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いま衆議院選挙を前にして,民主党が公認を受けるならば党議に従うよう誓約書にサインすることを条件として,いわば“踏み絵”が断行されていますが,


なぜ政党というククリが必要なのですか?


人間一人ひとり微妙に違う考え方があって当然であって,

〇〇党だから,この問題に対してはこういう方向で行く,というような


諸問題に対して,政党の意向など関係なく,

議員全員が自分の見解の元,自由な主張をしてはいけないのでしょうか?


その結果,主張多数の意見を採択するという方法をとるのは,ダメなのでしょうか。。

それでは問題がまとまらない,という意見もありますが,

多数決であればまとまらない(決まらない)ことなどありえないと思うのですが,,,



素人考えですが,そのようにシンプルに決議することは困難なのでしょうか?

A 回答 (6件)

1人1人が自由な意見を言って、多数決でモノを決めるなら今の時代、間接民主主義などはやめて、すべて国民投票にすればいいのです。



毎週日曜日にでも、必要な投票をすればすべて多数決で決めることができるからです。

しかしこれには問題があります。そのような時間が取れないなどの問題もありますが、最大の問題は「その問題に詳しくなく、どの意見に賛成していいか分からない」ということです。

たとえば、一般の市民がTPPの賛成法案にどのような態度で接していいか分からないでしょうし、今後の自衛隊の運営に関してどのような投票をしたらいいか分からない人もいるでしょう。薬や医療のことに関しては医師や看護士などで無い限り、一般の人が投票して決めることなど不可能に近いでしょう。

議員も同じです。国会というのは、上記のように経済から軍事、税金、外交、道路のことから航空のこと、海のこと(海と言っても漁業問題と船舶航行の問題ではまったく違いますね)、医療、保険など国の運営に関するすべての法律を審議して多数決で決めるのです。
ですから1人の議員が(特に1年生議員が)すべてを勉強してすべてに自分の意見で議決に票を投じることなど不可能なことなのです。

ですから、政党というのは様々な意見があるなかで「なるべく自分の意見に近い党」でまとまり、その中で、あなたは外交問題委員会、あなたは税金問題、あなたは医療問題などと振り分けて専門的に勉強した人たちが「党の意見」としてまとめ、それをみんなが共有して党議ということでその党に属しているひとはすべて賛成か反対票を投じる、という仕組みになっているのです。

もちろんどうしてもこれは譲れないから「この件に関しては反対」などもこともありえますが、お互い様で協力し合っているのですから、そうもいかないのです。

各個人がすべての政策について深い知識を持ち、すべて判断できるなら、政党はいらないでしょう。しかしそれが出来ないぐらい、テーマの範囲が広いので政党という形でまとまるのです。ですから政党は政策的に保守・保守中道・リベラル・共産、それ以外に宗教的なテーマぐらいしかないのが本当で,後はドイツの緑の党のようにすべて環境問題を基準にする(たとえば薬がテーマで、どれほど進歩的な薬の認可でも環境負担が大きければ賛成しないなど)という考え方もあるわけです。

政党は各党の政策的な判断基準があって、その中で分担してやっているのです。
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この回答へのお礼

“役割分担”が政党の存在理由の大きな理由になるのですね。
たしかに,政治家といっても例えば外交問題に長けている人がエネルギー問題に関してもプロフェッショナルかといえばそうではないこともありましょう。
もしかすれば私達と同じ素人同然かもしれないですしね。

より効率的な国会運営のための政党内での問題の役割分担。

しかし,政治家というのは一体何の専門語り得るのでしょうか?

専門家は解答に一番近いところにいる,しかし結論を出すことは出来ない。
それが必ず正解とは言い切れないからでしょうか
それを議論もしくは妥協して決定してしまうのが政治家,といったところでしょうか。

とても丁寧な解説感激しました。
勉強になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2012/11/21 22:08

別に政党という団体で政治思考する必然性はないですよ



アメリカ大統領選挙なんかその典型例

必要なのは、議員個人の政策を総合的に検証するのが面倒だからw

政党という政治団体で画一化しているような幻想を前提に政治思考しているから・・とも言えるね

諸外国では、比例代表選挙でもない限りは、政党政治であっても、日本ほど政党にこだわらないね

日本の場合は、議員個人が政治意思決定する能力がないことが多い、という見解もあるね

だから、党議拘束といって、政党が議決を拘束するのが一般的になっている

日本の政党政治は、党議拘束だけ見れば異常で異質なんだよ


>素人考えですが,そのようにシンプルに決議することは困難なのでしょうか?


