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こんちは。
この国の過去の映像見ていると、赤化とか赤狩りとか、左翼とか、スパイとか、特別警察とか、間接侵略という言葉が出てきます。三島由紀夫が左翼の間接侵略という言葉を使っていたようで。
赤化とは平たく言うとソ連などの共産主義陣営からのスパイが共産主義を浸透させ自国の領土へと傾倒させる動きであると見ていいですかね?
あと、それに庶民が乗りやすいのはやはり平たく言うと平等とか、特権階級の排除とか理想論がてんこ盛りで、貧乏人に夢と希望を与えるものだからということでいいですかな?
特別警察はスパイを主に取り締まっていたのですか?
あと赤化から守ろうとしたのは国体ってことですか?資本主義を守ろうとしたのですか?
いろいろ教えてください。

A 回答 (3件)

”赤化とは平たく言うとソ連などの共産主義陣営からのスパイが共産主義を


 浸透させ自国の領土へと傾倒させる動きであると見ていいですかね?”
    ↑
少し違うと思います。
主体はスパイに限りません。
スパイじゃなくても、社会主義に傾倒した
人は、社会主義を浸透させようとするでしょう。

”それに庶民が乗りやすいのはやはり平たく言うと平等とか、特権階級の排除とか
 理想論がてんこ盛りで、貧乏人に夢と希望を与えるものだからということでいいですかな?”
    ↑
これも少し違うと思います。
社会主義に傾倒したのはインテリです。
庶民にも傾倒した人はいましたが、多くの庶民は
何か胡散臭い、と感じていたと思います。
インテリは理論で考えますから、理想論には弱いのです。
しかし、庶民は現実を骨の髄まで知っていますから、
そんな理想論は信じません。

”特別警察はスパイを主に取り締まっていたのですか?”
     ↑
いわゆる特高のことですね。
これは政治運動を対象とした高等警察から別れた
もので、無政府主義とか共産主義を取り締まるのが
目的でした。
スパイだけではありません。

”赤化から守ろうとしたのは国体ってことですか?資本主義を守ろうとしたのですか?”
    ↑
国体です。結果として資本主義を守ることになりますが
主な目的は国体です。
国体とは天皇を中心とした国のあり方です。
社会主義は、平等を理念としていますから、
天皇のような存在と相容れません。
それで、社会主義を取り締まった訳です。

戦後、米国は天皇制を残しましたが、その理由の
一つとして、天皇の存在が社会主義に対する防波堤
の役割を果たすことに注目した、ということが
あります。
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赤化とは、思想的に社会主義が正しいと思い込むことです。


庶民が乗りやすいのは、まさしく理想論だと思いやすいからです。
戦前の日本は財閥などが存在し、格差が大きかったということからも社会主義が入りやすい土壌がありました。
特高は、スパイではなく赤化した人間やその思想を伝えている発信源となる人間を捕まえることが目的です。当初はアナーキストによる政府転覆をもくろんだ幸徳事件が設立経緯です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5% …
赤化から守ろうとしたのは為政者の権力です。
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>赤化とは平たく言うとソ連などの共産主義陣営からのスパイが共産主義を浸透させ自国の領土へと傾倒させる動きであると見ていいですかね?


概ねイメージは合っていますが、若干異なります。

ロシア革命を経て成立したソヴィエト社会主義共和国連邦という政治組織の思想が、それまでの帝国主義とは異なる思想であることをお含みおき願います。
大雑把に申し上げますと、帝国主義は、支配する国土の拡大を目指しましたが、ソ連の思想は、国土はそのままにして社会制度の浸透を目指しました。
その結果、スパイという手法ではなく思想教育という手法を重視しました。
自由主義国家にとってはおろしくやっかいな手法です。
教育、思想の自由を保障するとたちまち浸透してきてしまいます。
これを指して三島由紀夫が「間接侵略」と呼びました。
自国で教育した人間を送り込んで新しい社会制度、政治組織を作るのに成功したのが現在の北朝鮮です。

結局、思想犯という目に見えない犯罪を取り締まる為に、日本では特別高等警察という組織を作りました。
人間の思想を変えるというのは絶望的に難しいために、拷問という手法が多用されました。

>あと、それに庶民が乗りやすいのはやはり平たく言うと平等とか、特権階級の排除とか理想論がてんこ盛りで、貧乏人に夢と希望を与えるものだからということでいいですかな?
むしろ、高等教育を受けて、社会的な矛盾に疑問を持ち始めた若者に浸透しやすい思想です。
現在でも、格差社会の解消のみを短絡的に追及すると社会主義思想に行きついてしまいます。

>赤化とか赤狩りとか
赤はソ連の思想のシンボルカラーとして使われたことから、判り易く赤化と言い現わされました。

>左翼とか
左翼、右翼というのは、歴史的な言葉で用法は国によって多少違いますので、正確にはネットで検索して下さい。
場合によっては革新、保守とも言い換えることができます。

>あと赤化から守ろうとしたのは国体ってことですか?資本主義を守ろうとしたのですか?
いろいろ教えてください。
国体という言葉の 意味をどのように受け取られておられるのかは存知上げませんが、当時の日本の社会制度、政治制度を指されるのであれば仰る通りです。
資本主義というよりは、自由経済主義というイメージの方が該当するかと思います。

蛇足ですが、
昭和20年代後半から昭和30年代にかけて流行した歌声喫茶やロシア民謡の流行も、このソ連思想浸透策が招いた結果の一つです。
明治時代のロシア文学や大正時代のロシア民謡の流行とは本質的に違いますので注意して下さい。
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