義足のランナー 400メートルで準決勝進出
ロンドン五輪陸上
男子400メートル準決勝進出を決めた両足が義足のオスカー・ピストリウス
Photo By AP
男子400メートル予選で、両足が義足のオスカー・ピストリウス(南アフリカ)が45秒44で1組2位。準決勝進出を決めた。
ピストリウスは五輪に出場する初の義足陸上選手。昨年の世界選手権(韓国・大邱)でも400メートルで準決勝へ進み、1600メートルリレーでは銀メダル獲得に貢献した。
準決勝は5日(日本時間6日未明)、決勝は6日(同7日未明)に行われる。
▽ピストリウスの話 五輪の舞台に立てたことを誇りに思う。スタジアムの大観衆に感動した。いろんな感情が入り交じった。泣き叫びたいような気持ちにもなった。競技人生のハイライトになるだろう。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/08/04 …
この記事に腑に落ちないものを感じます。
なぜパラリンピックではダメなのか?
義足の性能などを考えると公正な勝負とは言い難いのでは?
パラリンピックをはじめとする障害者スポーツの選手や関係者はこの件をどう考えているのでしょうか?
No.14
- 回答日時:
今から約65年前にアメリカである若者が同じセリフを浴びました。
その若者の名前はジャッキー・ロビンソン。メジャーリーグ初の黒人選手でした。当時、アメリカには黒人リーグがありました。だから、アメリカの保守的な白人たちはみな口をそろえて言ったのです、「黒人リーグがあるのに、なぜメジャーリーグに出ようとするんだ」とね。彼が越えようとしていたのは人種差別の壁でした。彼は対戦チームから試合をボイコットされたり、大変な嫌がらせや非難を乗り越えてメジャーリーグに有色人種の風穴を開けました。後に野茂やイチロー、ダルビッシュのような日本人選手がメジャーリーグに出場できるようになったのも、ジャッキー・ロビンソンがパイオニアとなってくれたおかげであるといえるでしょう。
もし今、日本人の野球選手やサッカー選手がメジャーやヨーロッパリーグで活躍しようとしたときに「お前の国にもプロチームがあるのになぜ俺の国でプレーしようとするのか」といわれたら、それは人種差別です。
ピストリウス選手は、アテネパラリンピックで金1個、北京パラリンピックでは金3個を獲得しました。つまり、パラリンピックでは無敵の存在だったわけ。そんな彼が夢見たのは「俺は健常者と同じトラックに立ってどこまで通用するだろうか」ということでした。
これは、いけないことでしょうかね?イチローが日本のプロ野球で7年連続首位打者を取って、さらにレベルが高いメジャーリーグに挑戦したいと思うことは、アスリートとして至極当然のことなのではないでしょうか。サッカーの香川選手や本田選手がJリーグのレギュラーで満足していたらあれほどの選手になれたでしょうか。
しかし彼の挑戦はそんなに簡単ではありませんでした。単純に、持ちタイムが出場基準に達していなかったからです。パラリンピックでは無敵の存在でも、オリンピックはまだまだ遠い存在だったのです。
それを彼は、自らの努力によって出場基準記録を出すことで出場資格を得ました。確かに彼の義足に対する様々な意見がありますが、私たちが卑怯なシューズを履いてもオリンピックにゃ出場できないのですから彼の努力は評価されるべきです。
どの世界でも、パイオニアは批判を浴びます。コロンブスは「あんなことは俺でもできたね」といわれ、ジャッキー・ロビンソンも叩かれ、そして恥ずかしながら私自身もかつてキング・カズや野茂がセリエAやメジャーリーグに挑戦したときに「通じるわけがないよ。何を調子に乗っているんだか」と批判的な目で見ていました。誰も見たことがない大海原の向こうを目指す人は確かに偉大であると思います。
ピストリウス選手のお母さんは、彼にこんな言葉を語ったそうです。
「本当の敗者は、競技場の一番最後の選手ではなく、最初から出場を諦める選手だ」
(Apple Think differentのCMより)
クレイジーな人たちがいる
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち
四角い穴に 丸い杭を打ちこむように
物事をまるで違う目で見る人たち
彼らは規則を嫌う 彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心をうたれる人がいる
反対する人も 賞賛する人も けなす人もいる
しかし 彼らを無視することは誰もできない
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ
彼らは人間を前進させた
彼らはクレイジーと言われるが 私たちは天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから
この回答への補足
>「俺は健常者と同じトラックに立ってどこまで通用するだろうか」ということでした。
>これは、いけないことでしょうかね?
