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アルジェリア人質拉致事件で、アルジェリア政府はなぜアルジェリア軍独力で対応しようとしているのでしょうか?
おそらくアルジェリア軍には人質もろともテロリストを殲滅する能力はあっても、人質救出作戦の訓練を積んだ特殊部隊は無いと思います。あったとしても米仏の能力には遠く及ばないでしょう。
強行突入するか否かはアルジェリアの国情もあるので仕方ないでしょうが、どうせなら外国の協力を得たほうが被害が少ないと思うのですが。

A 回答 (11件中1~10件)

あとで恩を売られるのが嫌と言うこと。


さらに救出技術もうちでもこれだけある(技術・ここ軍の能力の誇示)。
別段米仏の能力と比較なんか関係ないとの考え方でしょう。
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外国の警察・軍事力を利用するという事は、自分達の政府にはそれだけの能力がないという事を満天下に宣伝するようなモノであり、反政府勢力に弱点をさらけ出したり、国民の信任を失う元になる



それに質問者の言う外国というのは、米英などの非イスラム国家ですよね?
イスラム教徒を排除(殺害)するのに、異教徒の力を借りるのですか?それでは、さらにイスラム勢力の反発を増すことになるんだけど・・・・

例えば衛星情報を受け取るとか、そういう目に見えない支援は受けても目に見える支援は受けられませんね

宗教が絡むと、単純に強い弱いとか出来る出来ないという合理的な判断だけでは済まない、面倒なんですよ
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アルジェリアは1954年までフランス領だったのですが、戦争によって独立を勝ち取りましたから、NATOやEU(どちらもフランスを含む同盟)の軍に助けを求めて、その軍が国内で活動するのをよしとはしないんじゃないですか?



例えばですが、かつて日本の植民地であった韓国と言う隣国がありますが、
韓国でテロ組織が日本人を含む人質をとって立てこもったとして、自衛隊に救助を要請するかと言われれば、答えはNOでしょうね。
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 アフリカ諸国には欧米に助けを求めると、派遣軍が事件解決後も、そのまま居座る可能性を警戒する心理があります。

旧植民地だった国だから、欧米の軍隊がいないと安定を保てないのだという考えを持っている国が少なくないからです。

 欧米の軍隊が長期間駐屯すると、政治に干渉されたり、軍事クーデターを引き起こされたりして、独立が保てなくなる危険があります。脆弱な独立政権ほど旧宗主国の軍事干渉を恐れるのです。

 それでなくても、世界有数の産油国であり、天然ガス産出国のアルジェリアは、隣国のマリがアルカイダに支配され、フランスが軍事介入している状況です。アルジェリアが欧米諸国に助けを求めると、石油目当てに押し寄せた軍隊に支配されて、独立が崩壊する危険も十分にあり得ます。

 何よりも、今回の大量人質拘束事件が、天然ガスの価格が下がっている現状に不満を持っている国々によるアルカイダへの軍事支援で起こった事件であるのは明白で、天然ガスの利権を争う国々の軍隊が国内に雪崩れ込むのは治安上も好ましくありません。

 おそらく、アルジェリア政府は人質拘束事件は軍事介入を狙っている欧米の罠ではないかと疑っているのではないかと思います。実際、過去にクーデター事件を引き起こして、軍事介入に踏み切った例が無かったわけではありません。

 政情不安定な国では、外国軍の国内駐留は政府の統治権を奪われる危険があります。早期解決を狙って軍隊を突入させたのは、アルジェリアの国情からでしょうし、事件の背後に欧米やロシアの天然ガスを巡る利権が絡んでいるとしたら、事件の長期化は危険だからです。
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新聞記事によりますと、アルジェリア人というのは非情に気高い人たちなんだそうで、外国人から干渉されることを極端に嫌うそうですよ。



元々あそこのプラントは軍が警備していたそうですので、アルジェリア軍が警備をしていた施設がテロリストに乗っ取られたうえ、その制圧に外国軍の助けも借りたなんてきた日にゃ軍の面目が丸つぶれですからね。プライドの高い民族なら余計耐えられないと思いますよ。

