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最近宇宙論を勉強しているのですがタイトルにある、この2つの距離と違いに関して
色々見たのですがいまいちわかりません。
共動距離=ある時刻で宇宙膨張を止めたとしてその時の2点間の距離
固有距離=動いている物体の2点間の距離
という理解でいいでしょうか?
また、光の進む距離というのはこの2つの距離とは別物なんでしょうか?
どなたかこの2つの距離に関してご教授お願いします。

A 回答 (1件)

>共動距離=ある時刻で宇宙膨張を止めたとしてその時の2点間の距離



 それが「固有距離」です。

 光速度は有限ですので、見えた物体は既に宇宙の膨張で遠ざかっています。つまり見えた位置よりはずっと遠くにあります。
 そこまでの距離が「共動距離」です。つまり宇宙の膨張を計算に入れた距離です。

>固有距離=動いている物体の2点間の距離

 共動距離との勘違いだとしても、あまり正確な表現ではないでしょう。

>また、光の進む距離というのはこの2つの距離とは別物なんでしょうか?

 これは、もし光学観測上で直接割り出せる距離だとすれば、「光行距離」です。光速度×到達時間ということになります。

 たとえば、観測可能な宇宙の果ては、後退速度が光速度となる137億光年だと言われます。そこからの光は137億年かかって地球に到達するからです。この137億光年が光行距離です。

 しかし、137億年前の光が発せられたのは、実際には4200万光年の距離だったときです。宇宙が非常に速く膨張するため、光ですら地球まで137億年要してしまったわけです。この4200万光年が固有距離です。

 そして、以前に4200万光年の距離に在って、今137億光年の距離に見えたものは、実際には宇宙の膨張により、465億光年の距離に遠ざかってしまっています。その465億光年が共動距離です。

 定性的には、そんな感じです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
ようやく理解できました。

お礼日時:2012/07/24 15:30

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