この『健常者と同じトラック』がオリンピックでなくてはならない理由はないでしょう。
そして論点は、『健常者と同じトラック』における、走る能力に絡む装具についての規定との兼ね合いです。
この点の議論がまだ不十分なのに見切り発車してしまったように思えます。
人種差別を引き合いに出しておりましたが生身VSサイボーグの戦いと同列には語れないでしょう。
>どの世界でも、パイオニアは批判を浴びます。
これに続く理屈は公正な議論の妨げになると思うので賛同はできません。申し訳ありません。
お礼欄ではありますが、既に補足してしまったためにここを使用いたします。
このような残念なニュースを見つけてしまいました。
陸上男子200メートルのオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)は独走状態だったが、残り100メートルを切り、ブラジル選手が猛追。
ゴール直前でかわされた。
2位に終わったピストリウス選手はレース後、「彼の義足は異様に長い。これでは彼のストライドの大きさに対抗できない。100メートルを過ぎてから8メートルもの差を追い付くなんてありえない」と不満を爆発させた。
ピストリウス選手が問題視したことについて、国際パラリンピック委員会(IPC)は「規定にのっとっており問題ない。出場した全選手の義足を確認し、全員が規則に準じている」とのコメントを発表した。(時事)
(2012年9月3日16時14分 読売新聞)
五十歩百歩というか、同じ穴のムジナというか…。
義足で参加した張本人ですら自分を打ち負かした選手の義足にケチつけてしまってるのですから、他の選手が抱く不公平感は推して知るべしといったところでしょうか。
No.12
- 回答日時:
置いとこうかと思ったが、どうも伝わってないので。
義足の者は、なりたくてなったのではなく、事故や病気等だろ?運命を受け入れて血を吐く努力をしてフィールドに立ってる。義足も、走るために作られたモノ。それはある程度は反発力なども強化されるかも知れないが、それを伝える接続面はマメを繰り返してやっとのモノだ。尋常なモノではない。
一方、五体満足な者も、それなりの努力はもちろんしている。たまたま、五体満足な運命だったんだ。それをすべて受け入れた上で、同じ土俵に立って競うのが、何故平等ではないのだろう。
それがズルい、得だと言うなら、足を切ってまず競技だけでなく生活さえも一から始めなきゃならない苦労を味わえばいいんだ。自己責任ではない。元から同じ運命でそこからのスタートでフィールドに立つのに、競えるモノは競えばいいんだと思うんだ。同じに競うことが無理なバスケットボールなどはわかる。だけど、それでもフリースロー対決なら競えてもいい。そういうこと。ハナから、「競技フィールドが違う」と分けることありきは、なんだか違う。
この回答への補足
このような残念なニュースを見つけてしまいました。
陸上男子200メートルのオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)は独走状態だったが、残り100メートルを切り、ブラジル選手が猛追。
ゴール直前でかわされた。
2位に終わったピストリウス選手はレース後、「彼の義足は異様に長い。これでは彼のストライドの大きさに対抗できない。100メートルを過ぎてから8メートルもの差を追い付くなんてありえない」と不満を爆発させた。
ピストリウス選手が問題視したことについて、国際パラリンピック委員会(IPC)は「規定にのっとっており問題ない。出場した全選手の義足を確認し、全員が規則に準じている」とのコメントを発表した。(時事)
(2012年9月3日16時14分 読売新聞)
五十歩百歩というか、同じ穴のムジナというか…。
義足で参加した張本人ですら高性能な義足にケチつけてしまうのですから、他の選手が抱く不公平感は相当なものと思われます。
う~む、なった理由や義足を使いこなすための苦労は全く別問題と考えていました。
>それをすべて受け入れた上で、同じ土俵に立って競うのが、何故平等ではないのだろう。
その土俵、つまり種目に参加するものすべてが受け入れているなら確かに平等と言えなくもないですが。
どの時点を『同じ運命』と考えるとまた話は違ってきますが…。
難しい問題ですね。
回答ありがとうございました。
No.11
- 回答日時:
それを言ったらシューズの性能上げる事が出来なくなるでしょ。
その選手は義足は付けているけどシューズ履けないし。 もし履けても義足で履く為の改造調整しないといけないし。
義足の性能上げるのとシューズの性能上げるのどちらかだけ悪で公正じゃないの?
