「お昼の放送」の思い出

現在、マナーについて勉強中です。
その問題集の解答として、『恐れ入りますが』と『失礼ですが』が頻繁にでてきます。
私には、この二つの接遇用語の使い分けができず、悩んでいます。本来はどのように用いられる言葉なのでしょうか?(ちなみに、『恐れ入りますが』の普通の言葉は「すみませんが」と記載されています。)
よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

こんばんわ。


日本語のなかの漢字は大部分が中国から移入し、意味や用法が変化しながら日本語の中に溶け込んできました。
中国語漢字では'恐kong3'の意味の中に「気がかり」、「もしかして・・・」の意味が含まれています。

日本語で使用される『恐れ入りますが』も『失礼ですが』も中国語漢文から来ているものと考えられます。

『恐れ入りますが』は、「(ご迷惑をかけてしまうのが)ちょっと気がかりなんですが・・・」。
『失礼ですが』のほうは、「礼を失してすみませんが・・・」ですね。

以上の背景を参考にすると、その使用法もなんかこう、くっきりと見えてきそうですね。
『恐れ入りますが』→
「恐れ入りますが、席を換わっていただけないでしょうか。」
「恐れ入りますが、また明日ご来店していただけないでしょうか。」
以上の言い方は、失礼では有りませんが、相手がどのように反応するかちょっと気がかりですね。怖いですね。

『失礼ですが』→
「失礼ですが、お年はいくつですか?」
「失礼ですが、ご結婚されていますか?」
以上の言い方は、時と場合によっては少しばかり、本当に失礼ですね。礼を失しています。

以上、二通りの言い方用法がaskyさんが疑問に思われた、本来の使用法だと考えられます。

>『恐れ入りますが』の普通の言葉は「すみませんが」と記載されています。
こちらは、便宜上、通称でこのような言い方をしていますという、解釈です。
『失礼ですが』のほうも、通称では「すみませんが」と言い換えてもおかしく有りませんよね。
単なる、便宜上とご理解してください。

ご参考までに;
それぞれ英語で言うと一応、以下のようになりそうです。
『恐れ入りますが』→
I'm afraid・・・
ちょっと恐縮に思うんですが・・・~していただけないでしょうか。
『失礼ですが』→
Excuse me,but・・・
礼を失してゴメンナサイと思うのですが・・・~していただけないでしょうか。

なにか疑問がありますれば、補足要求をお願いします。

この回答への補足

詳しく解説していただきありがとうございます。
大体は理解いたしましたが、(テキストからの抜粋になってしまいますが・・・)

・不意の来客に面談の約束があるかどうか確認するとき
解答は、『恐れ入りますが、お約束をいただいておりましたでしょうか』です。

私の職場では、『失礼ですが、・・・』とご案内していますが、この使い方は許容範囲なのでしょうか??

補足をお願い致します。

補足日時:2004/02/16 10:48
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日本国内においての習慣的・標準使用法では、『失礼ですが、・・・』が妥当だと思います。


「もしかして、礼を失していて、申し訳ないんですが・・・~でしょうか?」=これで十分に丁寧語になっています。決してゾンザイでも、失礼でも有りませんね。'許容範囲'どころか適切語ではないかと個人的には思います。
ごく普通の一般常識用語でもあるし、事務用語でも有ります。本来は、単刀直入に「お約束をいただいておりましたでしょうか?」だけでも良いくらいですから。是だけでも丁寧語になっています。ご提議の、不意の客だったら相手方のほうが礼を失しているんだから『恐れ入りますが・・・』を使用するのはむしろ'不適切'だと思います。

従って、>>不意の来客に面談の約束があるかどうか確認するとき<<にも、こちらの『失礼ですが、・・・』の使用が標準でしょう。

日本人はみなさん優しい人たちが多いです。丁寧語もだんだんとエスカレート?してしまい、『恐れ入りますが・・・』と言う、最大限の丁寧語・謙譲語まで登りつめてしまいました。もう行き着くところまで来たって感じですね。
『恐れ入りますが・・・』の一句を、聴く人によっては、場合によっては、なんと慇懃無礼なと感じる人も出てくる可能性も有ります。どうしてでしょうか。それは、あまりにも丁寧すぎるからです。または、人によってはあまり聞き慣れない一句だからでしょう。

