そうすれば、少なくとも、独裁者と偽善者の怒りから解放されます。
そのためには、大切なのは、自分自身に嘘をつかないことです。
再度のご回答ありがとうございます。
「七つの習慣」、私も読んでみたいと思います。
>独裁者としての自分の立場が揺らぐことへの恐怖
わかります。
どの独裁者も、その立場になるまでは「攻め」ることもあると思いますが、今度はその立場を維持するため、下からの攻防を阻止するために保守的にならざるをえません。
一見偉い立場なのですが、その態度は「叱る」と似て非なるものです。本人も会社のため、部下のためと称し、それらをすり替えるわけです。これは上司部下の関係だけではなく、親子、夫と妻、教師と生徒、先輩後輩、飼い主とペット…あらゆる、関係に潜在している、たちの悪いものです。
この問題はモラハラ、パワハラと名付けられ、やっと顕在化されましたが…
私はまたそのようなことの被害者でもありますが。
なので、私と対峙する者が一方的な怒りを発する際、同じ感情に陥っては損だとようやく、頭ではなく、心の法で納得することができたので、どうにかして方法を考えているしだいです。
>義憤や社会の巨悪への怒りという物は、自分自身と社会全体の一体感を感じた際に、社会全体が受けたのダメージを、自身が受けたダメージと同等と見なすことで生まれます。
なるほど!なぜ、社会の不条理や不正にこれほど怒るのか…これまでずっと漠然としていた思いの原因を示してくださったようで、ありがたいです。
>それを認めさせることに失敗すると、自分の虚栄に対するダメージを感じて、本当に怒ります。
よく政治家にいますねー。小物なんですよね。
>自分自身に嘘をつかないことです。
もう、これは本当にいつも自分に心掛けていることですので、ここのお答えにみつけられたので、嬉しく思いました。
No.18
- 回答日時:
ANo.16です。
困った叔父さんをお持ちですな(汗)でもまあ、そういう生き方のが楽なのは間違いないし、何故か出世したりもするんで、それはそれで良いという事にしておきましょう。尤も私は、そうはなりたかないですけど。
万引きの例えは、仏教では比較的メジャーな考え方で、慈悲心の大切を説く根拠にもなっています。つまり、如何なる悪も、よくよく観察してみれば、哀や悲という答えに辿り着くという事なのですが、最近は「コイツは何がしたいんだ?」と思って観察してみても、洒落にもならない醜さや愚かさを見せつけられてウンザリするだけの場合が多いのが困りものです。
しかし、感情に流されず理性的であろうと踏ん張る人間性と、駄々っ子の如く暴れ回ったり、屁理屈をコネ回して姑息に立ち回ろうとする腐敗した精神の醜悪さを、同レベルの防衛反応と見なすのはどうかと思います。これじゃクソ(失礼)もミソも一緒じゃないですか。
もし質問者様が怒りをコントロールしたいと考える理由が、怒ったら負けだとか、同レベルに堕ちると思っているからだとするなら、それは考え方が間違ってますよ。(的外れな指摘かも知れませんが)
物事を正しく見極めたいなら、叔父さんの様な生き方は出来ませんし、まともな人間で在りたいなら、悪人にはなれません。結局は、ANo.2で言及した様に、何をどうしたいのか、自分はどう在りたいのか、どう生きていきたいのかという話になると思うんです。
