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いつもお世話になっています、こんばんは。

中国本土で話されている中国語と、台湾で話されている中国語にどれぐらい違いがあるのか興味を持ち、質問をいくつか投稿させていただきます。

質問1:中国本土の中国語と台湾で話されている中国語にはかなりの差が生じるのでしょうか?
質問2:語彙・文法・音の分野(聴音・発音)の3つで最も差が出るのはどれでしょうか?
質問3:日本人がより聞き取りやすいのはどちらでしょうか?

お時間ある時にお答えください、よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

前述の回答には少々、正確性に欠けるところがあります。



 まず、現在の台湾語は、基本ベ-スは中国の標準語である「普通語」がベ-スとなった国語を使用しています。台湾語を説明するには台湾の歴史を紐解かなくてはなりません。台湾は1600年代以前は少数民族の住む島でその言語種は十数種に及んだと言われています。その後、1600年代以降に明朝の圧政から逃れた人々が入植し、その多くが福建省からの渡航者と言われています。この時、漢語の一つ、闽語の内、闽南語が入って来ました。と同時に客家語系の住民も入植し、この二つの漢語が入って来ました。
 現在の中国語の七大方言の二種である「闽語(闽南語)」と「客家語」が入ってきています。既設の回答に、言語の類似性を説明されたものがあったのですが英語とドイツ語の類似率は、相互理解するためにはその差異が大きく、日本人が一般に考える方言とは全く異なります。更に中国語では各方言の差異はこれを大きく上回るものがあるとの説明をしたかったと思われますが回答が少し適切ではありません。
 これを踏まえると漢語の七大方言は、その種によっては方言と呼ぶには発音、文法ともに共通部分の大きく異なるものがあり、通常の会話では相互理解が困難な言葉もあります。これは各方言内の分岐された地方語も同様で特に闽語は、東西南北毎に相互理解を図れぬ程の差異がある言葉です。

 台湾語は、闽語から分かれた言語の一つですが、この形成過程は非常に複雑です。明代に入植した人々は政治的に追い詰められた政治犯的要素が強く、その多くは男性であったと言われています。そのため、婚姻関係を少数民族と重ねた故に、台湾語にはその影響が随所に見られます。また、戦前は日本の統治下であったため、日本語の影響も受けています。更に戦後、中華民国が入り、当初は国語として上海語が、後に北京語と現在については、前述のとおりです。

 台湾の現在の教育は国語が主体ですが、複雑な言語の変遷で世代間で意思疎通が困難となるなどの深刻な問題を引き起こしています。昨今は、大陸型の中国語に拘らず、台湾語の表現を含めた国語を教えています。更には少数民族の言葉や客家語も教育現場では教えており、多言語国家の様相を示しています。今回は概要だけの説明ですがこの件はとても複雑で簡単には述べられるものではありません。

 さて、これを踏まえて質問お答えしますが

 1.文法的は基本的には同じ、但し一部発音に大きな違いがある。
 2.共通部分も多いが語彙や発音に関しては大きな違いがある。
 3.聞き取りやすいのは、個人差なので一概に言えませんが、中国語(普通語)の四声(発音方法)に対し  て闽語は6声以上あると言われているので、聞くのはもちろん発音そのものが難しいと思います。

 ※「ma」(日本語読みの「ま」)の発音方法が4つから6つあって、発音によって意味がことなります。
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この回答へのお礼

「賢者は歴史に学ぶ」の言葉があるように、今もなお13億人の話者がいる中国語(総称)にはかなり奥深いものがあるのですね。この数十年の変遷で、世代間で意思疎通が難しいという問題もあるのですね、縦軸(歴史)や横軸(地域)でかなり複雑だなと感じました。実はその「ま」の発音に4つほど違いがあると聞いて、避けた事もありました(苦い思い出です)。
返事がかなり遅くなり申し訳ありませんでした。
お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2013/08/23 07:25

標準語ということであれば、大陸の中国語も台湾の中国語もほぼ同じです。


清代末期に北京で使われていた「北京官話」が元になっています。
大陸では「普通話」、台湾では「国語」と呼びます。
「普通話」と「国語」に分かれて60年以上経つので、若干の違いが生じています。
(以上、No2さんの回答の補足です)

