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DOはどこまでさげられるか。現在0.5でうんてんしているが1週間。亜硝酸反能も強くブレファリスマも大量に出現しています。

A 回答 (1件)

DO(溶存酸素)の最低基準は、施設によって一概には決められません。

以下に記す基本をきちんと理解してください。そして対策には様々なリスクが伴いますので、必ず設備を造ったメーカーか、信頼できる専門家に相談することです。素人が曝気の状態を変動させることは大変危険です。

尚、以下の話は回分式の施設や、硝化脱窒を1槽で行ったり脱リンを期待するなど特殊な活性汚泥法には当てはまりません。設備を設計した人に相談してください。

活性汚泥法のDO管理の基本は「曝気槽の全域で常時、溶存酸素が残っている状態を維持する」です。DOを供給する方法は大雑把に言って、全面曝気式と対流式に分けられますが、特に後者は対流によって気泡を拡散させますし、前者でも曝気槽のあらゆる領域を散気でカバーすることは困難ですから、実際にはDOにはどうしてもムラができます。このムラを以下に無くすかが、DO管理の唯一かつ最大の要点なのです。

更に、有機物やアンモニア性窒素など、負荷が増えればDOは下がりますし、減れば上がります。また水温が下がればDOは増え、上がれば下がります。こうして1日のうちや季節によってもDOは変動します。

散気が対流式の場合、DOが表層で0.5だったら曝気槽の殆どの領域でDOはゼロでしょう。全面曝気式ならまだ大丈夫かもしれませんが・・・

まずはハンディーのDO計を用意し、曝気槽のできるだけ多くのポイントで、表層から底まで細かく均等に分けてDOを計ってみることです。常時DOがゼロの場所では汚泥が対流しておらず、亜硝酸だの腐敗だのは起きて当然ということになります。

しかし、だからといっていきなりDOを上げるべく曝気を増やしたりすると、腐敗汚泥が舞い上がって大惨事となりますので絶対に止めてください。設備のメーカーや信頼と実績のある専門家に依頼し、現場の状況を詳しく把握した上で、汚泥を抜く、ゆっくり攪拌させる、薬剤を使う、などの対策を個別に立ててゆく必要があります。

不況のために電気代を節約すべく散気を減らしたい、という話はよく聞きますが、専門家の指導の下できちんと行わないと、結局は処理が崩壊して汚泥流失などの大惨事や、処理水質の低下や悪臭を外部から指摘されるなどに至り、節約した電気代の何倍・何十倍の出費を強いられて終わるケースが殆どと言って過言ではありません。十分お気をつけください。
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