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最近、原子力発電をなくそう等の意見をよく聞きます。
その一方で、先日学校に企業説明にきた会社は原発は日本に不可欠とおっしゃっていました。
原発反対の人は原発がなくなったあとのことを考えての言動なんでしょうか?

A 回答 (17件中1~10件)

原子力発電所の立地などに関する法整備はいわゆる安全神話が作り上げられる以前にできていたので、過酷事故についても「あり得ないこと」ではなく、ある確率で起こりうるものとして想定しています。

そのため、立地の条件には過酷事故の際に定められた時間内に定められた範囲から住民を避難させる手段が確保されていることが求められ、人口密集地の近くには作りにくい理由の一つとなっています。アメリカでは大都市近郊にも原子力発電所がありますが、有事の避難については考慮されていて、例えば主要な道路にある橋やトンネルの強度なども考慮されています。過酷事故が起きても田舎の少数の人なら犠牲になっても構わないというのではなく、人口が少なければ避難が必要となった際に間に合う可能性が高いということなのです。住民の避難が必要となる事態は自然災害やテロなど様々な要因が考えられますが、確率的にはそれらの中で原子力災害は比較的小さなものに過ぎません。リスクの大きさは被害規模と発生頻度(確率)の積で決まりますが、私たちの「感覚」はリスクを正確に判断することはできません。安全な、つまりよりリスクの小さな社会を目指すには、感覚に惑わされず、定量的なリスク評価に基づく判断が必要です。

なお、情報が少ないため誤解の多いところですが、日本が他国と締結している原子力協定には使用済燃料の引き受けは含まれていません。放射性廃棄物の貯蔵や処分に関する技術や役務の提供は含まれているので、そこからの誤解でしょう。そもそも、廃棄物を含む核物質の国境を越えた移動は2国間の協定だけで自由になるものではありません。色々な情報を批判的に見るのは良いことですが、事実の認識が不正確だとせっかくの批判も意味を成さなくなります。

また、これもよく誤解されているところですが、寿命を終えた原子炉の廃止措置や高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する「技術的な」課題はほぼ解決済みです。諸外国でも最終処分の計画が予定通り進んでいないのは全て政治的なプロセスで躓いているからで、技術的な問題ではありません。
各国の原子力政策は細かいところで違いはありますが、お互いに参考にし合っているので、基本的なところはだいたい似通っています。日本の政治が信用できないという人も少なくないようですが、日本だけが特殊なことをしているわけではないのです。

原子力に賛成するにせよ反対するにせよ、私たちの生活に欠くことのできないエネルギーの問題を真剣に考えるのはとても良いことです。せっかく考えるのなら、その辺に転がっている不確かな情報を鵜呑みにせず、1次情報を確認する手間を惜しまず、正確な情報を基に考えるようにしたいものです。
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質問者さんは、自分の住む街に原発が出来るとしたら、賛成ですか。



今、東京湾など大量の電気を消費する場所の近くには原発を建設することが出来ません。なぜでしょう。

人が多く済んでいる場所からはある程度離れた場所で無いと原発を建設してはいけない決まりがあるからです。なぜでしょう。

私は、東京湾や大阪湾にも建設できて、誰も反対しないような原発が開発され、使用済み燃料も東京都内で永久処分できるようになったら反対はしないです。

福島は自分たちで原発を誘致したのだから、賠償など必要無いという方もいるようですが、
当時、「日本有数の大企業である東京電力が、最新技術の発電所を建設するのだから絶対に事故など起き無い」と言われていたのですから、まさかあの程度の津波でメルトダウンを起こし、放射能を撒き散らすようないい加減な核施設が作られていたなんて。


> 原発反対の人は原発がなくなったあとのことを考えての言動なんでしょうか?

