すべては明らかにされない というこの小説の特徴については理解しています。でもどうしても腑に落ちない点があって、読み返しても、ネットで探して個人のレビューを読んでも分かりませんでした。理解していらっしゃる方、あるいは納得のできる説明のされたサイトをご存じの方、ご教授願います。

ひとつは、桐原が高校時代、友彦のアリバイを作るために死体に精液を入れたということがありましたが、その後、桐原は「出せない」ということが分かります。この病気?は幼少時のトラウマが関係してそうだし、高校生当時にもなんとなくそれをにおわすエピソードがありますので、高校生時代より後にその病気になったとは思えません。では、死体に入れたAB型の精液はいったいどこから手に入れたのでしょう?

また、雪穂の障害となる人物を懐柔するために、桐原は3回レイプ騒ぎを起こしていますが、1回目、2回目は未遂で済ませています。なぜ3回目だけ本当にレイプしてしまったのでしょう?美佳はこれぐらいしないと懐柔できなかった・・というのも、レイプによる深い傷を負っている雪穂がそんなことをさせるのもなんだか・・と思うのですが。

以上2点です。どちらかでもかまいませんのでよろしくおねがいします。

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アンサープラス

白夜行は2006年にテレビドラマ、2011年には映画化されてますね。


ちなみに韓国版での映画化もされているようですよ。

[wikipedia 白夜行]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%A4%9C …

A 回答 (3件)

ものすごーく今さらなのですが、ちょうど再読したばかりだったので…。



ひとつめの方は、pojapojaさんと同じ考えです。
雪穂によって「出しもらった」精液を、死体に入れたのだと思います。
補足すると、第4章で家庭教師が血相を変えてタクシーに乗るのを雪穂を目撃していますが、その直前にかかってきた「英語弁論大会事務局」からの電話が、桐原からのものだったのでしょう。
この2つは同時期に起こったことのようですし。

2つめの方は、3回目だけなぜ本当にレイプしてしまったのかは分かりませんが、雪穂の心情は、第13章で笹垣が篠塚に語っている「そういうやり方が、相手の魂を奪う手っ取り早い方法だと信じているからです」の一言に尽きると思います。
2回目の事件は未遂でしたが、1回目は被害者の母親が「未遂だ」と言っているだけで、実際は違うのかも…とも思っています。
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ご存じかもしれませんが、東野圭吾の薦めというHPの中の「東野作品を語ろう」という掲示板で同様の話題がありました。



参考URL:http://www2.realint.com/cgi-bin/tarticles.cgi?ta …
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この回答へのお礼

実はこの掲示板も見たのですが、どうやら書き込まれている方の年齢層が低いというか、あまり突っ込んだ書き込みがなかったもので・・
ひとつめの疑問についてはNO,1の方の回答で納得させていただくことにしました。URLありがとうございました。

お礼日時:2004/03/03 12:59

いま、「白夜行」を引っ張り出してきました。


完全に理解しているとは言えませんが、私なりの解釈をお話しさせてください。

ひとつ目の疑問についてですが、
物語の後半(第十二章)で、「典子」が「桐原」が「出せない」ことに気づきますよね。
そして、出そうと努力する中で「桐原」が「典子」に『手が小さいんだな』と言います。「典子」は誰かと比べられたのかと思い、その人とならば「出せる」のではないかと考えます(文庫本P660)
そこで、第三章に戻って、「友彦」が「ナミエ」から、「花岡夕子」の体内からAB型の精液が見つかった、と聞かされる場面。
死んだはずの「花岡夕子」に化けて、夜の11時にホテルのルームサービスに電話してシャンプーを持ってこさせた女の存在。。。たぶん「雪穂」ですよね。
私は、「桐原」は彼女となら「出せる」のではないか、と考えました。

ふたつめの疑問ですが、
レイプによる深い傷を負っている「雪穂」だからこそ、「美佳」を襲わせたのではないかと思います。
「美佳」を懐柔するためだけでなく、誰かを自分と同じ目に遭わせることで、不幸なのは自分だけじゃないと思いたかったのかもしれないし。。。
(文庫本P815)「今のあなたは、あの時のあたし」「かわいそうに」と言っているところからも、「美佳」を自分に重ねあわせて、憐憫しているように感じました。

つたない文章で分かりにくかったかもしれません。
たいへん、失礼しました。
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この回答へのお礼

ひとつめ。「典子と比べられた人」については最初「雪穂?」と思いましたが、二人(桐原と雪穂)が通常の愛人のように逢瀬を重ねているとは思えなかったので、これは桐原にとっては何気なく言った台詞で典子の桐原の愛に対する疑問を深めるエピソードかと解釈していました。また、高校生時代にナミエにからかわれ激高しているシーンが過剰な反応に思えた→多少なりともコンプレックスというか自分の肉体に対する怒り?というものが感じられて、完全に「出ない病気」なのかと思っていました。ただ前者は、「恋愛感情の逢瀬」ではなく「アリバイ作りという目的があっての行為」ならば完全に納得できますし、後者も普通に女の中で出せない時点で憤りはあるだろうと解釈できますね。これについては私の読み込みが足りなかったです。スッキリしました。ありがとうございます。

ふたつめ。
>「美佳」を自分に重ねあわせて、憐憫しているように感じました。
については確かにそうかもしれません。
しかしそれだけではちょっと弱いような。1、2回目も本当にしてしまうと桐原がレイプ魔(自分の欲望のために?)のように思えてしまうし、逆に3回目も未遂だと「悪魔は1匹じゃなかった」というような、雪穂の過去に関する真実、あるいは心情を吐露する場面が成り立たない。というような作者側の意図のほうが大きいような気がして。精緻な複線が魅力の作者だけに、何か、自己憐憫の為ならなぜぞれが美佳であったのか、もう少し説明がほしかったように思えるのは、求めすぎなのでしょうか。。

わざわざ書庫から引っ張り出してのご回答、ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2004/03/02 11:53

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