ところで、人質救出の特殊作戦というのは実はとても成功率が低いそうです。エリート部隊である特殊部隊を使っても成功率は2割程度なんだとか。以前、誘拐ビジネスに関する交渉人の本を読んだことがあるのですが、その著者によると武装誘拐犯に対して特殊部隊を使うのは「愚の骨頂」なんだそうです。
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以前はフランス植民地だった


二次大戦後、アルジェリア戦争で独立を勝ち取って社会主義政策をとる
一党独裁から複数政党制へ移行することになり、初めての選挙。
「イスラム原理主義政党」が勝利したがその直後に軍のクーデター
選挙結果自体を「なかった事」にした
ざっくりとした経緯です

つまり選挙で負けたにもかかわらず、暴力で維持した政権です
協調・協力路線は考えられなのでしょうね

イスラム政権が誕生するはずだったのをクーデターなんかで潰したもんだから
イスラムからの反感は強く、日常的にイスラム過激派のテロが起きている
対テロリスト戦のキャリアで考えれば、かなり高い経験値を持っているはずです
諸外国の協力は必要ないと判断したのでしょう

まあそもそもが、外国の軍隊に国内での軍事行動を行わせるのはどうかな?
とは思いますが・・・
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 再発防止でしょう。

テロには妥協しないという意思表示です。ミュンヘン・オリンピックを思い出します。
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ペルーの人質事件のときもあった議論なんですが…。



ちょっと想像してみてください。

あなたの国では少し前に、長い内戦があって、多くの人が死にました。
その時に皆で豊かな国々に助けて下さいと何度も訴えましたが、誰も取り合ってくれませんでした。豊かな国のテレビや新聞は、あなたたちがいくら手紙を送っても、平和活動家の人たちがいろんなところに頼みに行っても、完全に黙殺していました。そのために、あなたの親類や友人などがたくさん殺されました。
その時、豊かな国の映画会社は、あなたの国や近くの国の人たちを悪役にして、アクション映画をいっぱい作り、あなたの国の人たちは馬鹿だから殺されて当然みたいな話ばかりを作って、大儲けしました。

内戦が終わって、しばらく平和になったと思ったのですが…。
そのうちにまた、近くの変な国から「助けてやる」と言ってあやしい人たちがいっぱい来ました。その人たちはあなたたちと同じ宗教だと言っていますが、言ってることが何か妙です。
そのあやしい人たちはお金持ちのボンボンで、受験勉強ばっかりして育ち、豊かな国に留学したのはいいけれど、そこの女の子にふられたり、イジメにあったりしておかしくなった人たちでした。単にコンプレックスで豊かな国が憎いだけなのに、何だかネットで聞きかじったような中二病全開の理屈を駆使して、豊かな国を滅ぼすのは神の意思だなどと主張しています。
子どものころに受験勉強ばっかりして、伝統文化を全然学んでないから、あなたがたの神様がいちばん大好きなのは平和なんだといくら言っても、理解しないようです。
こういう人はスルーするのがいちばんなのですが、金持ちなので武器商人たちが放っておかず、いろいろそそのかします。ついに彼らはあなたの国でテロ活動を始めてしまいました。

また、あなたの国で人が殺され始めました。あなたは、また自分の家族や友人が危険にさらされないか、気が気ではありません。
でも豊かな国の人たちは、他の国の戦争の話ばかりして、あなたの国のことには関心を示しません。あなたの国の人たちもあきらめて、自分たちだけで何とかしなければと腹をくくったのですが…。
ある日、テロリストが豊かな国の人たちを人質に取るという事件を起こしました。突然、豊かな国の人たちはいろいろと口をはさんできて、人命は地球より重い、だから人命優先で解決しろなどと言います。

あなたは思います。
偉そうに「人命は地球より重い」とか説教してるけど、結局、豊かな国の人間の命だけが重いってことかよ?

どこかの国で何年か前に外国人の人質事件が起きた時は、その時だけ外国の軍隊が助けに入って、豊かな国の人の命だけ助けたけど…。
その後、報復テロが何回も続いて、何十人、何百人と現地の人が殺された。でも外国はそのニュースを報道すらしなかった。

その人たちの命は重くないんかい?それとも「人命」とすら思ってないの?豊かな国の人間じゃなければ、みな虫けらってこと?

