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中学校の部活動はどうあるべきか疑問を感じています。
ゆとり教育により土曜休みになって“地域に返す”と言われる方もおられますが現実は塾、部活に当てられています。
息子の通う市立中学校サッカー部は週日は毎日朝練と放課後の部活、土日祭日は対外練習試合と部活でスケジュールいっぱいです。
これは熱心な地域のスポーツ少年団からスライドして中学に移行していることが原因です。(親が熱心)
義務教育の部活でありながら内容はクラブチームのようになっております。
顧問の先生の他にコーチ2人(親のボランテア)も付いています。
当然 勝ち負けにこだわるためイジメの温床にもなっております。
学校では月1回は部活を休むようにと言っているようですが、これが義務教育部活の現状でしょうか?
中学関係者の方(先生or保護者)アドバイスお願い致します。

A 回答 (6件)

現職の中学校教諭です。

野球部を担当しています。

すぐにでも改善すべき問題は、「近辺の中学校は部活動は特別の事情がない限り入部しないといけない」という点です。♯3の方が言っているように、現行の制度では、全員加入の根拠は全くありません。部活動に参加しない自由は保障されるべきなのです。この点は学校に掛け合って、部活動に参加しない自由を認めてさせた方がよいと思います(加入しない理由の申告なども全く不必要)。

これによって部活動への参加義務は消失しますから、あなたのお子さんが、「対外試合をしてみたい」という気持ちがなく、「休日にはサッカーをするよりも他のことをしてみたい」というのであるならば、気のあった友達と、公園などでサッカー遊びをすればいい、ということになります。実際、スポーツはやってみたいけれど、部活動というスタイルは自分には合わないと感じる子どもたちは年々増えています。

以下、蛇足かもしれませんが、教師の側から見た部活動の問題点について、保護者の方に知っていただきたいことがあります。


私事で恐縮ですが、私の家庭は共働きですし、まだ幼いわが子とのコミュニケーションをとるために、正直なところ、自分が担当する部について、土日祭日は休みにしたいという気持ちを持っています。しかし、現実的にはそうできません。

理由として、対外試合や練習試合を実施するためには休日を利用するしかない、ということです。そのスポーツが本当に好きで部活動に参加している子どもたちは、ほとんど「対外試合や練習試合をやりたい」と考えています。したがって、土日祭日のすべてを休みにしている教員がいたとしたら、自分の主義を貫くために生徒の願いを受け止めていない教師であると言わざるを得ません。

PTAとしてゆとりのない部活動による弊害を訴え、こうした運動が高まり、実を結んだと仮定しましょう。
学校での部活動は、土日祭日に実施してはいけないということになったら(かなり多くの教員も、実は、そうした方向を望んでいるのですが)、一番の不利益をこうむるのは、休日もそのスポーツをしたいと感じている熱意ある子どもたちなのです。全体の会議の場(PTA総会など)で発言するのなら、そうした子どもたちのことも必ず念頭において発言して欲しいです。ハードな活動内容は、ある子どもにとっては害悪であっても、ある子どもにとっては有益なのです。

今、仮定の話として触れましたが、すべての部が勝利至上主義で全くゆとりのない活動をしているわけではありません。現実には、顧問の考え方によって公式戦以外休日に活動をしない部はいくらでもあります。「うちの学校は、すべての部が休日も活動しています…」などという学校の方が、現在は少ないと思います。
ただ、経験として言えることは、公式戦以外休日に活動をしないような部の顧問は、ほとんどの場合「いいかげん」です。部活動の指導に対して熱意がなく、だらけた練習によって子どもたちの意欲を減退させているようなことが多いのです。

私自身、公式戦が近い時期以外は極力休みを多くするようにしています。オフシーズンはほとんど練習をしません。その結果、父母からの「なぜ練習しないのか」「もっと強くしてくれ」といったクレームを受けることが頻繁にあります。そして能力が高い生徒がどんどんクラブチームに流れていってしまうのです。こんな状況の中で、学校教育の一環として行っているのだから、体力などが劣る生徒であってもついていける活動にしたいという私の願いが本当に正しいのだろうか、と苦悩することもしばしばです。