理想とする自己イメージという「軸」があれば、少々頭に来ようが、しんどかろうが、自らを律する事が出来る筈です。でも、頭の中に損得勘定しか無ければ、感情のままに行動したり、どこまでも無様に堕ちていったりしても不思議はありません。自己を見失うというのは、そういう事なんじゃないかと思うんです。
軸がぶれているのは確かですし、悩みの大きな一つです。
しかし、ぶれている自分の他に、確固たる自分がいます。
確固たる自分の領域を広げられればよいのですが。それには大変ですが、本当の自分探しをしていきたいと思ってます。
そして人にも自分にもポジティブなものにつながれば、そこを伸ばしていく。それがこれからの人生のテーマだと思ってます。
ご回答ありがとうございました。
No.17
- 回答日時:
No.9, 14 です。
非常に意見が合いますね。
同志を見つけたような気分です。
最近、「人間やりなおし」と言う本を読んで、はまっています。
非常に理屈っぽく、取っつきにくい本ですが、手元から離せなくなってしまいました。
自分がぼんやりと考えていた事を、すっきりと理論的にまとめてもらった様な気分です。
その方の著書に書いてありました。
「先生になることは簡単である。生徒として実践する事の方が難しい。」
私の書いた事は、全てその本の受け売りです。
偉そうな事を書けるような人間ではありませんので、あしからず。
「人間やりなおし」 よろしければ、ぜひ御一読下さい。
関係無いですが、Frau はドイツ語ですね。
私は、ドイツ語専攻でした。
同志とおっしゃっていただけて、嬉しいです。
「人間やりなおし」ですね。これも併せて読んでみたいと思いました。
>「先生になることは簡単である。生徒として実践する事の方が難しい。」
この言葉で読む価値はあると思って、まだ読んでないのにワクワクしております。
No.16
- 回答日時:
ANo.11です。
手紙の返事が来ないなら、来るまで待つだけです。まあ、どうしても返事が必要な手紙とかだったら、催促の手紙を送ったりはしますけどね。このQ&Aサイトの質問に回答しても、何の返事のないまま締切になったりしますが、それはそれ。理由を詮索する様な余計な真似をしなければ、腹も立ちません。
悪意のある手紙、メール、コメントを貰った時は、とりあえず字面通りに受け止めます。たまに心が傷つく時もありますが、それはそれ。内容に一理あると思ったら今後に活かす事も考えますけど、基本的にそういうものを送り付けてくる人から学ぶ事はもう無いので、「こりゃダメだ」と思ったら、読むのを途中で止めてしまう事もあります。
これが前回の回答文で説明した「概念を自らの心の内に生じさせない」という方法の具体例です。でも、これは厳密に言うと「方法」ではなく「結果」です。要するに、無心になる為の方法論は無いが、無心で居続ける事は出来るって事なんですけど、無理に理解しようとして強引に結論づけたりすると、却って無心からは遠のくのがオチなので、今は流すだけにしておいた方が良いと思います。
次に「概念の相殺」についてですが、例えば、自分の店でパンやおにぎりを万引きした少年が居たとします。そいつは店に損害を与えてくれた訳ですし、万引きがエスカレートする恐れもあるから放置も出来ない。店が潰れたら家族を養う事も出来なくなるのですから、当然、怒りますよね。でも、万引き少年の家庭はボロボロで、ネグレクト同然の扱いを受けていたとしたらどうでしょう。確かに犯罪は犯罪ですけど、そうと知っても怒れますか?