困難でもないけど、判断する知性・情報・情報整理能力などが欠如しているかな
現実に政党でも決議できない現実あるしね

あれだけ政党で決議を拘束するのが日本の伝統のくせに、臓器移植に関しては、最後までどこの政党も一致した結論を出せないで終わったわけだからね
難しい問題だからこそ、結論を政党で出すのが筋なのにw
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一般的に、政党が存在しなかったり政党の力が弱かったりすると、政権が安定せず国会が混乱するので、結果的に独裁者の出現を防ぎきれなくなります。


この場合、政治の仕組みが如何に民主的であったとしても、扇動的指導者が現れれば最終的に独裁になります。

1920~30年頃のドイツは、当時「世界一民主的」と言われたワイマール憲法のために政党が十分な力を持つことができず、結果的にヒトラーの台頭につながりました。

リビアは1970年代に政党を廃止して国民による直接民主制を標榜することにしましたが、結果的にはカダフィによる事実上の独裁が2012年まで続くことになりました。

日本も1940年前後に既存政党のほぼ全てを解散させるという手段をとりましたが、結果的には東條英機の権力が強化されることになり、1945年の終戦へと向かうことになります。
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この回答へのお礼

歴史を見れば,過去の過ちから,未来におけるより正解に近い道を照らしだすことが出来るということですね。

私の考えでは独裁を生みやすい,ということでしたか。

過去にはこのような道をたどってきたのですね。
しりませんでした。
目からうろこです(^^)


大変勉強になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2012/11/21 22:10

”政党ってなぜ必要なのでしょうか?”


     ↑
国民一人一人は何の力も持っていません。
それで、思想を同じくする人達が団結して
その思想を国政に反映する、ということが
必要になってきます。
これが政党です。
つまり、政党とは国民と権力を結びつける
媒介としてその存在意義があるのです。

政党は団体です。
団体としての力を発揮するためには
規約や党首、党幹部などの組織も
必要になります。

”政党の意向など関係なく,議員全員が自分の見解の元,
 自由な主張をしてはいけないのでしょうか?”
    ↑
勿論、法的にはそれで何の問題もありません。
ただ、政党の規約に違反しますので、政党から制裁を
受けるだけです。
この制裁は私的なものに過ぎませんが、政党を離れると
資金などで色々な不利益を受けるので、ぶつぶつ言いながら
も従う訳です。

”素人考えですが,そのようにシンプルに決議することは困難なのでしょうか?”
     ↑
政党を廃止でもしない限り、困難ですね。
(1)政党を廃止することは憲法に違反します。
 政党の法的根拠は、結社の自由、表現の自由、思想信条の自由
 参政権の保障などにあります。
 政党を廃止することは、憲法のこれらの条項に違反します。
(2)前述のように、政党は国民と国政を媒介する存在です。
 政党が存在しないと、国民の意思が政治に反映されにくく
 なることが予想されます。
 国民一人がいくら不平不満をぶちまけても、政府は委託も痒くも
 ありません。
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この回答へのお礼

>政党の規約に違反しますので、政党から制裁を受ける

これは表現の自由と矛盾しないのですか?
この制裁措置は違憲とはいえないのでしょうか?

お礼日時:2012/11/21 09:13

一人ひとりだと考えがまとまらないでしょ 文字通り烏合の衆になるんじゃないですかね 480人いてるわけですし


今石原さんと橋下さんがくっついてお互いもともとの政策が違う 大同小異で考えがぶれているってネガティブキャンペーン絶賛中ですけどね
もともと自民にしても民主にしても 質問者さんのおっしゃる通り細かな考えは違うと思います。
小さいどころか民主でも自民でもTPP賛成派反対派 原発推進派反対派って小異どころか大異だろって感じもしますしね
もちろん基本多数決なんですよ 今なら同じ民主党内でも賛成しない人は手を上げないし他政党でもその意見に賛成であれば手を上げます。 多数決で決めるから各政党一つの政党だけで過半数を取りたいんですよ
それができないと連立しなければなりません そうなってくると相手の意見を飲まないといけません そうなってくると大同小異
での合同になりますよねそれが単独で過半数取ると自分の政党だけで多数決しても勝てますからね

結果的に数が力ってことになるんでしょうね 会社でも個人の意見は通りにくいが団体では交渉できるでしょ
同じだと思います。
ま、一人ひとりの意見ってことになれば議員数は少なくて済みそうですが 結局突き詰めれば日本国民が全員違う意見だとしたら
日本国民分議員数がいることになりますよね? 
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>>それでは問題がまとまらない


うん、それだけ。以上。
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