日本では「当該スポーツの技能を特に高めたいと考えている者はクラブチーム。スポーツを楽しみ、レクリェーション的なものは部活動」というような社会的コンセンサスが出来上がっているわけではありません。技能が高く、「とにかく上手くなりたい。勝ちたい」という気持ちで、学校の部活動に参加している生徒もたくさんいるのです。

こうした議論も、そもそも野球や(協会がピラミッド型に整備されている)サッカーなどの競技にクラブチームという選択肢があるからであって、そうした選択肢のない種目や中学校の部活動以外にスポーツの環境が整っていない地域もありますよね。
その中で、「中学校の部活動はこうあるべき」と
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この回答へのお礼

現職の先生から回答いただいて大変ありがとうございます。
中学の部活が強制ではないことがわかりました。
おっしゃるとおり、連日のように部活をやっていてまだ足らない子がいることも事実ですし、負担になっている子もいます。
顧問の先生はサッカーについてはあまり得意ではないのですが熱心な親や生徒たちの影響から略同様なスケジュールをこなしているようです。
先生はまだ新婚で赤ちゃんがいる3人家族です。
個人的には家庭も大事にしてほしいのです。

今まで熱心な部員も体の成長とともに伸び悩みストレスを抱えている子もいます。
当然、伸びる子に対してイジメる傾向が出ています。
勝ち負けにこだわる部活からは負けたときの責任問題が発生します。
次につながる反省なら良いのですが個人攻撃に終わってしまうと意味がありません。
結果的にミスをする子や下手な子は試合に出さないような状況になります。
昨年、他校の親から地域のサッカー好きの中学生を集めてクラブチーム(楽しむチーム)を作ろうという動きがあることを聞いたのですが現状では実現できていないようです。

好きなスポーツを思い切り楽しめる環境が必要と思いますので、今後も勝ち負けにこだわる親たちとの話し合いを続けていこうと思います。
勝ち負けにこだわる親たちの意見の方が圧倒的ですが・・・

お礼日時:2004/03/13 10:13

♯4のものです。

中途で誤送信してしまい申し訳ありません。

まとめると、「部活動に関して多様な選択肢がある状況が望ましいし、公教育は状況改善に向け努力すべきであるが、現状では、選択でき得るような環境を充実させる前に解決すべき問題が山積している。」ということです。

個人的な意見としては、所与の条件の中で自分が輝ける場をつくっていこうとする態度を育てることも大切なことだと思います。
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1、保護者として、「その集団に、我が家あるいは我が子があわない」と判断するなら、退部すればよい。



#最終的に、部活動に何を求めているかという部分で、人によって価値観が違う。

2、部活動は、教育課程の範囲外だから、教職員は本務としてではなく、半ボランティア(指導自体が任意で、指導している時間帯も、17:15以降はボランティア。休日の出勤はほとんどボランティア扱い→具体的に示せないが、手当ては昼食代と交通費程度が一般的)として参加していることをご留意いただきたい。

#世の中には、月給泥棒のような教員がいるのも事実だが、家庭サービスと休養のほとんどをなげうって、「他人の子」の面倒を見ている教員も多々いる。

3、勝負事で勝ち負けにこだわることは、非常に大切だと思うが、いじめとは直接結びつかない。いじめの問題は、別の土俵で議論すべきだ。

#常勝どころか、常敗でよいなら、厳しい指導や長い練習時間は必要ない。また、悩みがなく「楽ちん」なら、人間関係のもつれも非常に少ない。
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それが現状です。


