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インクジェットプリンタのローエンドモデルは10000円以下
型落ち品になると5000円ほどで販売されています。
インクカートリッジの価格を考えると到底考えられない価格だと思うのですが、
実際の製造原価はどの程度なのでしょう?

産業機械製造のメーカーに在籍していたのですが、どうしてもコスト積み上げすると、
この価格で製造できる方法を思いつきません。

工賃 人件費が安価な海外生産だとしても、素材価格はそんなに安くはならないものです。
標準化を進めたとしても限度があると思います。

キャビネットの樹脂 金型 内部の駆動パーツ 電子回路  ETC

プリンタはインクで稼ぐシステムと聞いたことがあります。
そうだとしても、後述の様なケースだとメーカーはどこで採算が合うのか疑問です。

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私の友人は普段プリンタをほとんど利用しないので年賀状作成期に目づまりさせていることがあります。
修理費より買ったほうが安いので、買い替えるそうです。

200枚出すそうなので、4色4000円でインク買うより安いプリンタ買ってきて適当に使えばよい。
プリンタ本体が消耗品化しています。

そんなことでよいのか?と モノつくりに携わったものとしては悲しくなってしまいます。

A 回答 (2件)

プリンタの修理屋です。



ダンピングのうわさが出ては、メーカーが否定するという状態です。

原価なんていうものは分かりませんけど、メーカーの卸価格にはある程度の余裕があるというのは確実でしょうし、取引によって価格が変わってしまうという事もあるのでしょうね。

質問の中に「型落ち品」が入っていますけど、これは分けて考えるべきです。
型落ち品というのは、メーカーが生産を終了した品物のことです。
何年販売していても現行商品として販売していれば型落ちにはなりません。

さらに、メーカーは作り過ぎをしなくなりましたので、大量に型落ち品が発生して、安く出荷するなんていう事は昔の話です。
型落ち品は販売店に残っている流通在庫ですから、価格は販売店が勝手につけているだけです。
メーカーとしては、代金の回収は終わっているはずです。


さて、金型の話なども出ていますけど、金型くらい金額が分からないものもありません。
以前にカメラ部品を作る会社で勤務していて、金型の手配をしていました。
同じ部品図面を出しても、作り方によって10倍くらいの差が付きます。
逆に言えば、安く作ろうと思えば驚くほどの価格になるわけです。
私が在籍していた会社で作っていた金型は、内部の機構部品を4個取りとしたものでは、大体30万ショットの寿命があって、100万円~200万円程度。
外装のカバー類だと200万~300万円程度だったはずです。

当然、途中のメンテナンスが必要になってしまうこともあり品質が不安定になっていましたが、メーカーが自社で作ったところ(総焼入れ)、1000万円をかるく超えたとか。

プリンタのプラスチック部品はカメラ部品に比べれば精度は落とせるはずですし、
電鋳も多用しているかも。

ただ、そういったことを考えに入れても、メーカーの直販価格が限度でしょうね。



そこで考えられるのは、販売店との取引の仕方。
メーカーとしては利益率の高い商品を売り込んで、そのオマケとしてインクジェットプリンタをつけている。
これに近い考え方のような気がします。

メーカーとしても、他に利益源があれば、インクジェットプリンタの価格&利益にはさほどこだわらないという事はあるかも。


こういう発想に至ったのは2つほど理由があります。
ひとつは、数年前のタイの洪水。
タイに生産工場を持っていたキヤノンは大打撃を受け、インクジェットプリンタは、新品も部品も半年くらい供給不能になっていました。
市場では商品が品薄になり、人気モデルを在庫していた販売店では高値で販売する事例もありました。

ところが、そのときEPSONはたいした動きもせずに淡々と販売をしていました。
販売店にしても、価格を下げなくても絶対数が少ないので売れるはずなのですけど、例年通りの販売を続けていました。
普通に考えれば、大もうけできたはずなのに、それをしなかったと取れます


もうひとつは、昨年秋の新製品の価格。
アベノミクスの影響で円安になり輸入品は高くなっています。
プリンタも上がってくると予想していたのですけど、無かったですね。


これらの2つを考えると、メーカーはインクジェットプリンタで利益を出さなくてもよい、と考えているのかも。
インクは日本国内で製造していますし、海外に出荷する分は円安の効果で利益は大きくなっているはず。



また、キヤノンは、このところ2年ごとにインクを変更していますし、品数は減る一方です。
5~6年前の半分くらいになっているのでは?
でも、1年通してシェアを見るとエプソンといい勝負なのですから、笑ってしまう話です。

今年もインクが変更される予想ですけど、細かく変更すればサードパーティーの追撃の対策にもなります。


そんな感じなのかも知れませんね。
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>メーカーはどこで採算が合うのか疑問です。


インクカートリッジで採算を合わしていると思いますよ。


>プリンタ本体が消耗品化しています。
プリンターは消耗品だと思いますよ。あの精密なノズルヘッドを長年品質を維持するのは
ハード側からいうと大変だと言うことです。2年ほど使って破棄する方が印字品質は保たれますね。

レーザープリンターも同じです。私は下記の機種を購入しましたが2回ほどトナー交換後は
新品を買ってます。
http://product.rakuten.co.jp/product/-/ff489a355 …
トナー4本買うより本体の方が安いですから。
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この回答へのお礼

安価なプリンタを友人のような使い方をしたらプリンタメーカーは利益が生まれないということですね。
あれだけのメカで10000円以下で販売できる。
コストダウンにも限界があるとは思います。
設計開発費 製造原価 輸送経費 国内の流通経費 どう考えてもプリンタ本体は2000円以下で出来ていないとペイしないと思います。
あれだけのメカが、そんなに安く作れないと思います。

逆に言えば、機種ごとの個別的な原価計算ではなく、インクで回収できる利益でプリンタ本体をカバーしているのでしょうか?

プリンタ本体 50000円 インクは300円だったら もっとみなさんメカを大事にすると思ういのですが。

友人が1年から2年 動かなかったら廃棄するローエンドプリンタ

なんだかなぁ・・・と感じてしまいます。

物は大切にしてほしい。

お礼日時:2014/05/11 20:46

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