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ニュースで火器管制レーダーを報道していますが、ふと思いついて質問しました。火器管制レーダーがないと目標を狙うことができないのでしょうか?一隻にどのくらい火器管制レーダーついているのか?

A 回答 (6件)

火器管制レーダーがないと、殆どの武器は使えませんね。


レーダー内蔵で打ちっ放しで使えるミサイルなんかもあるにはありますが。


>一隻にどのくらい火器管制レーダーついているのか?

艦船によって違います。
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この回答へのお礼

火器管制レーダーが故障損傷すると軍艦はただの武器輸送船になるわけですか。

お礼日時:2013/02/09 23:23

 今回場合は艦砲管制レーダー葉が照射されたということですので、艦砲に限ってお話しします。

艦砲を命中させるためには目標までの正確な距離を知る必要があります。第二次大戦までは光学照準器でした。目標までの正確な距離を測るのに、水平方向に可能な限り距離をとった二つの望遠鏡で測定していたのです。測距儀といいます。三角測量の原理ですね。戦艦大和は当然世界最大の測距儀を増すとの高いところに装備していました。
http://www.google.co.jp/search?q=%E6%B8%AC%E8%B7 …

 太平洋戦争中頃より、米軍がレーダー測距の実用に成功します。これは目標に電波を当てて帰ってくるまでの時間によって距離を精密に割り出す方法です。なんといっても夜間でも正確な距離を測定でき、かつ照準が可能です。これによって第二次大戦後はすべての艦砲の照準はレーダーによる管制となりました。

 現在も光学測距儀は使用されていますが、それはレーダーとかが使えない漂流物などに用いるためです。艦砲だけでなく、戦車砲や野砲などもレーダー照準です。従って測距用電波を照射(火器管制用レーダーを目標に向けて照射)しないと距離が測定できず。現代の火器では撃ってもほとんど当たりません。

 小銃やライフルのように弾丸が直線的に飛べばいいのですが、艦砲射撃は遠距離ですので放物線を描きます。従って目標までの正確な距離、微積分を応用したプログラム+コンピュータがあればほぼ100%の命中率となります。

 艦船にはメインとバックアップが装備されているはずです。各砲塔ごとに狙いを定めるのではなく(砲塔内は無人です)一つのレーダーによる統一管制射撃となります。

 自衛隊の艦砲で代表的なものです。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/76mm.htm
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この回答へのお礼

ふむふむ

お礼日時:2013/02/10 13:24

命中精度は格段に落ちますが、手動・目視で攻撃することは可能です。

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海保の船はわかりませんが海自の艦船はイージスシステムを搭載しています それで確実に目標を討ちぬきます

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>火器管制レーダーがないと目標を狙うことができないのでしょうか?



弾はいつまでも真っ直ぐ飛ぶものではありません・・・必ず放物線を描いて飛びますし、風の影響、温度湿度 (大気圧、火薬燃焼状態) にも影響されます。

世界初の Computer として知られる ENIAC もこうした様々な影響を考慮した複雑な計算を「対応表を見るだけで撃てるようにする」にするために作られました・・・その後の火器管制装置と呼ばれるものは皆このような複雑な計算を状況に応じて即時演算する Computer が組み込まれています。

3 km ほど先の前面 20m ほど、横面でも 200m ほど、高さ 40m ほどの艦船に弾を当てるという事は 3m ほど先の机の上に飾ってある前面 10cm、横面 1m、高さ 20cm ほどの艦船模型に机の端に目を固定して輪ゴム鉄砲を当てるぐらいの感覚でしょうかね? しかも風が吹いていたりといった野外の自然状況下で・・・。

横向き (1m の幅、最長部 20cm) ならば兎も角も、正面近くを向いている模型に同じ机面の 3m 先から輪ゴム鉄砲を当てる自信が御質問者さんにありますか?・・・縁日の射的で腕を伸ばさずに弾を当てられるか? でも良いです。

だから Radar 火器管制装置などなかった太平洋戦争以前の戦艦は針鼠のようにたくさんの砲塔を搭載し、数十分に渡って山のように砲弾を撃ち尽くしてもろくに相手を撃沈できなかったりしていたわけです。・・・日露戦争での有名な対バルチック艦隊海戦では相手が横向きになるまで耐えて耐えてから砲撃を開始し、それでも 1 発目は相手を飛び越え、2 発目は相手の手前の海に着弾、3 発目でやっと当たっています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/日本海海戦

>一隻にどのくらい火器管制レーダーついているのか?

艦橋司令室の統合火器管制機構の他にも、艦橋が破壊されても独立して運用できるように各々の機関砲などにも専用の火器管制装置が装備されているものもあります。

例えば 飛んでくる航空機や Missile などに対して最終近接防衛に用いられる CIWS と呼ばれる対空機関砲は Closed In Weapon System の頭文字を表したもので、Closec In (閉じた回路) 即ち他の物に頼らずとも独立運用できる Weapon System (兵装) となっています。

どの兵装がどの程度まで独立運用できるのかは軍事機密でしょうが CIWS ならば名前からして火器管制 Radar 測距装置が組み込まれていることを想像出来ますよね。
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この回答へのお礼

ふうふむ

お礼日時:2013/02/10 13:26

まったく使えないということは無いと思いますが、精密な攻撃や誘導には不可欠なものだ、ということです。


以下、火器管制レーダーを今回のニュースで話題になった射撃指揮レーダー(FCレーダー)と解釈して回答いたします。

>火器管制レーダー(射撃指揮レーダー)がないと目標を狙うことができないのでしょうか?
艦砲や機銃の場合はマニュアル操作できると思われます。(できないものもあるそうですが。)
ただし、電子機器による自動補正に頼れなくなるため、命中率は著しく低下するでしょう。
(目標が動かなかったり低速度だったりした場合は深刻ではないかもしれないが、高速に複雑に動くものに対しては難しいと思います。)

ミサイルの場合は深刻です。ミサイルの場合、特別にFCレーダーのことをイルミネーターといったりします。
艦船に積んだ大半のミサイル兵器は、最終的に艦本体が照射したFCレーダー波を手がかりに目標へ誘導する方式が多くを占めます。
(ミサイル自分自身に敵を探し出す能力がないため。セミアクティブレーダーホーミングといいます。)
(イメージとしては、船から目標にスポットライトを当てて、その光に照らされた目標に飛んでいくといった感じです。)
そのため、FCレーダーがなくなると最終誘導ができなくなってしまうため、ミサイルを撃てない、撃っても当てられないことになりえます。

>一隻にどのくらい火器管制レーダー(射撃指揮レーダー)ついているのか?
船の兵装等に大きく左右される装備なので一概には言えません。
例を挙げると、日本の最新型護衛艦「あたご」型は以下のとおりです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%9F% …
○ミサイル用 ×3(Mk.99 mod.8)
○艦砲用 ×1(Mk.160)
○CIWS(バルカン砲)×2
なお、この火器管制レーダー(射撃指揮レーダー)とは別に敵を探すレーダーを別に搭載しています。

以上、参考まで。
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この回答へのお礼

ふむふむ

お礼日時:2013/02/10 13:23

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