さて、実際に生活で話されている言葉となると、大陸でも台湾でも多数の言葉があります。

大陸では北京語が標準語「普通話」に近いです。
上海語、広東語などは一応「中国語の方言」とされていますが実態は全く別の言語です。

台湾には「台湾語」と呼ばれる言葉がありますが、これは福建省南部から移住してきた漢民族の言葉です。
「閩南語」ともいいます(「閩」は福建省の別称)
移住して古い家系で400年経ちますので台湾と大陸とで違いは出てきているでしょうが、今でも台湾の閩南人と大陸の閩南人とでは閩南語で会話ができるのではないでしょうか。
他にも出身地によりいろいろな言葉が話されています。
「閩南語」の次に話者人口の多いのは「客家語」だったと思います。

というわけで、普段の生活で話されている言葉について質問2・3にお答えするのは比較対象が多すぎるので非常に困難です。

標準語に限定していうと
回答1:それほど差はない。
回答2:語彙。というか「普通話」と「国語」の違いはほとんどが語彙の違い。
回答3:正しく発音すればどちらも同じ音なので聞き取りやすさに差はない。

「普通話」「国語」の発音についてですが、北方の中国人はおおむね正しく発音できます。
それに対し、南方(長江流域以南)の中国人は巻き舌音がちゃんと発音できないことが多いです。
台湾の中国人も「南方の中国人」の範疇に入りますので、「国語」の巻き舌音がちゃんと発音できない人が多いです。
日本人が聞き取るにあたっては巻き舌音かそうでないかはあまり差はないと思いますが、発音しようとすると巻き舌音は多くの日本人にとっては難しいため南方訛りの「普通話」「国語」をしゃべるほうが楽です。

なお、特に若い人は地元の言葉だけでなく「普通話」「国語」も話せますのでよその地方の中国人とのコミュニケーションには困りません。
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この回答へのお礼

日本語でも「方言」があるように、どの言語でもそういう現象がみられますね。
台湾で話されている言語は「閩南語」と「客家語」に近いのですね。
中国語全体として発音はかなり難しそうだとは常々思っていました。
難しい質問設定でありながら、答えていただき感謝します。
返信がかなり遅くなり申し訳ありませんでした。
お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2013/08/23 07:10

普通語と台湾の国語ならば、大体同じです。


方言ならば、台湾で客家話と閩南語をよく使います。
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この回答へのお礼

やはりそこは「中国語」という枠組みなのでしょうか。
日本語も方言によりイントネーションが変わりますよね。
返事遅れまして申し訳ありませんでした。
お答えいただきありがとうございます。

お礼日時:2013/08/10 16:01

西安から日本に留学していて、結構語学に強い人に聞いたところ。



北京語と西安語は、英語とドイツ語くらい違いますよ。

台湾から日本に留学していた友人に聞いたところ

北京語と台湾語は別言語と言われた

山東省から日本に留学していた友人に、北京語を話したら
「何を行っているかわかりませんが、広東語のように聞こえる、広東語はわかりませんが、南方の言葉は母音が多いので」

日本人で、外国語マニアの友人曰く
イタリア語がわかると、スペイン語もなんとなくわかるが、北京語がわかっても台湾語はわからん


質問1:中国本土の中国語と台湾で話されている中国語にはかなりの差が生じるのでしょうか?

別言語と思ったほうがいいみたいです。

質問2:語彙・文法・音の分野(聴音・発音)の3つで最も差が出るのはどれでしょうか?

不明

質問3:日本人がより聞き取りやすいのはどちらでしょうか?

北京語は子音が強いので、母音の強い日本語話者にはわかりづらいと聞いた
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この回答へのお礼

中国語も話者数・地域によりかなりの違いがあるのですね。
多くの外国語に携わる友人をもって羨ましくも感じます。
返事がかなり遅れましたこと、本当に申し訳ありませんでした。
お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2013/08/10 15:58

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