
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
山本五十六という人はとんでもないバクチ好きで、いつも「俺ァ海軍辞めたらモナコに行ってバクチ打ちになるんだ」と公言していたそうです。
そのバクチ好き山本提督が発案したのが真珠湾奇襲でした。これ、後世の私たちは成功したことを知っているから山本提督を名提督といってるんだけど、とんでもない大バクチ大作戦ですよ。だって、失敗したら太平洋戦争は実質1日で終わって、確率としたら失敗する確率の方がはるかに高いんですから。だから一度は「無謀すぎる」と却下されたんです。だけど、対米戦の指揮をとってくれって話になったときに山本提督が出した条件が「だったら真珠湾奇襲を認めろ」だったんです。それで海軍は困ってじゃあ他に誰か頼もうかとなったけど適任者がいない。結局困りに困って究極の選択で真珠湾奇襲を採用したのです。
ちなみに機動部隊の南雲提督は真珠湾に向かう道すがら、草鹿参謀に「僕は今思うととんでもないことを引き受けてしまった」と暗に現場判断での作戦中止を示唆して、草鹿参謀が慌てて「今さらそんなことをいわないでください」と諭されたという話があります。
また山口提督も果敢な攻撃精神をもった人ですが、基本的に航空機搭乗員というのは消耗品なんですね。珊瑚海海戦からマリアナ沖海戦に至るまで、海戦が終わるのは「航空機を使い切ったから」なんです。で、日本海軍は南太平洋海戦で多くの航空機搭乗員を失い、その回復がとうとうできなかったんです。だから山口提督の作戦方針だとどのみち航空機搭乗員を使い切ってオシマイになったと思います。
米軍は、主にカタリナ飛行艇と潜水艦を使ったパイロット救出マニュアルが完成していたのです。だから日本海軍が航空機搭乗員を使い切った南太平洋海戦では、一説によると米軍側のパイロットの喪失は20名程度にしか過ぎなかったという話もあります。なんとか海上に不時着して連絡がとれれば、助かる可能性が高かったのです。そして撃墜されたパイロットはさらにしたたかになって戦場に戻ってきますから練度も向上します。
じゃあ日本もそういうことをやればよかったのにと思いますが、日本軍にその思想はなかったというより、当時の日本には航空機に積んで乱暴に扱っても壊れない無線機というのが作れなかったんです。無線機が使えない以上救出のしようもありません。
マリアナ沖海戦のときは、米軍はレーダーで日本軍機の機影をキャッチし、迎撃機を無線で誘導して待ち伏せをするということがもう可能でした。実は欧米では、日本が太平洋戦争開戦「前」のバトル・オブ・ブリテンでレーダーをかく乱させるためにアルミ箔を撒いたりというような「電子戦」が既に行われていたのですが、日本では戦争を通じて信頼できるレーダーさえ作れませんでした(ロクな無線機も作れない国ですからね。戦前の日本は、部品の質の高さが求められる電子機器はまともなものが作れなかったのです)。当然、マリアナ沖海戦でアルミ箔を空中散布して米軍をかく乱するなんて戦法は考えもできません。いや、仮に考えたとしても、物資が足りない日本では貴重なアルミを空中でバラまくなんて「もったいないこと」は死んでもできなかったでしょう。
戦犯に関しては、二人とも戦争が終わってもおめおめと生きているようなタイプではなかったと思います。というか、山本提督があり得ないほどの最前線基地を回っていたのも「ミッドウェーの失敗で、死地を求めていたから」ともいわれています。周囲から「危険すぎます」と何度も制止されたそうなんですが、頑として聞き入れなかったそうですよ。
No.5
- 回答日時:
英米が名将って表現する司令官って実は大したこと無い奴だったからですよ
ロンメル将軍
北アフリカではウザかったわぁ…だけどエルアラメイン迄が関の山だったねw
沿岸防衛に固執してくれたお陰でフランス戦勝利できたよありがと
(グデーリアンやルントシュテットで無くて良かった)
山本五十六
真珠湾攻撃!思いつかないわぁ
お陰で戦争出来るようになったよ感謝、感謝
(従来の持久戦だったら米国国民は厭戦気分になって負けてたよ危ない危ない)
山口多聞
ミッドウェイでのヨークタウンへの反撃はお見事!
(南雲が直接指揮してたら飛龍持ち帰っていてその後のソロモン作戦に飛龍とその搭乗員投入されて負けてたし、彗星の投入が早まってたよ…山口くんサンキュー!)
No.3
- 回答日時:
五十六は連合艦隊司令長官ですが実績は無いですし
作戦立案なら黒島参謀や辻政信のほうが長けている
山口提督は名将だったと思いますよ
山本長官は「彼の死で太平洋の戦局が変わった…」と部下に呟いてます
ちなみに山本は生きていたら
「自分は戦争を引き起こした責任がある 死を免れてもセントヘレナへ島流しが関の山だ」と述べています
何らかの責任を取らされることはわかっていたでしょうね
No.2
- 回答日時:
山本五十六は基本的には「軍政家」なので、現場の海戦での実績はない。
だから名提督ではない。
ミッドウェイ-の前珊瑚海海戦(1942年5月)の段階で、日米の航空母艦を使っての戦闘技能は接近したものと推測される。
これによって、日本海軍の攻勢基調は停止したと思われる、いわゆる絶対国防圏が1943年9月に決まりますが、一年以上手遅れ状態だとおもわれます、攻勢基調がすでに止まったと(あとから考えれば)判断できますので。
この状況の変化を認識できなかったという意味では、戦略家としては優秀とはいえない。
また、認識していたが政策化できなかったとしたら、軍事官僚としても優秀でない。
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