dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

色釉の調合をする時は基礎釉100%に対してのパーセンテージで酸化物を添加する方法が分かりやすいって本で読みましたが、例えば基礎釉に1%の酸化物を添加する場合、1リットルの基礎釉に10グラムの酸化物を添加するという事で良いのでしょうか?
初歩的な質問で申し訳ないですが、頭がこんがらがってます。ご教授お願い致します。

A 回答 (4件)

>比重計も持っております。


使い方と有効桁の問題をご存知として.

普通の釉薬の原料の平均的な真比重が2.5.
釉薬と水の割合が.いろいろ有りますが.大体1対1.
ということを念頭において。
まず原料の水と混ざっている釉薬の比重を測定します。
一定の量を測りとって.素焼きの鉢にても入れて.水を飛ばして.(本来は110度C2時間でこうりょうしますが).乾燥後.再度重さを量ります。
これで.全体量と水分量の重さがわかりますが.原料の新比重を先に上げた2.5として.原料の容積を推定します。

以上の作業により.適当に計り取った水の混ざっている釉薬の水を除いた重さと混ざっている水の量が計算で求められます。釉薬の沈降が早くてきれいに計り取れない場合には.セロゲン(大文字のCMC)等の沈降防止剤を使用してください(目安として.目いっぱい強く攪拌して.1%セロゲン水溶液を少し足してゆくと(足してせいぜい30秒程度で全体に均一に分散するような強い攪拌が必要).ある時に急激に粘性が下がります。この分量が小文字のcmcです。小文字のcmcの2倍量のセロゲンを足して.十分かき混ぜて.更に同量のセロゲンを足してください。ここまで行うのに10分程度の短時間で終了すること。かき混ぜが不充分だったり.投与量にばらつきがあったりすると.変なだんりゅうが出来たりして始末に困ります)。セロゲンのナトリウムが妨害になる場合があります。そのときには.うどんこ糊でも馬鈴薯でんぷん糊でも使ってください。

以上の捜査により.適当に容積で計りとった水の混ざっている釉薬に含まれている.固体の重さ(乾燥重さ)がわかりますから.乾燥重さに対して必要な材料を1%なり2%なり添加します。ところが.この「1%」の重さが実は10mgとか5mgとかの分量になってしまうと.上皿天秤が使えません。どうしても化学天秤などが必要です。が.化学天秤なんて面倒なものを使えませんから.手抜きします。
100倍ぐらいに薄めたセロゲン1%(1%でなくても良いですよ。どうせきれいに解けませんから)の水溶液に.2g程度の添加するものを入れます(普通の上皿天秤は100gなので.2g以上でないと性格に計れない)全体の量を100mlとすると.1mlをコマゴメピペットで計りとると.0.02g取れます。注意点として.コマゴメピペットの精度は2桁ないのです。どのくらいの分量になるか.は.あらかじめ何mlとると.何グラムかを天秤を使って校正しておいてください。
注意点として.
吸い取る量と吐き出す量は異なること。特に粘度が変化すると即変化するので.セロゲンがカビて使えなくなるまでの2-3日に1回校正すること。というか.2-3日で全部終わるように実験計画をたてること。
取り出すときの圧力とたれている時間で吐き出す量が変化するので.常に一定の量を測り取れるまで.天秤とにらめっこして練習すること。

最後にセロゲン溶液の作り方。
ポリビンを1つ用意し.どこまで入ったらばたとえば500mlであるかを調べて.あらかじめ線を引いておくこと。注意点として.傷つけてはならない。
中に煮沸殺菌済みの室温程度の水を2-3割程度入れる。
セロゲンを1%分(500mlビンならば5g.実際にはうまく解けないので1gでも同じようなものです)入れて.手で振ります。多分.中身は塊になるはずです。
手で握りつぶすなり.素足でポリビンを踏むなりして.内圧をあげます。すると.一部分解けます。これを何回か繰り返します。あきたらばやめます。1週間も続けていると解けます。翌日も翌々時つも解け方が代わらないと感じたら.水を2-3割足してください。最後に全部解けたらば.規定の水を足します。
腐る可能性があるので.開封しないこと。腐ったらばあきらめてください。防腐剤は今は何でしょうか。昔はホルマリン1%を使っていました(だから手に触れると痒くなる)。
「煮沸殺菌済みの室温程度の水」を「煮沸殺菌済みの室温程度の水を使って作った1%ホルマリン溶液と読み替えてください」

