
このテーマは過去にも何度も取り上げられているもののようです。しかし素人の私が何度読んでも理解できません。おおまかに整理すると以下の3つの考えがあるようです。ただし一般住宅の壁内(管なし)配線とします。
1.すべてVVF1.6にて問題なし。
2.電灯回路やスイッチ回路はVVF1.6でコンセント回路はVVF2.0にする。
3.すべてVVF2.0にする。
ちなみに周囲温度40℃のところでVVF1.6の許容電流は18A、VVF2.0の許容電流は23Aです。周囲温度が50℃になればおそらく補正係数0.87を乗ずると思います。
さて通常の回路では20Aの分岐ブレーカを通じて配線されているので、簡単に考えれば上記3以外はありえないと思います。3にしても天井裏や断熱材が挿入された壁内では上記補正係数以上を想定しなければならないので駄目でしょう。何故なら夏場に天井裏に入ったことがある人は分かりますが、そこは50℃以上の灼熱地獄です。しかし施工実態は上記のいずれかとなっています。残念ながら何処を探しても一時的に許容電流を越えて良いとか、その電流値を緩和しても良いという記述は見受けられません。
よく無資格者が工事するのは違法行為であるという書き込みありますが、そのような書き込みをする方は当然このあたりの事情は分かって施工されているのだとお見受けいたします。よろしくご教授ください。ただし素人にそのような事を教えるのは違法行為の片棒を担ぐことになるなどというコメントは勘弁してください。
A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
>仮に断熱材と天井ボードの間に電線が施工されていたとしても、
>その環境は内線規定にいう気中暗渠(風通しの良い暗闇)とは考えられません。
>ポリエチレンより熱抵抗の大きい紙(石膏ボードの表面)とグラスウールの断熱材で
>挟まれた空間は少なくとも気中暗渠電線管敷設の許容電流を適用するのではないかと思います。
>だとすれば、VVF1.6の許容電流は14A、2.0は19Aに減じられます?
管路敷設に換算しても、VVF1.6で17A、2.0で23Aです。
間違った情報か、勘違いされておられます。
実際は管路ほど密閉されている訳ではないので、大きく減ずる理由にはならないと思います。
>ただこの規定で1.6mmで20m、2.0mmで40mの電圧降下はそれぞれ20A使用時に
>7V、8V越えになるので、何らかの補足条件が付くのではないでしょうか?
常時20Aの使用を想定すれば、電圧降下の影響でこれらの電線は不適当です。
内線規程1310-1には、幹線回路と分岐回路のそれぞれが電圧降下を2%以下に抑える事とありますので、大きくそれを超えています。
しかし、内線規程3605-3には、分岐回路の負荷容量は80%と超えない事とありますし、その全ての負荷を常時使用する事はほとんどありません。
つまり15Aを超えるような負荷というのは、ドライヤーと電子レンジを同時に使用しない限り、起こりえません。
通常使用している負荷というのは、分岐回路1つにつき5A位までなのです。
コンセント3箇所ほどを、1つの分岐回路で受け持つというような配線も、こういった事からの設計です。
この回答への補足
>管路敷設に換算しても、VVF1.6で17A、2.0で23Aです。
VVF2.0にあっては気中暗渠と同じ許容電流になりますが、本当にそんな値でしょうか?
>実際は管路ほど密閉されている訳ではないので、大きく減ずる理由にはならないと思います。
そのような環境での許容電流が公表されていない現状では何とも言えません。私は半導体の放熱設計などの経験がありますので経験上、電線管(PF管:ポリエチレンの薄いチューブ)が配管有効面積32%以下だとしても、これが風通しの良い暗渠に設置されている状況は、石膏ボードとグラスウール断熱材でサンドウイッチされた環境より放熱は良いと思います。
>常時20Aの使用を想定すれば、電圧降下の影響でこれらの電線は不適当です。
実際的に常時20Aということは少ないでしょうが、それは使用者が決めることであって施工者が決めることではありません。使用実態に合わせて内線規程に合致しなくとも良いということですか・・・。また同じ理由で許容電流も緩和できるということでしょうか?