誰かから手酷く傷つけられて、どうしても心が波立って止まない時には、まず「何故、この人はこんな酷い事を言うのか」について考え、次に「この様な言動を通じて、何をしたいのか」を読み取ろうとします。それも表裏のみならず、可能な限り多角的に。収まりのつかない強い怒りは、原因追求のモチベーションに転化させるのが、私のやり方です。
しかし、最近は「スリルを味わいたいから万引きした」とか「バカをバカと言って何が悪い」みたいな、短絡的かつ下らない理由しか持っていない劣化人間が増えている様なので、ちょっと困っております。何つーか、教育とか環境とか、そういうのとはまた別の原因があるっぽいんですが、良く分からないんですよ・・・。
万引きの例、当然、「怒ることはできない」です。
というか、これは私の普遍的なテーマなんですね。
「犯罪者はなにがあっても悪人」という短絡的な考え方は危険だということは、ずーっと考えてきました。
私の叔父は刑事だったのですが、悪い奴は有無を言わさずぶちこめばよいという考えでしたが、引退しても、社会問題への関心は皆無どころか、私の社会活動や、そのスタンスに対してぽかんとした顔で「メリットないのにどうしてやるのか?」と訊かれたことがありますね。
こういうのが刑事やってるわけですから。
彼の頭では犯罪を犯した人の背景、道理、心理など理解することはできず、法と独善的な正義に則って、犯人を捕まれれば正義をなしえたという万能感でいっぱいだったのでしょう。
ただ、第三者とに対して理解を示すことができるけれど、どうしても個人的に関わるとなると、より理性よりも、感情面が刺激されると反応してしまうというのが、問題なのです。身内は自分の問題を投影しやすいですから…
しかしふと、そのように、問題の相手を第三者として扱えばよい。他人として、客観視、観察対象にすればよいと思い至りました。
>「この様な言動を通じて、何をしたいのか」
そうなのです。怒りの渦中にいても、頭ではそう思ってます。
やはり、目下のところ、距離を置かれない関係では、このような方法は有効ですね。
しかしこれは防衛機制のひとつの「知性化」であると思うのです。となると、稚拙な怒りも防衛手段としたら、同じ防衛かと思うわけで…自分も同じレベルに陥っているのではないか?とまたまた理屈の深みにはまってしまいます・・・
もうほんとに、こんな自分がめんどくさいです(笑)
No.15
- 回答日時:
だんだん回答が面倒くさくなっているんですが、ここでやめるから、いつも関係が面倒くさいだけで終わる気がして、もう少し疑問点は書こうかと。
「絶望は死に至る病」 あれは確か絶望という状態がもう死に等しい意味で、絶望が自殺に至る病とはいっていません。いじめなどで絶望して自殺するかどうかは、いじめの強弱とともに本人のこの世での居場所感の問題が大きいと思っています。
>やられたらやる、やられる前にやるという考え方なのですね。
押さえ込まれでもしたら、意地でも、むちゃくちゃ暴れても、机ひっくりかえしてでも反抗していいと思っています。その反社会性のどこが悪いのか?
>傍観者、見て見ぬふりをする
総理も「見て見ぬふりをしないように」といわれますが、自分が上ならわかりますが、同等の立場で、見て見ぬふりをしないということは、自分が標的にされてもかまわないということです。普通の人間でそれを避けたい心境は十分理解できます。それは別に加害者に投影してコンプレックスや不平不満を晴らしたいとは別に、標的の対象が自分に変えられることへの怖さの大きさだと思います。それを乗り越えられるくらいになれということですね。
>絶望が自殺に至る病とはいっていません。
それも一理ですね。私は絶望の感覚として、死に至るほどの苦しみだという比喩をとして用いました。
ご回答者様は、自殺が悪いと言っておられるようですが、これについては、私は悪いともよいとも思いません。
>押さえ込まれでもしたら、意地でも、むちゃくちゃ暴れても、机ひっくりかえしてでも反抗していいと思っています。
そうできる人とできない人がいます。
それが「個性」という言い方を控えたとしても差異がありますよね。差というのは、あらあゆる差別や偏見、諍い、いじめ、戦争の原因ということはすでにご存知かと思います。
暴れることができる側のご回答者様からすれば、大変歯がゆいかと思うのですが。
>同等の立場で、見て見ぬふりをしないということは、自分が標的にされてもかまわないということです。
つまりそれが傍観者ということです。私はとてもじゃないけど、できませんが、ご回答者様からすれば「普通の人間ではない」ということですね(笑)
今の日本の国民も、政治は他人事、傍観者になりさがっています。それらの態度は国の性質の反映でしょう。いじめの構図も同じこと。
先日、今問題となっている車内暴力の、あやうくそれと同じになるやもしれない現場に居合わせました。
駅員に引き止められても電車に乗ろうとするのですが、その騒ぎに対して、まったく他人事、一件何も関心がないような態度で、携帯から目を離しません。その光景を見てぞっとしましたね。
また他の国でも車に幼児がひかれても、見て見ぬふりということが問題になりましたね。
加担しなくても、一見中立的な傍観者の数が増えれば、当人同士の問題がさらに大きくなり、または別の問題となっていくというのは、社会心理でも立証されてます。
あなた様の心理はまさにそれなのではないか?