逆に言えば義足は健常者と対等に闘えるだけの性能に進化したって事でしょ。
この回答への補足
このような残念なニュースを見つけてしまいました。
陸上男子200メートルのオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)は独走状態だったが、残り100メートルを切り、ブラジル選手が猛追。
ゴール直前でかわされた。
2位に終わったピストリウス選手はレース後、「彼の義足は異様に長い。これでは彼のストライドの大きさに対抗できない。100メートルを過ぎてから8メートルもの差を追い付くなんてありえない」と不満を爆発させた。
ピストリウス選手が問題視したことについて、国際パラリンピック委員会(IPC)は「規定にのっとっており問題ない。出場した全選手の義足を確認し、全員が規則に準じている」とのコメントを発表した。(時事)
(2012年9月3日16時14分 読売新聞)
五十歩百歩というか、同じ穴のムジナというか…。
シューズに限らず水着でも性能向上と公平さの問題が出てくるんで、義肢に対しても同じようにセイン王と公正さのルールが必要になってくると思います。
さらに言うなら義肢の調整や義肢を使うための手術がただの医療行為なのか、それを逸脱したドーピングに相当するものなのかといった問題が出てくるのですが…。
回答ありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
義足の域を超えてるでしょう、この南アフリカの選手のは、これ、もう既に偽足でしょう。
しかし、この選手個人には、何の落度も責任もありません。
このような人をオリンピックに参加させた側に問題があるでしょう。
同じような質問をしていましたので、参照してほしいと思います。
カテゴリーをオリンピックにしてしまいましたが、ニュースにすれば、より多くの回答が得られたような気がします。
2012/08/04 21:33
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7627175.html
この回答への補足
このような残念なニュースを見つけてしまいました。
陸上男子200メートルのオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)は独走状態だったが、残り100メートルを切り、ブラジル選手が猛追。
ゴール直前でかわされた。
2位に終わったピストリウス選手はレース後、「彼の義足は異様に長い。これでは彼のストライドの大きさに対抗できない。100メートルを過ぎてから8メートルもの差を追い付くなんてありえない」と不満を爆発させた。
ピストリウス選手が問題視したことについて、国際パラリンピック委員会(IPC)は「規定にのっとっており問題ない。出場した全選手の義足を確認し、全員が規則に準じている」とのコメントを発表した。(時事)
(2012年9月3日16時14分 読売新聞)
五十歩百歩というか、同じ穴のムジナというか…。
私が懸念してたこと、既に出てしまっていますね。
公平さやエスカレートしていく危険性など。
酸化させる際の議論が不十分だと思いますね。
回答ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
オリンピックの目的をどう考えるかによると思います。
勝つこと、勝負が目的なら、これは公平性を欠きますから
妥当でない、ということになるでしょう。
しかし、オリンピックの目的をオリンピズムに従うと
どうでしょう。
=オリンピズム=
『努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・
倫理的諸原則の尊重などをもとにした生き方の創造である。
オリンピズムの目的は、人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立を
奨励することを視野に入れ、あらゆる場で調和のとれた人間の発達に
スポーツを役立てることにある』
要は、このオリンピズムという建前をどこまで貫くか、商業主義と
どの程度調和させるべきか、ということでしょう。
この回答への補足
このような残念なニュースを見つけてしまいました。
陸上男子200メートルのオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)は独走状態だったが、残り100メートルを切り、ブラジル選手が猛追。
ゴール直前でかわされた。
2位に終わったピストリウス選手はレース後、「彼の義足は異様に長い。これでは彼のストライドの大きさに対抗できない。100メートルを過ぎてから8メートルもの差を追い付くなんてありえない」と不満を爆発させた。
ピストリウス選手が問題視したことについて、国際パラリンピック委員会(IPC)は「規定にのっとっており問題ない。出場した全選手の義足を確認し、全員が規則に準じている」とのコメントを発表した。(時事)
(2012年9月3日16時14分 読売新聞)
五十歩百歩というか、同じ穴のムジナというか…。
勝つことに思いっきりこだわってしまってますね。
う~む、あの義肢を作るためにかかった費用を考えると商業主義と切っては切れなくなってくると思います。
