
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ケースバイケースですが…
目的からいうと、水勾配として勾配を取るのであればスラブ表面できちんと勾配を確保しておくのが常識的です。
勾配が急であればなおさらです。
勾配の取り方として、スラブ自体を傾ける方法と、スラブは水平で天端フカシで勾配を確保する方法とありますが、勾配が1/50だと10mで200mmのフカシが必要になってしまうので、荷重(スラブ自重)やコスト面から全体を床板を傾ける方法をとる場合が多いでしょう。
モルタルで勾配をとるにしても、下地が水平だと上記のフカシが大きくなるので、面倒ですね。また、水勾配という意味から、モルタルに水が浸み込んだ場合、躯体が水平だと水は流れませんが、躯体勾配が取れていれば徐々に流れることを期待できます。
もっとも、これは屋根などの勾配を主に考えていますので、土間コンなどで躯体面に多少水が残っても(表面水が排水されていれば)問題ないような場合は、施工が楽なほうを選択する可能性も大きいです。
施工としては躯体が水平の方がはるかに簡単でしょう。レベルをとるにしても水平でよいですし、ふかしが大きい場合のフカシ配筋などもいりませんから。
勾配を正確に出すにしても、モルタルで後から行う方が正確ですし、床がきちんとある状態での施工なので楽です。
仮に躯体勾配1/100と言っても、躯体面が正確に1/100できれいに仕上がるかというと、なかなか難しいです。
構造にもよりますが、RC造の場合は、それでも上の理由などで躯体勾配をとる場合が多いのではないでしょうか。
一方で、鉄骨造の場合はスラブを傾けることが相当に大変になる場合があるので(受け梁のレベルを調整しなくてはならない)、逆に、水平に打つ場合や両方の複合で確保する場合もあると思います。(ごく単純な勾配なら傾けますが)
勾配が1/200などとなると、益々難しく躯体で排水できると期待しないほうが良いくらいです。(今回のご質問は2/100=1/50ですが)
また、対象が排水溝といったように、一部分であればモルタルのみの勾配で対応することも多いと思いますので、対象面積なども考慮のうえで判断されることになるのではないでしょうか?
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