原発推進派の人は原発が寿命を迎えたあとのことを考えての言動なのでしょうか。

原発推進派の人は原発は経済的な発電だと言いますが、使用済み燃料の処分方法のの見当も付かない現状で、本当に経済的だと思っているのでしょうか。
とりあえず、目先だけ良ければ良いのでしょうか。
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原発推進派は海外に原発輸出して使用済み核燃料と事故賠償引き受けてそっちの方がよほど何も考えてないでしょう。

トルコで原発事故ったら日本終わりですよ?ちなみに知り合いの医者が言ってましたが、原発の周りは異常にガン率が高いんですと。
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原子力に反対する人はよくエネルギーについて夢のような話をしますが、実際に必要な「量」をどうやって確保するのかという定量的な議論はほとんど為されません。

将来の目標として自然エネルギーなどの技術を磨くのはもちろん大切ですが、直近数十年のスパンを考えたとき、真面目に検討すれば現在のように「安全な」社会を維持するには原子力に頼らない場合、そのほとんどを火力、特に石炭火力に依存することになります。
石炭は石油や天然ガスに比べると調達リスクは低めですが、それでも日本の場合海上輸送に頼る以上一定のリスクはあります。また、CO2の排出が増え続けることで気候変動リスクも高まりますが、それを抑えるCCSなどの技術はまだ実用の目処すら立っていません。
原子力については、事故のリスク以外にも様々なリスクがあることは確かですが、リスクを十分に低く(バックグラウンド並に)抑える技術は既に実用化されています。現実に、事故のリスクを勘案してもなおエネルギー単位当たりのリスクとしては他のエネルギー源よりも低くなっています。
廃棄物の処理についても中間貯蔵施設は既に供用されている施設がありますし、最終処分についても技術的には完成しています。ただ、人間の感情は理屈とは違い、科学的にリスクが小さいことが証明されていても心情的に受け入れられない、というのも仕方のないことです。技術的な課題とは異なり、社会的、政治的な問題なので合意形成さえ進めば一気に解決する可能性はあります。

定量的にはごく僅かな原子力や放射性廃棄物のリスクを気にする人が、将来の技術を持ってしても人間の手には負えない可能性の高い気候変動による自然災害のリスクの増加に対して無頓着なのは、いささかバランスが悪いと思います。
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反対派は、原発に頼らないエネルギーのことを考えています。


推進派は、廃棄物の処理のことを考えていません。推進派の企業の場合は、自社の利益ののことしか考えていないでしょう。原発を生活の糧にしている人が、原発反対を主張するはずはありません。
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先日学校に企業説明にきた会社は原発は日本に不可欠とおっしゃっていました。


→その企業は原発で潤っている企業なんじゃないでしょうか?別の企業が、原発は不可欠ではないといったらどうします?

原発がなくてもどうにでもなることはすでに証明されています。

逆に原発が不可欠と言う方にお伺いしたいです。核廃棄物の処理はどうされるつもりなのかと。
また、廃炉の処理、核廃棄物中間処理、最終処理、福島原発の除染・廃炉等は、技術的に確立されていないし、果てして本当に経済的なのか???
原発不可欠と言う方に上記を問うと話をそらすんですよねえ~。
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現実に原子力発電を行っていない国が先進国の中にもあるので、日本が原子力なしでやっていくことは不可能ではないでしょう。

ただしもちろんデメリットはあって、経済には間違いなく大きな影響があります。ですので、「これまでと同じように安全で豊かな暮らしを続けたいと思うのであれば」という条件付きでは、「原子力が不可欠」というのもあながち間違いではありません。

一般に、経済的に豊かな国ほど平均的に人は健康で長生きです。つまり健康や生存を脅かすリスクの大きさは、経済的な豊かさと逆の相関があります。経済的な豊かさが失われれば、その分私たちの子孫が暮らす将来の社会が「危険」なものになるでしょう。