総括すれば;
相手を選んで使い分ける。
相手が顧客なのかセールスなのかただの訪問客なのか、初めて逢う人なのかRepeaterなのか、自分よりも年配なのか年少なのか、時間内の訪問なのか時間外の訪問なのか・・・などなどです。ようするに礼を失しない言い方を選択しておけば'無難'ということではないでしょうか。
面と面で応対する場合は表情も大きく作用しますよね。『失礼ですが、・・・』のほうを使用して最大限友好的に応対すれば『恐れ入りますが、・・・』よりも好感を持たれるかもしれません。
逆に『恐れ入りますが、・・・』を使用して口先ばっかりだったら、'仏造って魂入れず'で逆効果に成っちゃいますよね。

余談で;
中国では普通は、『何か用ですか?』『約束は取っていますか?』・・・是だけです。
欧州・アジアでも普通は、『May I help you?』『Do you have an appointment?』・・・だけです。

以上、ご参考にしていただけたら嬉しいです。
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この回答へのお礼

補足への解答ありがとうございます。

今までの発言がお客様に失礼にあたらなくて安心いたしました。
ただ、私には『恐れ入りますが』には最大限の丁寧語・謙譲語という知識が無かったので、割と多用している部分がありました。今後はもう少し意識して、使い分けができるようになりたいと思います。

またわからないことがでてくるかと思いますのでその時も、よろしくご回答お願いいたしますm(__)m

お礼日時:2004/02/19 16:35

割り込み失礼します。



>・不意の来客に面談の約束があるかどうか確認するとき
解答は、『恐れ入りますが、お約束をいただいておりましたでしょうか』です。

>私の職場では、『失礼ですが、・・・』とご案内していますが、この使い方は許容範囲なのでしょうか??

その問題集は確かなものなのでしょうか。許容範囲というよりも『失礼ですが・・・』の方がより明確で適切だと思います。もしも、約束がなされていた場合、尋ねることが失礼にあたるからです。むしろ、『恐れ入りますが』の方が幅広い意味で使われているので(問題集に「すみませんが」と同義と記載されているように)許容範囲だと思います。

ただ、思うに『失礼ですが』は、少しきついニュアンスがありますよね。「失礼ですが、当ホテルにご宿泊の方でいらっしゃいますか(違うだろう)」「失礼ですが、紹介状はお持ちですか(紹介なしでは入れないんだよ)」という具合で。不意の来客には『恐れ入りますが』の方が、やわらかい印象を与えるのかもしれませんね。

結論としては、
『恐れ入りますが』・・「すいません」の代わりに職業用の丁寧語として幅広く用いる
『失礼ですが』・・・もう一歩、踏み込んで、個人的なことを若干の疑いを持って聞く場合に使用する
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。

確かに、言い方や表情などによって同じ言葉でも、印象は違ってきますね。
本で学習していますと、きちんとした答えが欲しくなってしまいがちなのですが、実際は様々なケースがあると思いますので、あまりこだわらず(間違っては困りますが・・・)柔軟に対応できるように心掛けたいと思います。

ちなみに、問題集は燃○社からでている物で見た目はかなり確かなモノです。ただ誤字や解答に間違いが多かったので・・・。微妙ですね(笑)

お礼日時:2004/02/19 16:22

恐れ入りますがは、相手に何かを強制する場合や使役する場合に用いる語だと思います。


例えば。。。
「恐れ入りますが、おタバコはご遠慮ください」
「恐れ入りますが、担当の○○にお問い合わせください」

失礼ですが、は自分がする(言う)ことが礼を失する可能性があることを承知の上で敢えて行う(いう)場合の語だと思います。
例えば。。。
「失礼ですが、○○様のお母様でいらっしゃいますか?」
「失礼ですが、自動車免許はお持ちですか?」
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この回答へのお礼

投稿後、早速のお返事ありがとうございました

お礼日時:2004/02/16 10:48

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