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検索してもみつからなかったので質問させて下さい。

市販の食塩を水に溶かし、そこに気体の塩化水素を
通じて共通イオン効果で再び食塩を析出させました。

しかし、疑問に思ったのですが市販食塩の不純物(主にCa2+、Mg2+、Fe3+、Al3+、SO42-、Br-)は、
塩化物として沈殿したりしないのでしょうか。
特に、Na+よりもイオン化傾向が低いMg2+、Fe3+、Al3+について知りたいです。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

 市販の食塩の組成を見ていただければ分かりますが、ほとんど純粋な塩化ナトリウムです。


 実験条件にもよりますが、Mgくらいなら沈殿していそうです。これはにがりです。FeやAlが沈殿しないだろうと考えられる理由は、主に溶解度です。
 わたしの記憶だけなので確かではないですが、塩化鉄や塩化アルミはかなり水に溶けやすかった記憶があります。
 また陰イオンの方は塩化水素では沈殿しません。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
しかしますます謎が深まってきました(^^;)
水に溶けやすいという性質だけで沈殿は発生しないものでしょうか。
この場合、塩化水素ガスを通じているので水ではなく塩酸になっていると思うのですが。。。

お礼日時:2004/05/14 14:59

塩化鉄は、かなりpHが低くないと水酸化物の沈殿が出ます。



食塩中の濃度が十分低ければ出ないのでしょう。
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 濃塩酸といえどもその濃度はせいぜい35%の水溶液です。


 しかも、濃塩酸に鉄粉を入れると激しく発泡して溶けます。

 これは溶解度の問題で、あるイオンが飽和した時に、対イオンとして何を捕まえて結晶化しやすいかということです。
 つまり、塩化物イオンを塩化水素ガスとして飽和させた時に、溶解度の低い順で沈殿が生成します。
 また、飽和溶解度に達するほどイオンが含まれていない場合、そのイオンは沈殿を生じないことになります。
 これを利用して、より純度の高い塩化ナトリウムを得る方法として用いられます。これを(広義の)再結晶といいます。

 また、イオン化傾向と溶解度はさほど関係がないような気がします。塩化銅や硫酸銅はかなり水に良く溶けますが、銅のイオン化傾向はとても高いですよね?
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この回答へのお礼

またまた質問に回答して頂いて本当に恐縮です。
おかげで頭の中でイメージとして理解することができました。大変有難うございました。

お礼日時:2004/05/16 23:45

> 銅のイオン化傾向はとても高いですよね?


 失礼しました。高い→低いに訂正です。
 うっかりしていました。
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ビジュアルワイド図説化学のP178の溶解度を見てみましょう。


どの塩化物も塩化ナトリウムより溶解度が低いですね。だから不純物は塩化物として沈殿しないのです。

また、塩化水素を使って食塩を析出させるときは溶解度積を利用して食塩を析出させているので、イオン化傾向はまったく関係ありません。
(…まったくとは言えないかもしれませんが…)
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この回答へのお礼

回答有難うございました。確かに載っていました!
今までいろいろなページを回っていたのですが、身近なところにあるものなのですねぇ。本当に有難うございました。

お礼日時:2004/05/16 23:44

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