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宜しくお願いしますm(_ _)m

(1)好中球は細菌(ウィルス)しか貪食しないのか?

*以下は細菌以外も貪食する場合の質問です。

(2)好中球は細菌以外の物を分解する際、活性酸素(殺菌)を使いますか?

(3)好中球は寿命が短いそうですが分解した後、すぐに死滅するのか?
死なずに分解物を体外へ排出することはありますか?

A 回答 (2件)

ご存じのように好中球はマクロファージの貪食能をより進化させた顆粒球の一つです。

細菌群の処理はもとよりマクロファージでは処理できないサイズの大きい異物を処理します。顆粒はすべて加水分解酵素ですが、好中球はこの酵素と活性酸素で異物や細菌を処理することになります。ウィルスはマクロファージの接着能を進化させたリンパ球が対応します。
好中球は細菌以外は酵素で消化しますが、消化できないものは吐き出して後で異物として痰や便として排泄されます。好中球には生き続ける遺伝子bcl-2がありませんので成熟後の寿命は1~2日とまことに短い。ですからせっせと骨髄でつくりだしては全身に供給を続けています。
やっかいなことにこの短命な好中球は常在菌など細菌がいなくても組織の粘膜にたどり着いて活性酸素を放出しながら死んでいきます。好中球が増えすぎると体内での活性酸素を無毒化が追いつかなくなっていよいよ組織の粘膜が破壊されることになります。
好中球にはアドレナリンの受容体がありますので、心や体のストレスが激しいほど好中球は増加します。そうすると過剰な活性酸素の放出をともないますので組織破壊や化膿性の疾患に繋がってきます。
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この回答へのお礼

とても詳しく教えてくださりありがとうございます!!
知らなかったことが沢山ありなるほど~!と思いました。
その中で2つ気になる事があったのですが、

「好中球は消化できないものは吐き出して後で異物として痰や便として排泄される」
これは好中球が体外へ排出させてくれるという意味ではないですよね??
もし、排出不可能な部位であれば、一生異物が残り続ける事もあるのかなと気になりました。

あと、好中球が増えすぎると組織の粘膜が破壊されるとの事ですが、この組織の粘膜とは
具体的にどこを指すのでしょうか??

追加で教えて頂けたら幸いですm(_ _)m宜しくお願いします!

お礼日時:2013/06/23 17:41

生体にとって不都合な異物はほっておいても消化管など排泄器官に送り込まれ体外へ排泄されます。

たたし、排泄器官の働きはリラックス、休息の神経である副交感神経の支配下にありますので心や体のストレスが強いとそれが抑制されます。こうなると例えば便秘となって出るもの、出すべきものが排泄されなくなる恐れがあります。

活性酸素による粘膜破壊ですが、全身にばら撒かれるので、例えば胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、白内障、糖尿病、痛風などの炎症の原因になりますし、急性肺炎、急性虫垂炎、肝炎、腎炎、膵炎、口内炎、化膿性扁桃炎など化膿性疾患の原因になります。あらゆる粘膜組織がターゲットです。関節リウマチの関節内も大量の好中球がおしかけて滑膜の炎症の原因になっています。

もちろん正常なレベルの顆粒球(主に好中球)であれば粘膜の破壊はおこりません。
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この回答へのお礼

再度ご回答くださりありがとうございます!
とっても勉強になりました。ストレスは大敵ですね。
気をつけたいと思います(^д^;)
最初のご回答にベストアンサーつけておきます。

お礼日時:2013/06/24 14:21

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