「常時20Aの使用を想定して、電圧降下の影響でこれらの電線は不適当です」という結論ではないですかね。
No.3
- 回答日時:
>何故なら夏場に天井裏に入ったことがある人は分かりますが、そこは50℃以上の灼熱地獄です。
まず、一般的な住宅には断熱材を使用してあるので、40℃基準で十分です。
50℃以上というは、単に感覚的な話しだと思います。
>残念ながら何処を探しても一時的に許容電流を越えて良いとか、
>その電流値を緩和しても良いという記述は見受けられません。
法的に明示されていますので、違法ではありません。
通常1つの分岐ブレーカーからは、幾つかの負荷やコンセントへまとめて供給しています。
これについて、内線規程3605-7表に指針が記載されています。
1.分電盤から20m以内の配線であれば1.6mm。
2.30m以内であれば、第一負荷までは2mm、それ以降は1.6mm。
3.40mm以内であれば、分岐幹線は2mm、負荷分岐は1.6mm
単純な考え方でも、分岐回路で20A以下の過電流遮断器に接続する電線は、1.6mmとなっています。
(電気設備技術基準の解釈 第149条)
(内線規程3605ー6表)
回答ありがとうございます。
>50℃以上というのは、単に感覚的な話しだと思います。
私は気温40℃越えのインドに1ヶ月過ごしたことがあります。風が熱くて長袖を着込むほどですが、天井裏ほど暑くありません。我が家の天井裏は軒天の穴あきボードから風が通う構造になっていますが、およそ45℃を越えると強制換気するようになっています。夏のお天気の良い日は午前10時ころから午後10時頃まで回り続けます。
断熱材は天井に施され、屋根は野地板が見えています。仮に断熱材と天井ボードの間に電線が施工されていたとしても、その環境は内線規定にいう気中暗渠(風通しの良い暗闇)とは考えられません。ポリエチレンより熱抵抗の大きい紙(石膏ボードの表面)とグラスウールの断熱材で挟まれた空間は少なくとも気中暗渠電線管敷設の許容電流を適用するのではないかと思います。だとすれば、VVF1.6の許容電流は14A、2.0は19Aに減じられます?
私は素人ですので内線規定は持っていません。該当の表は見ることができなかったのですが、そのような記述がある限り使用することができるのだと思います。ただこの規定で1.6mmで20m、2.0mmで40mの電圧降下はそれぞれ20A使用時に7V、8V越えになるので、何らかの補足条件が付くのではないでしょうか? というか内線規定は他の条項も全て満たされて運用されるものではないのでしょうか? 単に私の憶測で根拠はありませんが・・・。
No.2
- 回答日時:
すいません、無資格者です。
(但し、工事はしません。)少しだけ、かじった事があります。
>よく無資格者が工事するのは違法行為であるという書き込みありますが、そのような書き込みをする方は当然このあたりの事情は分かって施工されているのだとお見受けいたします。
この見当は間違っています。
無資格者は、配線方法は知っていますが、温度補正等は勘案していません。
あくまで、つなぎ方を知っているだけです。
あなたのような見識のある方ならばいいんですがね。
多くの無資格者は、喰っていくために仕事を選ばないだけなんです。
最後に、私はこの件に熟知していないので、ここでおさらばです。
いえいえ私は見識などございません。ただ電気の勉強はしたことがあるので、日頃から電気工事に関心があり種々の書き込みを拝見していました。そして疑問に思ったことを質問してみただけです。
私はどちらかというと資格の有無に拘っていません。安全に電気が引ければ良いと考えているだけです。既存の電気工事が危険だと決めつけている訳でもありません。たとえば電線の許容電流には充分余裕があって、費用対効果を考えると現状で安全という答えでも良いと思っています。
ただそうなると内線規定に記載されている電線の許容電流は何なのかということになります。現実に即した内容に改訂するべきではないかと・・・。
もちろんその他のお答えも大歓迎です。
こんな私の愚問に付き合っていただきありがとうございます。
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