「事なかれ主義」「長いものに巻かれろ」的な他人を気にしながら生きていく日本人的思考だと思いました。
No.13
- 回答日時:
さらに秘技を伝授しよう。
うらやましくて更に怒るなら、もうち○こを触ってしまうことだ。完全に集中モードに入って怒りなど吹っ飛ぶ。
そもそも怒りを否定することが100%間違いだ。
神様が与えた怒るという感情を抑圧しようとすることは、考えりゃ当然ナンセンスで、人間のパワーダウンを招く行為だ。
そして、歴史的な賢人(書籍読むと悟ったように感じる人や聖人のように見える人ほど)の多くは短気で怒りを表現しまくってた人が多い。
怒ることがまずいのではない。
対人上、怒りを表現する方法に上手い下手があるのだ。つまりロスを生む場合があるのだ。
簡単に言えば相手の重要感をおとしめる怒りの表現方法が下手だってことだ。
逆に重要感を高める表現であれば実は怒りをぶつけても怒鳴ってもロスは生まない。
怒りを否定するという今の考えはどこから聞いたかしらんが、否定した方がいい。
人間は理屈の生き物ではない。どんなにうまい理屈や合理主義がはびころうと感情の生物だ。
その生物に自然な感情を否定するのではなく、上手に生かす方法を考えるのが正解だ。
この回答への補足
>もうち○こを触ってしまうことだ。
えっと私、女なんですよ(笑)
>怒りを否定することが100%間違いだ。
私も、同感します。
たかが感情、されど感情。
質の良い怒りはエネルギーになり、国まで変えることのできる原動力ですから。
そういえば、あのガンジーも初体験は13歳、賢人になるまで(なってからも?)かなりの放蕩を尽くしていたといいますね。
で、
>簡単に言えば相手の重要感をおとしめる怒りの表現方法
これについて、例えば具体的にどのような方法をとればよいのでしょうか?
重要感とは私からした相手なのか、それとも相手からした私の重要感があれば、それをおとしめるのか?
後者であれば、相手が私を重要だと思っていることが前提だと思いますが、いずれにしろ、どのような態度、言動をとればよいのでしょうか。
>重要感を高める表現であれば実は怒りをぶつけても怒鳴ってもロスは生まない。
これについて、もう少し詳しく補足していただければ、参考になると思います。
No.11
- 回答日時:
ANo.2です。
質問者様が書いた他の回答者様へのお礼文を読んでいたら、鬼束ちひろの「月光」を思い出しました。まあ、それは別にいいんですが、心身への影響を考えるなら、悟りを開いた気持ちになるよりも、余計な計らいなど放り投げて、動物みたいに自己を丸出しにする方が、よほど健康的ですよ。尤も、それが上手く出来ないからこそ、こうしてご質問をされているのでしょうけど。
怒りとは、自己保存の為の防衛反応です。外部から(とも限りませんが)の攻撃に対しての反応なのですから、他者の言動を攻撃と解釈したり、攻撃という概念を自らの心の内に生じさせなければ、怒りなどは生じようが無いですし、怒りが生じなければ抑圧する必要もありません。また、解釈や概念は、それと相反する概念をぶつける事で相殺する事が出来るので、常に物事の裏と表を平等に認識しようと努めていれば、次第に怒りは生じ難くなっていきます。(正確に言うと、怒れなくなってくる)
これを更に推し進めていくと「観照」に繋がるのですけど、今の所は方向性の確認だけにした方が良さそうですね。
