No.2ベストアンサー
- 回答日時:
NaClのNaとClの結びつき方とH2OのHとOの結びつき方の種類が異なるからです。
おそらく中学生の方だと思いますので、くだいた説明をすると、H2Oは水素原子2つと酸素原子1つが非常に強く結びついていて、この3原子の結びつきだけで独立している。NaClはナトリウム原子と塩素原子が同じ割合で結びついているが、ナトリウム原子1つと塩素原子1つだけに特別に強い結びつきがあるわけではない。したがって、NaClはナトリウム原子1つと塩素原子1つが結びついていることを示しているのではなく、ナトリウム原子と塩素原子が1:1の個数比で結びついていることを示しています。たくさん並んでいてどこまでがひと塊か分からないので、一番小さい単位を切り出してきたと考えてもいいですね。
結びつきの強さが違うんですね。どれが分子のように強く結合しているかはパッと判断できないんですね。これは分子、これはそうではないと一つずつ覚えるしかないんですね。
ありがとうございました。よくわかりました。
No.5
- 回答日時:
>化学式を見ただけではわからないんですね。
いえ、どの状態(固体・液体・気体・溶液など)であるかがわかっていれば、化
学式だけで判断できます。
すくなくとも高等学校で登場する大部分の化学式については!
NaClの固体は、イオン結合性の固体です。
^^^^^^^^^
・イオン化エネルギーの小さい金属と、極めて電気陰性度の大きい非金属元素の
固体だから・・・(族と周期から判断できる)
NaClの気体は、分子です。
H2Oは、分子間結合
・非金属元素ドオシだから、共有結合で分子をつくっていて、それが分子間力
で結びついているはず
化学式だけでわからないのは、NaClが固体であるか、融解した液体であるかが
示されていないからです。液体の場合は、イオンの状態で自由 に動けることが
わかりますから、分子を構成していない。水は液体でも電気を通さないなど・・
今一度、周期表の族ごとの性質や周期による性質の差が現れる説明--電子配置
や荷電子のあたりを読み返して復習しましょう。
そうしないと、「覚えるしかない」になっちゃいますよ。
「覚えるしかない」と思うようでしたら、それ以前の基礎的な部分の理解が
足りないのだと考えましょ う。たぶん、それだけで化学はわかるようになります。
No.4
- 回答日時:
NaClも気体のときは分子です。
このふたつの化学式は、意味が違います。最初に習ったはずです。
⇒Feは原子ですが物質の性質はありますか? - 化学 - 教えて!goo( http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8084270.html )
も同じ趣旨の質問ですね。
固体の物質(純物質)には、様々な結合の仕方があります。
^^^^^^^^^^^^^^^^
[金属元素]どおし
金属結合
[非金属元素]どおし
共有結合 後で習う配位結合も含む
[金属元素]と[非金属元素] 多原子イオンも含む
イオン結合
[分子]
分子間力 水素結合やファンデルワールス力
分子と言う考え方は、元来が気体の研究に由来しているもので、気体は物質がひとつの粒子として振舞うと考えるときに想像されるものです。分子の実在が証明されたのは、つい最近、20世紀初頭のアルベルト・アインシュタインやペランなのです。
ここで物質とは何かを思い出してください。その物質のどの部分を取り出しても同一の物理・化学的性質をもつものでした。現実に可能かそうかではないです。
分子を構成する物質においては、「物質の性質を表す最小の単位は分子」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
単体である酸素や水素、化合物である二酸化炭素など。もちろん気体の塩化ナトリウムも分子です。またフラーレンも分子です。
分子を構成しない物質は、それぞれ
金属 元素の構成比で表します。単体の金属、ダイヤモンド、黒鉛
金属酸化物・金属塩化物・・・いわゆる金属と非金属間の結合
固体の場合は、その組成比で化学式が表せます。
水晶のような多元素からなる固体でも、水晶や石英はそれ全体が分子(巨大分子)とも表現されますが、分子と言うより共有結合性の固体と考えるべきでしょう。しかしガラスは、分子がファンデルワールス力で結びついている液体と考えるほうが正しい場合もあります。
NaClとH2Oの結晶は、Na⁺イオンとCl⁻イオンが等間隔にきちんと整列していて、最小単位として切り取ることが出来ません。しかしH₂Oは、H₂Oという分子が分子間力で結びついているという二段階で構成されています。水素-酸素間の距離は、分子間では分子内それより、ほんの少し離れています。
実際にはプロトン交換で水素のやり取りは起きます。
この二つを区別するのは、結合方法が異なるからです。
もちろん、どこで線を引くかは難しくて、実際には共有結合性とイオン結合性のどちらの比重が大きいかで決めます。食塩と水はその極端な例です。
ご丁寧に本当にありがとうございます。
なるほど、いろんな結合の方法があるんですね。
で、どれが何結合かは覚えるしかないんですね。
化学式を見ただけではわからないんですね。
ありがとうございました。
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