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事典・辞典(やそれに類する本)の作成における著作権や引用はどうなっているのでしょうか?

論文において、事典や辞典を引用する場合の注意事項は検索すれば色々と出てきますが、その逆はよくわかりません。

例えば、ウィキペディアでワインの項目を見ると、

「ワインは最も歴史の古い酒の一つとされ[4]、現在のグルジア周辺では遅くとも紀元前8000年頃からワインが飲まれていたらしい[5]。また、アルメニアでは約6000年前のものとされる世界最古のワイン醸造所跡が発見されており、その頃には既に高度な醸造技術が確立されていた[6]。」

などと書かれています。

しかし、本来ひとつの文ではなかった[4]と[5]が、編集者によってふたつにまとめられています。
このような引用の形が事典・辞典では一般的なのでしょうか?

論文の場合ならば、人の意見や本で見聞きした知識は「」でくくるなどして、「」でくくらない部分で自論を展開していきます。引用する箇所は要約などせずそのまま書きます。2つ以上の引用を混ぜることもありません(少なくとも、私の知っている範囲では)。
特に、他人の解釈や人の意見を引用するときに上記のことをしてしまうと、盗用や改ざんを疑われてしまいます。

しかし、市販の事典類において、引用符や鍵括弧だらけになった文を見たことはありません。
そもそもウィキペディアのように、文ごとに[1]などをつけることすらないことも多く、項目ごと、もしくは巻末に引用文献が列挙されているものをよく見ます。

さらに、単なる事実説明に加え、解説書としての役割を果たしているものの場合、解説に関しては編集者の考え出したものであり、言うならば、自分の文と他人の文がごちゃまぜになっているとも取れます。

読者としては読みやすいのですが、この形式は法的・マナー的に問題ないのでしょうか?

A 回答 (1件)

まず、引用には


1.一字一句同じ表現を使う「狭義の引用」
2.要約を含む「広義の引用」
の二つがあります。

論文も辞典・辞書のたぐいも「広義の引用」が基本です。
論文で括弧だらけだったら、アホだと思われます。

原文とは違う言葉で、簡にして要を得た表現でまとめることができなければ、そもそも論文を書く資格がありません。
大体、論文や本を丸ごと(狭義の)引用などできるわけないのですから。


Wikipediaがよくまとまっているので、ご覧ください。
特に「要約による引用」と「科学論文の場合」が参考になるでしょう。

ポイントは
1.言葉は変えても、内容は変えないこと
2.出典を明示し、自分の意見とは、はっきりと区別できるようにすること
これさえ守ればいいのです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/引用
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この回答へのお礼

回答有り難うございます。

回答を頂いたおかげで、自分の中のもやもやが取れました。

私の現在いる学科では、言葉の定義や文言そのものを取り扱うことが多く、勝手な解釈が許されないので、狭義の引用が多かったのだと分かりました。(といっても、さすがにアホみたいに「」だらけにしている人はおらず、要所要所のみですが)

実は、科学論文を以前見たことがあったので、広義の引用の概念らしきものは知っていたのですが、分野によって引用の方法が違うのか? と考えてました。

しかし、基本が分かったので、これからは大丈夫そうです。

ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/24 22:43

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