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私は文系の大学4年で卒業研究をしています。
現在は知識を蓄えるために新書を読んでいるのですが、新書はアカデミズムよりもジャーナリズムの面が強く、学術論文とは一線を画すると聞いたことがあります。
実際にciniiにある論文の参考文献欄に挙げられているのは学術論文・学術本が主流であり、新書を挙げる論文は少ないように思われます。
新書はとても有用だと思うのですが、論文執筆のときは参考文献に挙げるべきでないのでしょうか?

A 回答 (3件)

卒業研究だったら大丈夫ですよ。

学術論文になると、結構厳しいことを言われるそうです(理科系なのでよく分からないけど)・・・フィールド調査もしていないのか?とか、データ集めもしていないのか?とか・・(理科系では普通なのですが・・・)。

そんなわけで、教官(講師か助教)辺りに聞いてみると良いかも知れません。もしかしたら、可能になるかも知れませんし、却下されてフィールド調査をしなくてはならなくなるかも知れませんが・・。
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この回答へのお礼

そうですね。まずは先生に聞いてみたいと思います。
できる限りは力を尽くした研究をしたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/01 00:43

新書って言うのは、毎月何冊か出ますよね。


ということは、編集者がいて、出版計画があって、
システマチックに出していると言うことです。
著者も、評価の定まっている方に、評価の定まっている題材で書いてもらいます。

なにを言いたいかというと、
「新書には一次情報は無い」ということです。
ほとんどの場合、「何か別の本の解説」「情報をかみ砕いて書いたもの」
というものであるわけです。
優れた新書でも、よく調べてみると、
その著者は別の厚い本を出していて、
新書はその中身を易しく書いただけ…ということもままあります。

新書はたしかにわかりやすく、有用です。
ただし、論文と言うことになれば、
できるだけ源の情報に遡ることが望ましい。
だから、新書を参考文献に挙げるよりも、、
もう一手間かけて、そのタネ本を参考文献にした方がいいというわけでしょう。

もちろん例外もあり、古典としての評価を得ている新書もありますし、
一次情報が皆無というわけでもないですから、必要なときには参考にするべきです。
ただし、「タネ本があるかもしれない」ということは気をつけておいてください。
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この回答へのお礼

なるほど、新書には一次情報が無いんですね。
まずは新書で全体像をつかみ、次に同著者の学術本を読むのが好ましいんですね。
頑張ってみます。ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/01 00:47

新書の全てが悪いわけではありません。


中公新書とか岩波新書、講談社学術文庫は比較的堅いので、学部の卒論やレポートになら取り上げても良いと思います。これらのシリーズの中には、「これって学術論じゃないのか?」と思うほど難しく、引用もついた骨太な本もあります。もちろん、そういう本の著者は、大学教員などちゃんとした研究者です。

しかし、ここ数年に刊行が開始された新書は、ジャーナリズムを超えて、安い雑誌レベルの内容にまで落ちぶれています。書いている人も、アカデミズムの人ではありません。

質問文を見る限り、その辺の違いは分かる方だと思います。本当に引用したい本なら、新書でも引用しても良いと思います。

ただ、本音を言えば、新書は研究書ではないという観念が存在することも確かです。具体名は挙げませんが、これまで学術書を対象にしてきたある賞が、今年は中公新書の一冊に対して賞を与えてしまったんです。これを聞いた時は、「審査員は、何考えてんだ」と思ってしまいました。普通の人が見たら、それなりに読み応えるある本なんですが、引用などができておらず、既存の学説や周知の事実をかき集めて、整理しただけの本なんです。少なくとも、例年と比べるとレベルダウンしたなと思いましたね。
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