全体の会議の場(PTA総会など)で、部活動による弊害をしっかりと訴えなければ、改善されないでしょう。
部活動にこだわる教員の方が、現場では声も大きく、主導権を握る傾向があります。また、そのような人の方が管理職になり易いようです。
現在、全員加入の根拠はありません。かつては、必修クラブの代替として部活動の全員加入を導入している学校もあるやに聞いていますが、現在は必修クラブが廃止されているためその根拠が無くなっているのです。
勝敗にこだわるような部活動は、生徒によっては悪影響があるのは必然です。積極的な親の声が大きいというのは分かりますが、否定的な親の声を学校に聞かせないと、ますます積極的な動きになってしまいます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なかなか回答が得られないのでダメかと思ってました。

近辺の中学校は部活動は特別の事情がない限り入部しないといけないようです。
例としてピアノを習っているとかですが、発表会のビデオ撮影等の提出(証拠)が条件だそうです。

これからも会合等で行き過ぎのないよう発言していこうと思います。

他の地区の中学校の部活の頻度はどの程度でしょうか?
週日の朝夕の部活及び土日祭日の対外試合というスケジュールは普通なのでしょうか?

お礼日時:2004/03/07 18:28

中学生で野球部の者です。



まず一つ目のゆとり教育が云々・・・。についてですが、自分の息子が好きな(好きだからスポーツをしているのでしょうから)ことを従来より長く行えるのですからそれは喜ぶべきではないでしょうか?
ゆとり教育に対しての反感は良く分かりますが、元々そういう狙いだったと受け止めちゃいましょう(笑)

そして勝利に固執するとの指摘ですが、それはそれで選手(子供達)にとってはいいものではないのでしょうか。
なぜなら部活動とは生徒が極端に少ない学校でない限り強制入部ではなく選ぶことができるからです。

話は変わりますが親がうるさいコーチをやめさせたが部員本人の希望で監督として復帰したという話もあります。
親が子を心配する気持ちはよく分かりますが、大切なのは本人たちの意見です。上のように親と部員では思っていることがまったく違うことがあります。息子さんとじっくり話し合ってみては?


場違いでしたら申し訳ありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
息子が今の過密スケジュールを望んでいるのならこういう質問は出しません。
部活動は強制ではないのですか?校外で何らかの活動をしている場合のみ部活動を免除出来ると聞いています。
将来も野球一筋でやっていくのならいいでしょうが、進路が決まっていない人は色々な選択肢があってもいいと思います。
過密スケジュールを知らずに入部したのはうかつでしたが・・・
部活のない日に好きなことにチャレンジすることも必要と思います。
義務教育だからこそゆとり(人間育成)が必要と考えます。
子供は今現在の勝負にこだわりますが、親の立場では勝負にこだわるよりも人間として成長してもらいたいと考えるのです。
うるさいコーチをやめさせたい理由は子供の育成に支障があると考えたのではないでしょうか。
いずれにしても過密スケジュールを望む立場の意見を聞けて良かったです。

お礼日時:2004/02/23 21:12

中学校教員です。


私の学校は僻地の学校で地域密着型なので、同じように親が熱心です。
大会の成績も大変良く、いつも優勝しているような部活です。
外部コーチも数人ついています。
しかし、体作りの面やその他教育的な配慮から、大会直前をのぞいては基本的に週1以上は休むということにしています。
学校だけが勝手に決めるのではなく、部員にも保護者にも学校の考え方をしっかり理解して貰い取り組んでいます。

ご質問の内容は大変よくわかります。
決して好ましい状況ではありませんね。
親が熱心だとこうなりやすいですね。
それから、先生の中には部活命の人もいます。
部活の保護者会などがあればそこで意見を出すとか、顧問の先生や他の話しやすい先生に相談してみるとか、もうすぐ学校の総会などもあるでしょうからそこで質問してみるとか。
とにかく、意見を発信することをお勧めします。
息子さんの学校がそういった意見に耳を貸してくれる学校だと言うことを信じて・・・
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます。
保護者会や一部の親たちには意見を出していますが、過激な人達がリードしている現状ではなかなか理解されにくく強いチームにするためには対外試合をこなすのが一番という考えのようです。
休みに家でぶらぶらしているより試合を組んだ方が良いという考えです。
たまの休みにやることがないというのが問題だと思うのですが。

お礼日時:2004/02/23 20:39

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