焼き物等の化学工学では.乾燥原料1kgあたり....と計算します。もし.関係したどなたかにそうだんすることがあるならば.乾燥原料1kgに対して水をどのくらい.....と整理しておくと楽でしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変丁寧な補足を有り難うございました。
作り方も丁寧に教えて下さったので頑張って作ってみようと思います。プリントアウトして保存版にしておきます!本当に有り難うございました。

お礼日時:2004/03/14 13:57

>市販の透明釉(液体)に1%の酸化物(粉末)を添加したいのですが、実際にはどの様に計算すれば良いのでしょうか。



%がわかっていれば何とかなります。10%のが1リットルであれば,1000x0.1=100で100g基本釉が入っているので1gの酸化物を加えるとほぼ1%となります。基本釉の%がわからない場合は,#2さんのように比重がわからないと駄目でしょう。販売店か製造元に聞いた方がよいと思います。良い作品を作ってください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

素早いご回答を本当に有り難うございました。
まだまだ初心者の私ですが、良い作品が作れる様になれるよう頑張ります。有り難うございました。

お礼日時:2004/03/14 13:58

釉薬の場合.フィーリングで作る方がいます。


つまり.「バケツですくって.そこにひとにきりなにかを入れて.」という作り方です。
この作り方が可能ならば.フィーリングで入れます。

ところが.先の方法は職人芸で年季の入った名人しかできません。工場で誰もが出来るようにと開発された.ゼーゲル式で考える場合には.アルカリ金属+有る仮土塁金属の合計モル量を1としたときに中性金属と酸性金属のモル比であらわす場合があります。が.これはある程度モルの計算が出来る人でないと.できない。

そこで.簡便法として.
全体量100に対して.特定の物1を加えるという「外掛け」で割合を示す場合(出来る量が100+1=101になる)
出来る量を100として.元の材料を99と特定のもの1を加える
方法がありますが.簡便さを優先して.前者を取る場合が多いです。
ご指摘の通りの方法で良いわけです。

ここで作り方なのですが゜.1リットルに10gを入れたとすると.1リットルの釉薬ができます。が.1リットル使うのが素人では大変です。そこで.分量を少なくするわけですが.道具ありますか?。
100mlのポリビーカーとか.10mlのポリコマゴメピペットとか.100gの上皿天秤(これは1万円ぐらいするので持っていないかも知れませなん)とか.
比重を計る道具はありますか。

このあたりをお知らせ願えれば.より細かい内容もお知らせできます。

この回答への補足

ご回答有り難うございます。
そうです!外掛けの方法が知りたいです!
ビーカー、ピペット、天秤、比重計も持っております。具体的な外掛けの計算方法をお教え頂けると大変嬉しいです。宜しくお願い致します。

補足日時:2004/03/13 16:05
    • good
    • 0

陶芸家ではなく,陶磁器好きです。


溶液の%は物理・化学等では重量/体積,重量/重量,体積/体積という風にいろいろです。
釉薬の場合,基礎釉は粉末なので,基礎釉100%に対して1%とは,基礎釉粉末99gに1gの添加物を加えたものになると思います。cherry-peakerさんのおっしゃる1リットルの基礎釉というのは500gの基礎釉粉末に500cc程度水を加えたものと思いますので,これに10グラムの酸化物を加えると基礎釉に対して100x10/510%になり,「基礎釉100%に対してのパーセンテージ」と違った値になってしまいます。

この回答への補足

素早いご回答有り難うございます。
すいません、物理が苦手なのでよけい混乱してしまってます(汗)
例えば、市販の透明釉(液体)に1%の酸化物(粉末)を添加したいのですが、実際にはどの様に計算すれば良いのでしょうか。
教えて頂けると嬉しいです。バカですいません。。

補足日時:2004/03/13 01:19
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!