経済的な影響以外にも、あらゆるエネルギー源にはそれぞれ固有のリスクがあります。原子力だけが危険なわけではなく、自然エネルギーを含め全てのエネルギーはそれなりに危険です。電気の形で利用するエネルギーについて、単位発電量あたりどれだけの人が死んでいるかを比較したものがあるのでご参考に紹介します。
http://togetter.com/li/323361
この資料ではあくまでも直接的な死者数だけを比較していますが、日本に関して言えばエネルギーに関する最大のリスクはエネルギーの不足です。現代の「安全な」生活は大量のエネルギー消費に上に成り立っており、そのエネルギーのほとんどを輸入に頼る我が国ではエネルギー供給が途絶えることは安全が損なわれることを意味します。エネルギーを得る手段は色々ありますが、十分な「量」を確保できなければ安全な社会は維持できないのです。

昨今の脱原発運動はそれ自体が目的になってしまっていますが、本来の目的は「安全な社会」の実現ではなかったのでしょうか。原子力のリスクばかり注目して他のリスクと比較することを怠り、結果的に将来の世代によりリスクの大きな社会を残してしまうとすれば、現在に生きる大人としては無責任と言わざるを得ないでしょう。
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原発反対の人には何種類もあって、


ソノ1. 自分の地元や関係地域に原発があるのが迷惑。
ソノ2. 日本に原発があるのが迷惑。
ソノ3. 世界に原発があるのが迷惑。
ソノ4. 原発という技術そのものが迷惑。

通常の原発反対派というのは ソノ1 であって、自分に関係ない地方には原発があってもかまわんのですよ。自分も使う電気がなくなれば困ることは困るし。
なので、自分の地元の原発は止める、作らせない。しかしずっと遠く数百キロ以上離れた原発にまでは目くじら立てない。
何故原発に反対するかと言えば、迷惑だから。
何故迷惑かと言えば、事故発生の時には多大な損害を受けるから。福島がいい見本ですわ。(ちなみに福島は自ら率先して原発誘致していた地域なので、賠償なんぞする必要もありません。あそこは原発反対が異様に少なかった原発立地なのです。)

ちなみに、日本中・世界中の原発に反対している人もいますが、そんな人の邪魔まではしないのが普通。ソノ1の反対派の役に少しは立つんでしょうから。
ですがわけわからん反対理由述べられても、さっぱりわかりませんわー。
よく持ち出される最終処分場なんざ、東京都心に埋めればいいんじゃないですかね。あそこには自然が皆無なので、自然破壊しても全然かまわんです。

> 原発がなくなったあとのことを考えての言動なんでしょうか?

原発反対の動機が全然わかってないからこんな質問になるんですよ。
もし原発がなくなってから困るんなら、原発を必要としていた人たちが必死にその解決策を考えればいいだけの話じゃないっすか。反対派には関係ありませんよ。
反対派の基本は原発・建設を止めるということだけ。

原発反対派は「聖人君子」じゃありませんぜー ww
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今回の福島の事故の最大の問題は 非常用電源の位置があまりに異常なのにそのまま放置されつづけてたことです。


これは 技術者ならだれでもわかる異常位置なのに東電幹部は長期間 社員の意見を独裁専横恐怖政治によって口封じし続けてきました。
これについて東電幹部は全く責任をとってません。
こんな幹部がまかり通る日本国内で原発を使い続けることはあまりに危険です。
社会的にも人道的にも このような幹部の責任を取らせられない日本に 安全な原発運用は絶対無理です。
代替エネルギーは コンバインドサイクル発電、地熱発電、中小水力発電等検討に値するエネルギーはたくさんあると思いますが。
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福島事故以降の状況から、原発がなくなるとどうなるかが明らかになりました。


1)エネルギー資源として原発の代替ができるのは化石燃料である。化石燃料を使い続けるしかない。
2)自然エネルギーには限度がある。量を賄うのは無理。また値段も高い。
3)この結果、化石燃料の輸入にともなう国富が海外に流出。
4)二酸化炭素排出量が増大。
これらのことから、早期に原子力の安全性を高め復活する必要があります。
一方、世界、特に発展途上国(中国やインドなど)ではエネルギー需要は急増、これに対応するため原子力もその一翼を担って増加しています。
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