尊厳と調和とか普遍とか基本とかはまさに公平性の重視につながると思うのですが。
視点の当て方次第でどうとでも取れてしまいますね、これは。
回答ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
義足が走るための義足であるなら、それを用いてオリンピックに出場する選手がいることは私も腑に落ちません。
これがありならサイボーグでも、なんでもありじゃないかと思えてしまいます。
とはいえ、体の障害を理由に門戸を閉ざすのも酷ですので、障害者がそのハンディを補うために使う道具に規制をかけるルールを作る必要があるかもしれませんね。
話はかわりますがNo.5さんの回答には不快感を覚えました。
オリンピックには根底にアマチュアリズムという思想があります。
オリンピックで勝つために生活を捨て、足を切断するなんてことはやってはいけないことだと思います。
この回答への補足
このような残念なニュースを見つけてしまいました。
陸上男子200メートルのオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)は独走状態だったが、残り100メートルを切り、ブラジル選手が猛追。
ゴール直前でかわされた。
2位に終わったピストリウス選手はレース後、「彼の義足は異様に長い。これでは彼のストライドの大きさに対抗できない。100メートルを過ぎてから8メートルもの差を追い付くなんてありえない」と不満を爆発させた。
ピストリウス選手が問題視したことについて、国際パラリンピック委員会(IPC)は「規定にのっとっており問題ない。出場した全選手の義足を確認し、全員が規則に準じている」とのコメントを発表した。(時事)
(2012年9月3日16時14分 読売新聞)
五十歩百歩というか、同じ穴のムジナというか…。
生身VSサイボーグということになってしまいますね。
他の回答者様へのお礼に挙げたように公正性を欠いてしまいます。
ただ、
>、体の障害を理由に門戸を閉ざすのも酷ですので
そのための方法がパラリンピックだと考えていました。
どうしても同じ土俵でというなら、その土俵の見直しが必要になってくるでしょう。
あと、国家の威信も背負う以上、N05さんの回答した内容も十分に起こりえます。
今でも、こっそり健康を犠牲にしてでも薬で記録を伸ばそうとしている人はいます。
生活を捨てというなら、オリンピックをはじめとするスポーツの大会に向け勉学や仕事、子供なら友達を作って遊ぶことだって大事なことですが、そのための時間すら削って練習に打ち込んでいる(打ち込まさせられている)人はいくらでもいます。
その延長線上に足の切断が来てもおかしくはないでしょう。
それに普通の医療行為でも、ただ命を保つだけではなく、より質の高い生活のためにメスを入れることは普通にあり得ます。
(私もその一人。奇形で潰れた耳を、聴力の回復は叶わないものの見た目を普通に近づけるため形成手術しました)
こういったQOLを高める手術と、より高い記録を目的とした手術、この線引きをどうするかという問題が出てきます。
難しい問題です。
回答ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
難しい所ですよね。
極端な話、義足は機械ですから、健常者の生身の足以上の性能を出すことも可能です。
ですから、生身の足の健常者と義足の障がい者が競争するというのは無理があるような気がします。
競争と言うのは、条件を同じにしないと意味を成しえませんから。
障がい者だって、健常者に負けないという事を言いたいのは分りますが・・・。
この回答への補足
このような残念なニュースを見つけてしまいました。
陸上男子200メートルのオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)は独走状態だったが、残り100メートルを切り、ブラジル選手が猛追。
ゴール直前でかわされた。
2位に終わったピストリウス選手はレース後、「彼の義足は異様に長い。これでは彼のストライドの大きさに対抗できない。100メートルを過ぎてから8メートルもの差を追い付くなんてありえない」と不満を爆発させた。
ピストリウス選手が問題視したことについて、国際パラリンピック委員会(IPC)は「規定にのっとっており問題ない。出場した全選手の義足を確認し、全員が規則に準じている」とのコメントを発表した。(時事)
(2012年9月3日16時14分 読売新聞)
五十歩百歩というか、同じ穴のムジナというか…。
他ならぬ本人が、自分に勝った選手の義足にケチつけて公平じゃないって騒いじゃいました。
動力はないとはいえ、確かに機械という見方もあるんですよね。
それこそ極端な話、自転車に乗って走るのと同じくらいになるかも。
条件御同じにすることと障害者に対する配慮の兼ね合いをどうするか。難しいですね。
例えば発達障害や高次脳機能障害など脳に障害があるが、何らかのツールで記憶力や認識力などを補ってるという人の場合、それを使用して健常者と同じ条件の学科試験に臨むのが公正かどうか?
自分が健常者の立場で、カンペとか一切なく挑んでるとしたらどうなのか?
難しい問題です。
回答ありがとうございました。
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