豊かな国の人たちはなんて勝手なんだろう。
あんたたちの命だけを助けるために、報復テロで自分たちの家族や友人が殺されるかもしれないなんて、まっぴらだ。おとついおいで。

アルジェリアの現在の状況は正確には伝わって来ていないので、多少細部は違うかもしれませんが…。
今までいろんな国で外国人を狙ったテロがあった時に、現地の報道機関やネット掲示板で言われていたのは、だいたいこんな話です。

今までに他の国で、外国人人質事件が起きた後は、国内の世論がそんな感じになって、政府の支持率が急降下していることが多いことを考えると、アルジェリア政府としても、そうそう簡単に外国軍の支援は頼めないでしょうね。
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ひとつは、アルジェリア国内の事情ですね。


今のアルジェリア政府は世俗的権力が強い政権です。
しかも、1991年に行われた選挙でイスラーム勢力が伸びたら、軍部で制圧して選挙をなかったことにしたそうです。
つまり、世俗的な色の強い政権とイスラーム過激派とは水と油のような存在であり、今回のテロリストと妥協すれば、国内のイスラーム勢力が勢いづいて、政権の足元が揺るぎかねません。
なので、最初から交渉の余地は殆ど無かったわけです。

もう一つは、仏・米との関係でしょうね。
アフリカ第三の産油国であることから、当初関係は良好だったようです。
しかし、米国が始めた「テロとの戦争」や元宗主国のフランスが植民地支配の肯定的な面を歴史教科書に載せるようになってから、徐々に関係が冷めていったそうです。
そこに直撃したのが、「アラブの春」という一連の革命でした。
フェースブックなどのSNSから巻き起こった革命の嵐は、「民主主義」を標榜する欧米にとって(革命が悪いことだと)「否定出来ない」事柄でした。
そのため、アメリカのポチことエジプトのムバラク政権が倒れてしまった。
このことは、アルジェリアで独裁政権をひくブーテフリカ大統領を初め、アメリカの援助のもとで成り立っているような独裁政権側の不信感を買うこととなりました。

また、欧米からの援軍を招き入れるというのは、欧米の内政干渉を許したというのとほぼ同義です。
そうなると反米派の市民はもちろん、軍部からもそっぽを向かれかねません。
軍部の支持が無くなるというのは、政権から引きずり降ろされるのと同じようなものです。
そこで、米軍の提案(特殊部隊を4時間以内に派遣できるという提案)を蹴ってまでも独自解決を目指したものと思われます。


と、以上が今回のアルジェリア政府の行動の動機かなと推察されます。
ではでは、参考になれば幸いです。
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はじめまして



今回犯行に及んだAQIMの前身であるGIA(イスラム武装群)は
非常に残虐なテロ組織というよりは狂信的殺人集団として90年代の世界を震撼させました
その手口とは全く無実で無抵抗の婦女子の首を刃物で切り裂き殺き大量虐殺して家の前の道端に晒すというもので
ベンダルハ村では全村民数百人の首を切り裂き虐殺しました

この原理主義テログループは学校へ行く、洋服を着るというだけで反イスラム的行為として殺害に及びました

アルジェリア人以外の外国人も標的になっており
人質というよりは異教徒、無神論者の邪悪な人間として同様に首を切り裂き殺害していました

恐らく今回の軍の作戦前に逃亡阻止の為に見せしめの人質殺害も躊躇なく行ったでしょう


このようなテロで犠牲になったのは90年代で10万人以上と言われます
そのような殺人集団に長らく戦っていた軍や治安部隊が妥協や交渉をするわけがありません
だからこそ僻地にありながら事件勃発後、あまりに迅速に部隊を展開し鎮圧作戦を実施したのでしょう

軍の第一目的はテログループの殲滅であって、人質の救出は二の次であったでしょう
残虐なテログループは当然、人質を容赦なく人間の盾にしたでしょうし
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この回答へのお礼

皆様御回答ありがとうございます。

どうやらイナメナスガス田はアルジェリアの産ガス量の10%を誇り、人質の命は度外視でガス田無傷奪還が最優先だったようですね。

お礼日時:2013/01/22 17:18

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