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今までフリーソフトのMusic Studio Producerを使っていたのですが、少し本格的に作曲がしたいと思い、有料のソフトを購入することにしました。購入するにあたって自分でも多少調べてはみたのですが、ソフトごとの違いがいまいちよくわかりませんでした・・・。そこで、みなさまの使用している、もしくは以前に使用していたソフトでこれが使いやすくておすすめというものがあれば是非教えてください。

A 回答 (2件)

おそらくWinソフトでの乗り換え検討ですね。



どれがオススメということはありませんが、比較検討できるソフトウェアの傾向をご説明します。

・Cubase
打ち込みベースでの制作がやりやすいタイプですね。
パターンを作成してそれをどんどん並べてゆくような制作スタイルでは非常に効率的に作業できます。

大きな特徴としてはソフトシンセやエフェクトの規格としては最も普及率が高いVSTプラグインの提唱メーカーであるため、これらのシンセを導入する際には安定した動作が期待できる点ですね。

オーディオは硬めで明るい音を特徴としています。

難点として上げられるのが独自システムによる負荷分散処理ですね。
タスク管理がちょっと微妙と言われているところで、実はソフトシンセなどを追加してもタスクは増えずにCubaseが管理する一つのタスクに負荷がどんどん蓄積してゆく仕組みになっています。
結果的にはDAW本体の動作が軽いとしてもソフトシンセやエフェクトをインサートすればするほどそのままDAW本体に負荷が蓄積されやすい傾向があります。
Win/MacハイブリットなDAW故にOSに依存しない独自システムで統一しているのですが、あくまで互換性やスペック面での均一化を図るものであって、最軽量化を図るための仕組みではないのだと思います。

・SONAR
割と感覚的に操作できるタイプで手弾き入力などのアバウトな打ち込みから整えてゆくことがやりやすいソフトです。
マウスのドラッグによるクオンタイズなどあまり数値に拘らない機能などもあり(通常のクオンタイズもあります)、打ち込みでもスナップをオフにして積極的にバラけたデータ作りを行えます。

Cal言語と呼ばれる独自のプログラム機能を搭載していて、自分なりに拡張機能を追加することなどもできます。また現在ではほとんど見かけなくなりましたが、ネット上で公開されているcalファイルを読み込むことで機能を拡張させることもできます。
これによって他社のDAWに搭載されているような機能をSONARに持ち込むと言ったこともできるわけで、昔はメーカーのアップデートに期待せずにユーザーが独自に拡張していくといった側面もありました。

オーディオはバージョンによって異なりますが、非常に正確なデジタルコンソール系の場合とアナログコンソール風な場合があります。
後者のオーディオエンジンを搭載しているときは定位が若干甘くなる傾向があります。
またどちらもボトムに厚みがありどっしりとした低音になるのが特徴です。
DAWのなかで最も早く64bit化に対応したソフトでその音質にも定評があります。
またバストラック上にプレビュー波形を表示できるのが他社製にはない機能で、例えばコンプレッサーやリミッターをかけたときに「どれくらいかかったのか」をバウンスすることなくグラフィカルに確認できるのは便利ですね。

難点は直感的な操作形態が裏技コマンド的に搭載されていて分かりづらい点。
とくにキーボードコマンドとマウスクリック組み合わせなどのメニュー階層を辿らずに一発でできる便利機能などを駆使すると圧倒的に素早い編集が可能なのですが、逆に言えば知らないと他社製との差がなくなるともいえます。
実際ネットで散見される「SONARはあれができない。これができない」のほとんどは使い方を分かっていないだけです。

最近はアイコン表示などインターフェースの可視化を行い他社製のソフトに体裁を似せて親和性を持たせていることと、キーボードとマウスクリックの組み合わせ技などの操作形態も正式にマニュアルに記載されており、いわゆる上級者しか知らなかったような編集コマンドや仕様も最初から覚えられるように改善されており、これらの問題は解消されています。が、それらをマスターするのはやはり大変でして、あせらずにじっくりと取りかかれば非常に高度な制作ができるDAWですね。

・Studio One
一応DAWということになっていますが、実際のところはオーディオ編集ソフトにちょっとMIDI機能をつけた印象ですね。
MIDIトラックに関しては初めからアウトボード(ハードウェアの音源モジュール)を繋げることを想定していないことが良く分かる体裁になっていて、昔ながらのシーケンスソフトとはちょっと発想が異なる特徴があります。
例えばMIDIトラックには連結先のソフトシンセのオーディオアウトプットのパラメータにアクセスするためのフェーダーがついていたり、逆に音源のCC#をコントロールするためのフェーダーが存在しなかったりするので、昔ながらのユーザーとしてはかなり驚きます。
結果としてシングルティンバーのソフト音源を扱うには問題ありませんが、外部音源モジュールやマルティンバーのソフト音源を扱うには細かな事前セッティングや割り切った使い方が必要となります。

