【大喜利】【投稿~10/21(月)】買ったばかりの自転車を分解してひと言

 以下のの事例を見て、あなたはカウンセラーだとしたら、どのような取り組みを考えるかを熱い気持ちで自由にアドバイスをしていただけませんか!?
ご返答を待っています!!

(A子は中学一年女子で現在不登校の状態にある。)
【 中一当初は通学していたが、12月ごろより学校にいかなくなる。現在はほとんどを自宅で過ごしている。現在の生活は毎日、昼過ぎに起床し、テレビを見たり漫画を読んで過ごしている。外出することはほとんどない。勉強もほとんどしない。特に数学が苦手だというが、知的な遅れや発達的障害はない。かつて、小学校5年のとき、いじめにあった。当時、やや太っていたために、体型をからかわれる言葉をふざけて言われ、ショックを受けたことがある。また、現在の学校との関係であるが、担任教師が毎週一回、教室で配布されたプリント類を届けに家庭訪問に行っている。だが、本人は担任と会おうとせず、母親が代わりに受け取っている。友人はほとんどいない。自分から積極的に声をかけることは苦手である。声をかけられてもついに緊張してしまい、うまく答えられず仲間に入れないことがある。父は公務員。母は専業主婦である。他に高校生の兄が一人いる。家族と家計は特別な問題点はない。】

A 回答 (3件)

こんはんば。

初めまして。
臨床心理学を専攻しているものです。


事例検討として考えますがよろしいでしょうか?
カウンセラーという設定は、SCということでよろしいですか?
いまいち把握できないことが多すぎるので、いろいろな取り組みが想定されると思います。

まず、家庭に問題はないことや、友達関係からすると、彼女が学校に行けない理由は「いじめ」そのものだと考えます。
それが、行かなくなった12月だったかどうかは関係ありません。それは、彼女の心の状態なので。

友人関係で、苦手であるだけで拒否することもなく、担任の訪問も拒否しないことからすると、彼女は人を拒否しているわけではないと考えます。
受け入れたいとは思っていても、できない。
そういう状態だと考えられます。

家族に問題がないので、良好な関係です。
そもそも、不登校というのは、悪い家庭環境か、よい家庭環境か、どちらかに起こるものだと思われます。
よい家庭環境というのは、甘えることができる環境です。
母親との愛着関係がしっかりとあるからこそ、家に逃げることができる、不登校になるということができます。
そうでなければ、無理して学校に登校し続けます。
そして、もっともっとひどくなります。

それから、「いじめ」が主な要因だと考えられますが、問題というのは増幅システムで成り立っていますから、それだけではありません。
問題増幅として、勉強の遅れがあると考えられます。
中学に入れば、小学校と異なり、勉強の進み具合などもとても変わってきます。
そうすると、少し学校を休むだけでも、大変な遅れとなり、その遅れが怖くて、また学校に行けなくなります。
あきらめと、不安に押しつぶされそうになることにより、家庭で一人で勉強することなんて、とてもできなくなります。
彼女が、現在、昼夜逆転の生活で、勉強をしないのは、ごくごく当然です。


問題の見立ては、以上のようになると思われます。

そして、次に対応策ですが。

まず、家庭への支援が必要だと考えます。
問題がないとはいっても、それは要因の点であって、今現在、家庭の、特に母親はとても傷つきを受けていると思われます。
愛情をもって育ててきた娘が、不登校になるというのは、とてもとても傷つきです。
不安も心配も疲れもあります。
けれど、娘にとっては、家庭は逃げ場になっていて、守ってくれる場所です。母親からのサポートは、とても重要です。
だからこそ、支援が必要です。
SCが母親面接などを定期的に行うのがいいのですが、あとは、教育相談所ですね。

それから、担任へのサポートも必要だと思われます。
学校との唯一の接点のようですし、これが切れてしまったら、何もなくなってしまいます。
担任は、他の子どもとの関係ともつながっていますので、とても重要です。
ただ、母親と同様、担任も傷つきがあります。
それをサポートする必要があります。
これも、SCが行う仕事です。
多くは担任の愚痴になるのが現状ですが、
それをうまく利用してサポートすることができます。

さらに、本人へのサポートです。
本人がもし、学校へ行けるような状態であるなら、授業に出たり友達に会ったりする必要はないです。
現在では、保健室登校というのも多く行われています。
まずは、学校の中の一員であるという意識を持たせることが重要です。
時間としては、10分でもいいんです。
そのことに大きな意味があります。
保健室登校がもしできたら、そこで個人的に勉強することも可能です。
もしくは、SCが面接することもできます。

あるいは、メンタルフレンドも考えられます。
勉強のことも、不登校の一要因だと考えれば、治療的家庭教師のようなメンタルフレンドがいいかもしれません。

問題は、ひとつに対処できるわけではなく、いくつもの要因が、いくつもの人物や問題にわたって悪循環を起こしていますので、すべてに対して、すべてを視野にいれたサポートが必要だと思われます。


少ない情報なので、まだ把握しきれていないところがありますが、事例経過としては、シンプルだと思いますので、こんな感じになりました。
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昼起床を朝起床に変える。


犬を飼って、面倒を見る。
毎朝、犬と散歩。
ペットを飼えないのであれば、何か日課を持つ。
家族はこの異常な状況を認め、この少女をありのまま愛する。
可能であれば担任の訪問の時はちゃんと面会する。
※担任は学校に来いとか、みんな待ってるとかを言ってはいけない。中学程度の勉強は人生のいつの時間でもできるので問題ない。むしろ若い今の時間のほうが大切。
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家庭内においては暴力なども含めて問題がないとした場合、社会的要因・心理的要因など問題の原因を探りつつ神経症的行動・不安を強化するような登校刺激を与える行動を周りにとらせないよう注意を促します。


また学校と家庭の連絡は密に行いいつでも復学できるようにします。
不安な反応を抑制し援助を行いながら、テレビの視聴時間や起床時間を規則化していくなど自発的な登校への行動を高めていくよう工夫することが取り組みの中心になると思います。

専門家ではありませんので実際の問題でしたら専門家に相談してください。
参考文献:学校臨床心理学(日本放送出版協会)
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