アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

 フライパンなどを洗う時は、新聞紙などで余分な油を拭うというのは、今では常識です。

 これはパイプなどに油がたまって詰まるからだと思っていましたが、そういえば昔、今もかもしれませんが、環境保護のためとも言われてませんでしたっけ?
 これがいまいち分かりません。

 排水って下水道を通って、浄水所で綺麗にしてから川などに戻すと思っていましたが、もしかして下水道って一度川に流すように作られているんでしょうか?そうでないと、どうやって環境にダメージを与えるのかが分からないんですが・・・。

 そういえば、映画だか漫画だかで、下水を走って逃げていったら川への出口で柵に阻まれたというようなシーンを観た気がします。
 日本じゃない?海外の下水?

 何が環境に悪いんでしょう?

A 回答 (7件)

下水処理場も100%浄化して放流できているわけではありません。



公共下水道が終末処理施設(いわゆる下水処理場)まで導かれる管渠には、大きく分けて合流式と分流式の二種類が存在します。
分流式は汚水のみの管渠ですが、合流式は汚水と同時に雨水も流す管渠で、特に高度経済成長期に一気に進んだインフラの整備に合わせて設備投資も少なくて済む合流式で下水道整備が進められた経緯があります。
合流式管渠は大雨などで大量の雨水が流入すると、終末処理施設の処理能力を超えてしまうことがままあり、この場合は浄化されないまま汚水が河川に放流されてしまいます。これを問題として処理施設の整備も進んでいますが、全国の大都市にある合流式下水道の4割程の施設では、いまだ改善の目途が立っていないのが現状です。
問題は過疎地域だけでなく、都市部にもまだ残っているのです。


油脂類は管渠の閉塞を招くだけではなく、その汚染度も問題となります。

水を汚している有機物の量(つまりは汚染度)を示す指標としてBODがあります。これは汚染水に含まれる有機物を微生物が分解するのに必要な酸素量を表したものです。
油脂類のBODは非常に高く、一般家庭で我々が一人当たり排出する汚水はBODが40,000mg程であると言われていますが、これは油に換算すると30ml足らずです。
お猪口二杯分程度の油を排水口に捨てるだけで、普段の倍の負担を終末処理場に与えることとなってしまいます。
終末処理場も設計段階で処理能力が計画されていますから、地域の住民の多くが油を垂れ流すようなことがあれば処理能力を超えてしまい、処理できなかった汚水は貯めておけませんから、そのまま河川へ放流されることとなります。


映画は・・・すいません。記憶に掠りもしませんでした。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 料理のレシピでは、平気で「大さじ2杯分の油を~」なんてのが書いてあったりしますよね(^_^;
 油を落としてヘルシーな料理を作ることに気は回っても、環境に対してヘルシー志向で考える人は少ないのかもしれません。
 処理場は4割も未整理ですか・・・。
 能力を超えると放流されてしまうなら、油を拭き取ることが環境保護と言うのも正しいわけですね。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/06 10:34

個人的な意見ですが下水道は整備されても田舎の方ほど未整備なお宅がまだ多いですよ。

だから、道路側溝に台所排水がそのまま流れているところもあります。雨水用はそのまま川にいきますので汚れている排水路もみかけます(確か昔は琵琶湖も汚れたと思いましたが)また、飲食店だと下水に流れる前に詰まって敷地内のマスから逆流することもまれにあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 やはり田舎ではまだあるからということなんでしょうね。
 都会は都会で、環境以外の負担も考えてという事で・・・。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/02 10:59

下水道が整備されている場合、下水は下水処理場で下水道の汚水を浄化され、綺麗になった水が河川、海、湖、沼に放流されます。


ちなみに雨水は下水に流す場合(合流式)と、下水には流さずにそもまま河川、海、湖、沼に放流する場合(分流式)があります。

下水道が整備されている場合、油を流しても下水処理場で処理されるので問題ありません。汚水枡に至る家庭内の排水管がつまる原因になるということは気にすべきことですが、宅内のことですので、自治体も他人も興味を持ちません。

>どうやって環境にダメージを与えるのかが分からないんですが・・・。

気にすべき点は、幾ら下水とはいえ、汚れの度合いが激しいと下水道を運用する地方自治体に負担になるということです。後者はディスポーザ等で問題になりました。最近のマンションでは浄化槽を設け、沈殿した汚泥は汲み取っているようです。

下水道が整備されていない地域では、宅内の排水管の出口は、通常、いわゆるドブです。河川に隣接した家庭では川に流すことでしょう。ドブも最終的には川に至りますので同じです。
汚水をそのまま流すのは、トイレ以外です。さすがに排泄物は詰まりや滞留の原因になり臭気が耐え難いので、各家庭に浄化槽があります。浄化槽は沈殿槽になっていて、上澄み汚水は微生物の力で浄化し、沈殿物は汲み取る仕組みになっています。しかしながら、物には限度があり、昔の河川が臭くて汚れていて、魚が住めないという状況にありました。汚物の汚水もそうですが、洗剤等の廃水もダメージを与えていました。

>そういえば、映画だか漫画だかで、下水を走って逃げていったら川への出口で柵に阻まれたというようなシーンを観た気がします。
> 日本じゃない?海外の下水?

