電子書籍の厳選無料作品が豊富!

東京の夜でも星々は見えます。

輝く夜空の星々のように太陽も、どこかの星からは輝いて見えるのだと思います。

太陽の輝きは、たとえば私たちが肉眼で夜でも見える星(の周辺でも)からは、やはりその星の夜空として輝いて見えるのですか?

それとも、私たちが肉眼で見ている夜空の星々は、太陽よりもずっと大きいから遠くてもポツンと光に見えるのであって、太陽は小さすぎてそれらの星々からはほとんど見えないのすか?

たとえばオリオン座のそれぞれの星から太陽は、どのように見えるのでしょうか。

太陽が私たちが見るそれらのように、他の星からきらめく恒星として太陽は見えるのでしょうか。

私たちが夜空に見ているこの星から見ると、太陽はこのくらいに見えるよ、というような例を教えて頂けませんでしょうか。

お詳しい方、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

本来明るい星でも遠くで見れば暗く見えますし、暗い星でも近くで見れば明るく輝いて見えます。



この見かけの明るさだけでは星本来の明るさを比較できないので、恒星については同じ距離(10パーセク≒32.6光年)だけ離れたところから見たと仮定したら何等星に見えるかを示す「絶対等級」という考え方があります。ちなみに1パーセクとは年周視差が角度の1秒に相当する距離で、約3.26光年です。

わが太陽の絶対等級は4.8等で、これは32.6光年離れたところから見たら太陽は4.8等星(日本ではいえば空の暗い場所では肉眼で見えるが、東京の街中では見えないくらいの光度)に見えるということです。

天文年鑑(2014年版)によれば、オリオン座のベテルギウスまでの距離は640光年、三つ星の真ん中の星(オリオン座ε)の距離は1800光年なので、この2星の位置から太陽を見たらもっとずっと暗く見えます。星の明るさは距離の2乗倍に比例して暗くなり、何等星という等級の数値は5等級で明るさが百倍違うように決めているので、みかけの光度をm等級とすると、
m=絶対等級─5+5log【底10】(その星までの距離(パーセク単位))で求められます。

ベテルギウスから見た太陽の光度は、640/3.26≒196.3だから
m=4.8-5+5log196.3≒11.2 です。
オリオン座ε星では 1800/3.26≒552.1なので
m=4.8-5+5log552.1≒13.5 です。

太陽の見かけの光度はベテルギウスからは11.2等星、三つ星の真ん中の星からは13.5等星になるはずです。肉眼ではとても見えない微光星の一つでしかありません。

太陽のご近所の恒星の一つであるケンタウルス座のα星までの距離は約4.3光年なので、4.3/3.26≒1.32 4.8-5+5log1.32≒0.4 太陽は0.4等星に見えるはずです。これは地球から見たこいぬ座のプロキオンの光度とほぼ同じで、さすがにかなり明るいですね。

結論を述べれば、太陽はご近所の恒星付近では肉眼で見える明るさだが、ちょっと離れると(32.6光年という距離は天文学的にいえば太陽のすぐ近くです)肉眼では見えなくなる程度の明るさの恒星だということです。逆にいえば例に挙げたオリオン座の2星があれだけ離れていても1、2等星として明るく見えるのは、星本来の明るさ(絶対等級)が太陽よりずっと明るいからです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

たいへん詳しく教えて下さり、ありがとうございます。計算方法も理解できました。

お礼日時:2014/01/28 16:54

#1のリンクは「地球からみた相対等級」なんで、他の星からみてどうかの材料では有りません。


太陽(絶対等級4.8)と同じくらいの明るさの恒星としてはケンタウロスのアルファが4.38なので、ほぼ同じです。
これの見かけの等級が-0.01なので、十分裸眼で確認出来る明るさですから、同じくケンタウロスのアルファに惑星が有ったとして、そこからみた太陽の明るさはほぼ同一となります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%89%E7%B4%9A_ …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。リンク先参考になりました。

お礼日時:2014/01/28 16:56

「私たちが夜空に見ているこの星から見ると」から考えると 答えは「見えない 」と言う事になるみたいですね



肉眼で見える星は六等星までくらいだから・・

http://www.10byou.com/zatugaku/295.htm
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2014/01/28 16:58

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!