ちなみに、イジメや社会的不正などに対する怒りを克服する方法は、今でも激怒しっぱなしの私には判りませんし、判りたくもありません。他人を傷つけて楽しんだり、利用して悦に入る様な醜悪さに対する怒りを忘れ、無力な傍観者に成り下がるのであれば、私は私を許しません。
この回答への補足
再度のご回答ありがとうございます。
>他者の言動を攻撃と解釈したり、攻撃という概念を自らの心の内に生じさせなければ
防衛反応でしたら、むしろ怒りは必要ですが、過剰すぎるたり、歪んだ解釈だとむしろ自分を傷つけることになる、ということもありますよね。
野生動物は人間関係のような複雑な関係は持たないため、不要な怒りは覚えません。
本当にあのように生きてみたいものですが、人間の個人的な怒りもまた、他人への影響や、他人に犠牲を強いることになるのですから、感情は原始的なものでありますが、一面、とても人間らしさを形作るものだと思います。
ところで
>解釈や概念は、それと相反する概念をぶつける事で相殺する事が出来る
これについて、考えてみたのですが、例えばマイナスのことを考えてしまったら、プラスのことに転じて、相殺すればよいということでしょうか?
例えば、手紙の返事がこない。相手は興味がないからか?と思えば怒りもわいてきますが、プラスに考えるともしかしたら忙しくて封も開けられないのではないかと考えることができます。
しかし、誰かから明らかに悪意を持たれた言葉で傷つけられるような場合、しかもそれが、「言ってほしくないこと」でしたら、どうしてもプラスに考え難い。
このような場合、ご回答者様はどのようにプラスに転じているのか、もし、何か試していらっしゃるのでしたら、ぜひ教えていただきたいと思います。
No.10
- 回答日時:
N0.3です。
>おとなしいというのは個性です。暴力の対象になるのは不条理です。
おとなしいは無個性です。おとなしいを個性だと思っている本人はいないと思います。不条理でも、いじめ、暴力の対象になりえます。
>あの子は殺されたわけです。
あの子は自分の足で14階に上がりました。自分で踏みとどまる機会はありました。
>こんな社会だったら生きているのが嫌になると思う方が「健全」です。
じゃあどうやって生きていこうと思っているのか?
>弱さが反社会の犠牲になるいわれはありません。
だからいじめが充分反社会的なので、反社会的反撃をしても許されるのでは?
>反社会性は犯罪的なので、反骨精神といった方が適切
反骨精神は精神というくらい抽象論的なもので、反社会性は怒りの現実性だと思います。
いろいろな面で、現実が突きつけてきます。お礼といいながら、異論、怒りを書くのは全然いいのですが、それがやや反社会的だという自覚をもてるかどうかは、まさにこの質問の核心です。
この回答への補足
すみませんが、私にとってここでのお礼というのは、賛成できないすべきではない意見すべて受け入れるものとして扱っておりません。下手に出てお礼をいう欄ではありません。
>自分で踏みとどまる機会はありました。
絶望は死に至る病だという言葉をご存知ですか?
あなた様は絶望をしたことはないのでしょうか?
確かに死を選択したのは、彼ですが、同級生、社会、肉体的精神的・・見えない力が14階まで彼の足を向かわせたと思うことはできないですか?
自己責任という言葉は、非常に冷たさが響きますが、本人の勝手さという考えだとしたら、ちょっと恐ろしいです。
>反社会的反撃をしても許されるのでは?
やられたらやる、やられる前にやるという考え方なのですね。
法に触れることになるとしたら、自分も同じでつかまりますよ。
いじめとケンカは違います。この違いわかりますか?
