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徳富蘇峰の『支那漫遊記』を読んでいますが、中にはよく「里」と「哩」が出てきます。
大正時代では、それは同じ長さの違う表現ですか。
それとも、もともと二つの助数詞ですか。

お願いします。

A 回答 (2件)

 こんばんは夜分に失礼します。


 先ず「哩」はヤード・ポンド法で距離を示す「マイル」の日本語表記であり、1マイルは1760ヤードで約1.609キロメートルに相当します。現在でもゴルフ競技で使われている表記法です。
 一方の「里」は尺貫法で距離や面積を表す単位です。一里は三十六町であり、3.927キロメートルに相当します(約4キロメートルとお考えになって差し支えはありません) 。
 ですから両者は全く異なる体系に基づいた「単位」であるとの説明になります。
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この回答へのお礼

なるほど。ちょっとややこしいですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2013/03/17 19:19

これらは単なる物の数え方(数詞を構成する接尾語としての一般的な助数詞の類い)ではなく、明治42年の改正度量衡法に定められた当時としては正式の里程単位です。



度(=長さ)については、従来のメートル法と尺貫法にヤード・ポンド法も加わった三元単位並立時代にありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%A6%E9%87%8F% …

粁(キロメートル):メートル原器を基準としてその千倍の長さ。
里(リ):メートル原器を基準として換算された尺貫法での長さ。36丁。
哩(マイル):鉄道の距離を測る単位。0.4098里。
浬(リ/海里):海での航行を測る単位。(赤道1度長の60分の1)。
節(ノット/浬):船の速力を測る単位。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/897953/16
この他にも、当時の中国においては、露(国)里や清国(シナ)里などでの表示も現場に即して行われていました。
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この回答へのお礼

むずかしいですね。
勉強になりました。

お礼日時:2013/03/17 19:20

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