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私が唯一知る、山口誓子の句で、

“神これを創り給へり蟹歩む”があります。

この俳句は、どういう意味でしょうか?

A 回答 (3件)

いい句ですね。

この世の命あるすべてのものは、神がこれをお作りになったのだ。
小さな蟹を通して、神を賛美し、自然のなかに生きとし生けるものの命を思う。
人間はその時、自分もその一つに過ぎないことを知り、謙虚になる。

かには不器用にゆっくり歩いているようですが、
捕まえようとするとあれで素早く走って逃げます。
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これとはもちろん蟹です。



神さまは蟹をお創りになった。
→蟹歩む
ここで、なぜ蟹かということが鑑賞のポイントとなります。鶏でも、狐でも、エリマキトカゲでもいいかもしれません。でも、やはり蟹である、そしてこの季語は動かない(俳句の世界で「動かない」は入れ替えができないという意味)と誓子は考えているのです。

そうすると、他の生物と蟹とで決定的に違うのは横歩きをすることでしょう。
普通は真直ぐ歩く生物の中に、蟹という生物は横歩きをする。この蟹を神はお創りになったというのです。

このようなひねくれ者も神はお創りになった、まっすぐ人生を歩む人間ばかりではないーーという意味が言外に込められているのは、季語が動かないということを前提にすると明らかです。→(俳句は文脈で別のことが示唆されていない限りは、自分のことを詠むとされているという原則にたっての解釈です)

ネット上には
蟹が横歩きするのは神様がそう創ったから。じゃあ人がいろんな悩みを抱えて生きるのも神様がそう創ったから
というような文もありました。この解釈も悪くはないですが、私は自分のことを詠むという原則に従って解釈した方がよいと思います。

以上、ご参考になればと思います。
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 素人猫ニャ。


 蟹って変な生き物やのぉ、目が飛び出して不細工やし、手はハサミやん。それにあんなに足がぎょうさんあるのに横にしか歩かれへんやん!
 そうか?でもな、神さんは蟹のこと思うて、そう創りはったんや。人間やほかの生き物がどう思おうと、これが蟹にとってベストのスタイルなんや!そう思わんか?ワイはそう思うけどなぁ。
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