>反骨精神は精神というくらい抽象論的なもので、反社会性は怒りの現実性だと思います。
反骨精神「世の中の不正や、因習などに、果敢に立ち向かって行こうとする気概や心持のこと。」
>反社会性は怒りの現実性だと思います。
怒りが現実味や具体性を帯びるのだとしたら、それは短絡的な方法であって、目先の犯罪に加担し、自他を傷つけるのではなく、長期的、昇華的という意味ですので、怒りの処し方をどうするか、では反骨精神の方が
>精神というくらい抽象論的
といえるかどうかは疑問です。
>おとなしいは無個性です。おとなしいを個性だと思っている本人はいないと思います。
では、人は何か主張をしたり、しゃべらなくては個性といえないというお考えでしょうか。
一方の何かが強くて、いずれが弱くても、強い方が個性であり、個性がないために、いじめの対象になるのでしたら、それこそが不条理です。
>不条理でも、いじめ、暴力の対象になりえます。
いじめはそもそも不条理なことですが、なるほど、(あなた様のような考え方の人が)いじめが発生する要因、または自分も加害者、または傍観者として参加する際に好都合な理屈となりえるのだなあと感じました。
傍観者が増えるといじめはさらにエスカレートするといいます。
加害者が少数でも、見て見ぬふりする中に、このような考えの人がいれば、もう社会は絶望的ですね。
もっともそういう人間の方が多いのが現実ですが。
つまり、あなた様のフィルターを通してみる「現実」なのでいじめが存在するのも仕方ないということでしょうか?
私はあらゆるいじめ、排除は、自分の弱さの投影だと思ってます。傍観者は被害者と同じものをみたくない。現実的に、かばえば、自分もやられる。
加害者に投影して、自分の弱さがやりこめられるのをみて、コンプレックスや不平不満を晴らしたいのだと思います。
まあ、他人と自分との個性の違い、いや、それ以前に、自分以外の人間が存在することすら許せないと思えるのであろうあまりにも反社会的加害者が最も「弱い」のですけれど。
No.9
- 回答日時:
心理学などの難しいことは分かりませんが、一つ言えることは、怒りの原因はダメージだと言うことです。
ダメージがない限り、怒りもありません。
肉体の物理的なダメージは避けることができませんが、心理的なダメージは、自分が自分の心にダメージを許すことによって、初めてダメージが実現します。
心理的なダメージを受け入れるかどうかは、自分で選べると言うことです。
梅干しをイメージしてみてください。
種が自我で、果肉が体面やメンツです。
もし、ダイヤモンドの種を持てれば、自我は絶対に傷つきません。
果肉が傷ついても、種さえ傷つかなければ自分はOKだと確信できれば、やたらと怒る必要はなくなると思います。
仮に体面やメンツが傷ついても、コアとなる自我が傷つくのを絶対に許さないのが、真のプライドだと思います。
そもそも、体面やメンツは、自分の心が作り上げた虚栄であり、そんな物は最初から必要無いのです。
人によっては、嘘をついてまで虚栄の自分を守り通そうとしますが、そんな人はすぐにプライドが傷ついたの何のと騒ぎます。
最初から必要無い物が、どんなに傷ついたとしても、どうでも良いではありませんか。
上記の理屈を考えたあと、親しい友人にダイヤモンドの種を持つ人が、一人いる事に気付きました。
飄々としていますが、とても尊敬できる方です。
そんな風に、自分もなりたいと思います。
但し、自分の愛する人が傷つけられたなら、絶対に怒りを感じるべきです。
そんな怒りは、抑える必要はさらさらありません。
ご回答ありがとうございます。
>怒りの原因はダメージだと言うことです。
なるほど。
感じなければ、怒りの根源にならないということですね。
それは記憶ともいえますね。怒りは記憶と結びついている。
>自分が自分の心にダメージを許す
というのがキーだと思います。
心が繊細で柔軟だと受け入れやすいのか…
魂は傷つかないといわれます。
梅干しの例は自我のことですが、大変納得しました。
ダメージを選べるというのは、斬新な発想だと思います。
やはり私は何によって傷ついてきたのか、刺激因子となるのか、それをじっくり考えるべきだと思いました。
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