フランスかアメリカの映画ですね。日本ではありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ドブ、ドブかぁ・・・。
 そういえば昔住んでいたところは山にある住宅地で、そこは未だにドブを使ってるみたいです。小さな川が流れていましたが、確かにそこへ垂れ流しでした。
 地域ごとにだと勘違いも生まれるから、環境以外の負担も考えて全国的に油は拭き取れということにしてるのかもしれませんね。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/02 10:57

流し読みください。



質問者さまはおいくつでしょうか?

小学校で「下水処理場」「浄水場または浄水所:飲む水です」の見学はなかったですか?

下水処理場は副産物として「汚泥」があるんです。
これにやっかいな成分があると簡単に処分できません。

また計画水質のMAXをオーバーした汚水が流入すると下水処理場では処理できません。

つまり放流先の海や川に必ずある放流規制が守れなくなります。

※ここからは次の回答者さまに引き継ぎます。

この回答への補足

 油がその「やっかいな成分」になるということですか?
 どういう形で?

補足日時:2012/08/02 10:49
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/02 10:49

 正確なことは言えませんが、ある程度以上大きな町の下水は、きちんと処理されて川や海に流されていると思います。

日本では、それだけのコストをかけて環境保護を進めてきたはずですので。(最近では、東京の多摩川にもアユが戻ってきたらしい)
 ただし、戸数の少ない集落などでは、そのまま側溝・ドブ経由で川に流されているケースも、まだ多いのではないでしょうか。

 「油」の捨て方などは、各家庭から下水処理場までの下水配管のつまりや、下水処理場の浄化装置の性能低下防止・浄水負荷の軽減を目的としていることが多いのではないでしょうか。
 ゴミの分別収集と同じように、各家庭である程度の一次処理をした方が、全体の効率向上やコスト低減ができるということだと思います。

 なお、「映画だか漫画だかで、下水を走って逃げていったら川への出口で柵に阻まれた」というのは、最も有名なところでは、第二次大戦中のワルシャワ蜂起(1944年)を取り扱ったポーランドのアンジェイ・ワイダ監督「地下水道」(1958年制作)のことと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 もしかしたら田舎などでは、川へ垂れ流しの地域があるのかもしれませんね。
 そういったところの出身者が他でも一緒だと思って注意してるのかもしれません。

 下水を走る件ですが、やはり海外でしたか(^_^;
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/02 10:47

水の流れを考えて下さい。



海からの水蒸気
 ↓
国内で雨を降らせ
 ↓
大半はそのまま海へ、ごく一部は水道水として使用され、
一部は地中に潜り、川や井戸水となります。
 ↓
浄水場で水道化
 ↓
家庭で使用
 ↓
下水管を通じて下水場で下水処理
 ↓
河川に放流、海へ

一部、会社に違いがありますので指摘しておきますと、
余分な油を拭うのは、パイプに油が詰まるから、というのは
正解ではありません(不正解でもないですけど)
記憶に薄いですが、油1gを魚が住める程度の清浄度にするには
風呂桶1パイ分程度の水が要ったはずです(薄める作業)

詳細は下水処理場のリンクを参照して貰って、
https://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%8B%E6%B … (Firefox)

なかでも、こちらがわかりやすいかも
http://www.mizumirai.net/shorij/index.htm

>排水って下水道を通って、浄水所で綺麗にしてから川などに戻す

という考えは具体的に合っています。
油を拭って欲しいとかバイオ燃料用に回収して欲しいというのは、
下水処理場に負荷を掛けないという点で正解ですし、そうしないと
CODないしBODがあがり無駄な処理時間・処理費用が発生します。
正確にはよく判りませんが、油などは生物反応層で分解されるのでしょう。

下水中の何が環境に悪いのか。
これには、河川環境悪化の問題から色々な対策が去られてきました。
油の垂れ流しなどは論外ですが、富栄養化問題が挙げられます。
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%AF%8C%E6%A … (Firefox)

おもに、赤潮・青潮、というば話がわかりやすいでしょうか。
これは水中の肥料分(窒素化合物やリンなど)の濃度上昇を意味
する場合が多い。富栄養化の要因は下水・農牧業・工業排水など
多岐に渡っています(Wikipedia)
そういえば、家庭用洗剤は無リンの筈ですよね。これは家庭用下水
からのプランクトン栄養源であるリンを排除しようと、滋賀県の取組から
はじまったもので、いまではほぼ無リン化されています。
https://www.google.co.jp/search?q=%E7%84%A1%E3%8 … (Firedox)
無リンか洗剤

この回答への補足

 富栄養化問題やリンの話ですが、これは昔の話なんでしょうか?
 浄水場で綺麗になって川へ流されるなら起こらないと思うんですが、リンまでは取り除けないということなんでしょうか?

補足日時:2012/08/02 10:44
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 浄水場への負担軽減は分かりました。もしかしたら、この処理で二酸化炭素が発生するとかあるのかもしれませんね。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/02 10:42

ご質問者さんの想像通り、下水道はキレイにしてから川に戻します。


なので、環境保護なんてまやかしです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ですよねぇ・・・。
 そうでないと、川が糞便だらけになってしまいます(^_^;
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/02 10:35

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!