どちらかといえばオーディオ素材をどんどん貼りつけながら作曲を行い、そのうえで足りない要素は部分的にソフト音源で補うと言った形に特化してますね。
動作が軽いと言う報告が多いのですがソフト音源を使った制作時にはそれほど軽くありません。
(見た目上のCPU負荷というより、実際の動作の俊敏性としてはやや重いです)
正しオーディオレベルでの編集ではかなり動作が軽いようですね。

オーディオ機能は非常に扱いやすく、レコーディング時のテイク管理やコンピングの容易さと徹底して無駄な手数を省いた操作性は特筆に値します。この点に関しては間違いなく現行DAWの中で最も効率よく素早い処理を実現していると言えます。

また、非常に音が良いと絶賛されていますがその点に関しては冷静に評価するなら「特別ではないが、良い音」程度に捉えておくべきでしょう。
まずStudioOneのオーディオを評価するユーザーはProToolsユーザーが多いこと。ProToolはほんの数年前まで内部24bit処理だったわけで、64bit処理のオーディオエンジンと比べれば差が出てしまうのは当然のことです。
前述のようにSONARは遥か昔から64bit化していますし(SONAR5にて実装済み)、音質で定評のあるSampletudeも内部64bit処理はかなり前から実現しています。
これら日本においてはマイナーでも質の高いオーディオエンジンを搭載しているDAWを使ったことのある人からすれば「StudioOneは確かに良い音だけど特別ではない」という印象を持つはずです。
また、誰も指摘していませんが個人的にStudioOneにおける弱点はプロジェクトを再生しているときとミックスダウンをエクスポートしたときでかなり音が変わってしまうという点です。吐きだした後の方が中域に落ち着きがあり、エフェクトの効きがはっきりする印象がありますね。そのため、クライアント様が立会いのもとでミックスやマスタリングを行うにはちょっと使いにくいDAWです。
ちなみに私はそうした差分を考慮した上でも最終的にStudioOne経由でミックスダウンする音が好きなので使っています。

・Digital Performer
もともとMac用のソフトですが現在はWin版もリリースされています。
非常に解像度の高いエンジンを持っているので精度の高い音源制作が可能です。
MIDIプラグインという編集の拡張機能を持っていて、MIDIデータに対するフィルター的機能をプラグインエフェクト感覚でMIDIトラックにインサートすることができます。(MIDIFXはSONARにも搭載されていますよ)
一音弾いただけで和音にする機能やベロシティーに対してリミッターをかけると言った使い方は良くある使い方ですかね。
MASというプラグイン規格を持っており、MIDIポート数などでVSTに比べて優位性があります。
(ただしVSTも3.0からMIDIポートの拡張が行えるようになりました)

また、MIDIデータ制作におけるレイテンシ―は最も低いとの報告もあります(実際に全く同じプロジェクトを用いて比較検討したそうです)
オーケストラなど非常にメモリやトラック数を消費する作曲時には一番ストレスが少ないかもしれませんね。

難点は初めて使うにはとても難しいところ。しかも最近は解説本も出ていないようです。

・Samplitude
MIDI機能を後から追加したソフトなので作曲にはあまり向いていないかもしれませんが、その軽快に動くプログラムと音質の良さでは定評があります。
フリーウェアのソフトから乗り換えるのならばそれほどストレスはないかもしれませんが、MIDIの機能は少なめですね。

オーディオエンジンは非常にすぐれており、タイムストレッチやピッチシフトにおける劣化の少なさは特筆すべき能力を誇っています。
どうしても波形編集の力技も必要になってくるボーカロイドの歌声編集などでは頼れるソフトですね。
またオブジェクト(波形のリージョン)単位で全ての作業を行えるというが大きな特徴で、最近は他社製品もこの機能をつけてきていますが、もともとこの体裁で設計されているSamplitudeは動作の機敏さ・操作性ともにアドバンテージがあります。

クリアで抜けの良い音質ですがCubaseやStudioOneのような中高域にピークを作った音質と異なり、純度が高く歪みなどの濁り要素がない故に音の分離感・明瞭感がハッキリしていると言えます。
また低域を持ち上げても中域をマスキングするようなブーミーな音にならずしっかりとボトムに留まるところも大きな特徴と言えます。


どれも非常に完成度の高いソフトです。
後は好みですね!
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私は有料ソフトもいくつか使ったことがありますのでそのアドバイスはできるのですが、その前にフリーの「Studio One」というソフトはご存知でしょうか。

有料ソフトは数万円しますから、まずこれをお試しになって、それでも物足りなかったら有料をお考えになってもよいと思います。

http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone …
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