

フランス製のワインは葡萄から作られていると思いますが、赤玉ポートワインも葡萄から作られているのでしょうか?
それとも、葡萄以外の原料から作られていたり、あるいは、原料に葡萄は使われていても、葡萄以外の色んな原料も混ぜて作られているとか、製法がフランスワインなどとは違っているとか、そういうことはあるのでしょうか?
以前飲食店で、赤玉ポートワインのラベルを貼った大きなボトルからグラス一杯のワインを注いでもらって飲んだことがあるのですが、その時、アルコール度が普通のワインと比べてかなり強かった印象があり、また、頭が痛くなった記憶があったので、それ以来、赤玉ポートワインには、何だか、胡散臭いイメージがあり、質問させて戴きました。
(まさか、ボトルには赤玉ポートワインのラベルが貼ってあっても中身は別物、という事はないと思うのですが、・・・。)
どうぞよろしくお願い致します。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
赤玉ポートワインは正確にはワインではなくて、ワインを原料とした甘味果実酒です。
元のワインはブドウを原料としていますが、さらにブドウに由来しない蒸留酒も加えられているんです。一般にワインのアルコール度数はヒトケタ台~10%前後がほとんどですが、甘口ワインの中にはブランデーなどの蒸留酒を加えて15%前後程度のアルコール度数になっているものもあります。どうしてそういうことをするかというと、蒸留酒を加えることで酵母を殺して、糖分がアルコールに分解しないようにして、より多くの糖分を残して甘口にしたいからなんですね。そうして蒸留酒を加えているから、アルコール度数も高めになる。日本人の好みに合わせて甘口にしてるんです。だから日本特有のワインもどきとでも言おうか。そういうのは赤玉ポートワインに限った製法でもなくて、他の有名ブランドでも甘口と銘打っているものには同様の製法で作られているのがあります。とても詳しい解説、ありがとうございました。
これで、アルコール度が普通のワインより高めなのも、葡萄に由来しない蒸留酒が入っている事も分かり、頭が痛くなったのはその蒸留酒のせいかも知れないなと思いました。
丁寧なご解説、ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
私は元Su社に生産系社員(本社も工場も経験あり)として在籍していた者です。
既回答者の方の説明は概ね正しいとは思いますが、正確な内容を追加説明させて頂きます。
まず「赤玉ポートワイン」という商品名ですが、既に40年前に改称されていて、現在この名称の商品はありません。
明治時代当時の日本では、いわゆるテーブルワイン(生葡萄酒)のようなものには馴染みがなく、さっぱり売れませんでした。
そのためポルトガル産の「ポートワイン」のように甘味を持たせた葡萄酒を考え、1907(明治40)年に「赤玉ポートワイン」として発売しました。
これが当時の日本人の舌には合ったようで、大当たりしたという歴史があります。ネーミングも「赤玉甘味葡萄酒」というより、ハイカラな感じがしたのでしょう。
その後1970年代に、国際的にも原産地表示の規制が広く求められるようになり、最終的にはポルトガル産以外のものには「ポートワイン」という商品名は使用できなくなりました。これを受けてSu社では、1973(昭和48)年4月に「赤玉スイートワイン」と改称し、現在に至っています。
ですから、どんな酒類売り場に行っても「赤玉ポートワイン」はありません。余程過去のネーミングの印象が強く、それが払拭できていないのかも知れません。
製造方法の件ですが、正式なポートワインは、ブランデーの添加で発酵を中断させ、糖分を残すことによって、甘味が生まれます。
しかし、「赤玉」の方は、甘味果実酒の意味で「ポートワイン」の名称を借用しただけでしたから、製法は異なります。
詳細は企業秘密ですが、ベースとなるワインは、既に発酵を終えたものを使用し、酒税法上の分類の甘味果実酒とするために、連続式蒸留器で精製したアルコールと砂糖を加えています。ただこの場合の添加するアルコールは、ブドウ由来の蒸留酒(グレープスピリッツ)を使用しますので、酒類業界でよく使われるサトウキビやトウモロコシ由来の醸造用アルコールではありません。
質問者様が言っておられる頭が痛くなった理由として、「添加されたアルコールのせいかも知れない」は、根拠がないと私は思っています。
詳細なご説明ありがとうございます。
勉強になりました。
赤玉ポートワインの名称は、昔、父親がよく飲んでいましたので、その名称を覚えていたのですが、今では、赤玉スイートワインなんですね。覚えておきます。
ご回答、ありがとうございました。
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