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京都銀行の元係長が法人顧客の定期預金の解約手続きを装い解約払戻金名目で現金約500万円を騙し取り逮捕された事件がありました。

本人が自分の口座から多額(100万円以上)のお金を引き出す場合でも、銀行で必ず本人を確認する身分証明書の提示を求められます。

この元係長はどのような手口で、他人の口座を解約して現金を騙し取ったのでしょうか?印鑑は?本人確認はどうしたの?等々、疑問だらけです。

また、この事件は顧客が気がついて発覚したのですが、銀行内に不正解約を調査するシステムはないのでしょうか?

顧客が気がつかない限り、不正は発覚しないものなのでしょうか?

A 回答 (3件)

この手の話は、キリがありません。

新聞沙汰になっていないだけで、毎年どの金融機関でも起こっています。だいたい、内部調査を済ませ、解雇してから刑事告発していますから、金額的に小さいものや大衆に受けそうもないものは、記事になっていないだけです。

預金者本人が、支店に出向き、払い出し手続きをする分には、間違いが起こることもないと思います。問題は、外回りの営業担当者が預かってくる分です。担当者といっても、中途半端に役付の人(主任、係長、副長とか場合によっては支店長という場合もありますが)が多いですね。そこそこの年齢で、成果を求められる、しかしうだつが上がらない、浪費癖がある、分不相応の生活振り等そういった人が、不正を企むことが多いです。

本件の係長は、恐らく定期預金の満期顧客を往訪し、証書裏面に届出捺印をさせ、その預金証書を預かり自店に持ち帰り、書換継続をせず、解約手続きを自店事務職員に指示したのだと思います。外訪担当者は、本人確認する権限を有していますから、問題なく解約できたはずです。
しかし、顧客には預り証を渡しているはずですから、書換証書を返しに行かなければ、いずれ分かってしまうことです。そうしなければならない追い込まれた状況だったのでしょう。

残念ながら、不正解約を調査するようなシステムは銀行にはありません。その解約が、不正なのか正規なものかは、人為的なものであり、システムに依存できません。
「銀行員としての強い矜持」に期待するしかありません。

しかし、銀行員も人の子ですから、日頃の行動、言動、身なり、自分名義の口座の出入り等常に上席からチェックされています。休暇も取得義務を負っています。制度休暇取得時に、本件のような不正が発覚する場合が多いためです。制度休暇を取得しない者は怪しまれますし、銀行監査では、その者を徹底的に調べます。また、各支店には、通常年2回程度監査部が監査を実施しています。抜き打ちのものと、通知して一定期間行うものの2パターンです。

これ以上は差し障りがあるので、この程度にしておきます。
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます。

>>担当者といっても、中途半端に役付の人(主任、係長、副長とか場合によっては支店長という場合もありますが)が多いですね。そこそこの年齢で、成果を求められる、しかしうだつが上がらない、浪費癖がある、分不相応の生活振り等そういった人が、不正を企むことが多いです。

不祥事を起こすハイリスク人物のプロファイリングが素晴らしいです!中途半端に役付けの人要注意ですね。

お礼日時:2013/06/13 20:16

銀行の不祥事はよくあることです。

支店内部で発覚すれば内部処理で済ませることが殆どです。
不祥事の本人は解雇、上席者はロス金額に対してのボーナス減俸等々でカバーしています。
銀行員の転勤が多いのは偏った銀行員にならないためと、マンネリ化防止、癒着融資を防止するためのものでもあるが、不祥事発覚の要因にもなっています。
特に営業マンの不祥事が多く、内部勤務者の不祥事は少ない。内部勤務者とは係長以上の者が多く、顧客との信頼性が厚いために発生しています。顧客の中には銀行員の言う通り何も考えずに書類を提出するケースの場合に発生します。
現在はコンピューター管理がされていますが、銀行間で差があります。最近は顧客からの連絡により発覚しているケースがあり、発見まで時間がかかっています。
銀行としては内部不祥事防止のために事務処理規定を厳格にしていますが、盲点もあり100%完全な管理は難しい状況です。不祥事を起こした者にもミスがあり、不正な行為は必ず発覚するものです。
毎年、本部からの検査がありますが、事務処理の間違いの検査のため、発覚することは珍しい。
昔はある職階の者が支店に在籍する銀行員の行動管理、給与の引き出し状況、交友関係等々に目を光らしていたが、バブル崩壊後リストラにより経験者もいなくなり、大分甘くなっているよう思われます。、
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この回答へのお礼

やはり不祥事はよくあるんですね。

>>最近は顧客からの連絡により発覚しているケースがあり、発見まで時間がかかっています。
最近は本当にこのパターンが多いですね。顧客もしっかりとしないといけませんね。

営業マンはどうしても良心的呵責がない人が向いています。そうでないと金融商品は販売出来ませんから。
そのような理由からも営業マンの不祥事の多さは納得できます。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/06/13 20:10

誰が警官の番をするか?という、古来からの難問です。


最終的には自分1人しか信じられません。
ある程度は妥協するしかありません。

本人確認をするのは行員ですね。
その行員の確認をするのが係長、普通は複数のチェックで終わりです。
印鑑なんか、最近問題になっているように、他の伝票からスキャンしてプリントしちゃえば、ぱっと見には分かりません。
紛失届を偽造するとか、どうにでも。
まあ、でも、すぐにバレたように単純に解約しちゃったんじゃだめですね。
バレないようにうまくやらなきゃ、だから係長どまりなんだね。
500万なんて、銀行にしてみりゃはした金です。チェックも係長止まりなのでは?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>>誰が警官の番をするか?

問題の本質はまさにこれ!ですね。

もし一人暮らしの高齢者が被害にあっていたら、恐らく発覚しないかもしれません。
最近は銀行の不祥事も報道されるようになりましたが、昔からあったんでしょうね。

お礼日時:2013/06/13 20:22

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