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マイナスイオンと陰イオンは違うんですか?
授業でマイナスイオンの効果の製品とかは疑似科学みたいに聞きました。
マイナスイオンと陰イオンの違いは何なのでしょうか。
両方、マイナスの電荷をもっていますよね?

違いがわかりません…
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

>マイナスイオンと陰イオンは違うんですか?


違います。
マイナスの電荷を帯びた原子は、「陰イオン」です。英語では「negative ion」または「anion」と言い、マイナスイオンとは言いません。間違って使われること度々ありますが、「マイナスイオン」という言葉は正しい学術用語ではないということです。

で、マイナスイオンとは何かというと、空気中の原子や分子が電子を得てマイナスに帯電したものと説明されることが多いようです。
学術的に正確な定義もないようですし、物質を特定できているわけでもないというのが実態です。
従って疑似科学とみなされています。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。

わかりやすかったです。

お礼日時:2014/06/04 21:58

マイナスイオンについて一般的な説明はこちらの知恵ノートをごらんください。


http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n142879

学校で教わる陰イオン(負イオン)は物質が水などに溶けた時か、高温で融解した時に生じます。要は液体の状態で観察されます。一方、マイナスイオンは空気中に浮遊する負電荷を帯びた水分子のクラスターで、大気負イオンという学術用語の別称です。マイナスイオンをテーマにした学術論文は国内外で何本も見つかります。

残念なことに学校の教員はマイナスイオンのことを知らないばかりか、デマにも等しいニセ科学批判者の主張を真に受けるなどして、マイナスイオンを疑似科学ないしニセ科学扱いして学生に嘘を教えるケースが散見されます。大学では長崎大学、徳島大学などでそうした低レベルの授業が行われています。

マイナスイオンは滝壺や激流などの自然要因で生じますし、電極に高電圧をかけて人工的に生じさせることもできます。髪をサラサラつやつやにするマイナスイオンドライヤーは最も成功した応用例です。他に消臭・抗菌・抗ウイルス・除電・酸化防止など多岐にわたる応用例が報告されています。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。

勉強になりました。

お礼日時:2014/06/04 21:56

"マイナスイオン"という言葉は自然科学の場では一切登場しない言葉で、


#1さんのおっしゃるとおり、科学的には何ら意味を持たないものです。

もちろん、マイナスイオンとは何かを定義してそれに付帯する何かを研究すること自体は科学としてあり得ることですが、それは未だ科学のメスが入っていない「未科学」です。
そんな未科学であるマイナスイオンについて、「マイナスイオンはあります!」とO保方さんのように言い張ったり、
「マイナスイオンが健康に~」などと表現したりするのは非科学であり、オカルトです。

しかし、我々から見れば明らかにオカルトなのですが、あまり慎重ではない方々が科学的だと勘違いしてしまうようです。
このような、科学に疎い人間が見たら一見科学に見えるオカルトのことを疑似科学・エセ科学・ニセ科学と言います。

このエセ科学には、マイナスイオンについて世間に流布する情報のほか、血液型性格判断、○○ダイエットなど、まあ誤解を怖れずに言えば女性誌が大好きな話題ばかりです。
そう、美容と健康の業界はほぼ100%エセ科学でできています。

また別角度から見ますと、「マイナスイオン」という言葉は商標として登録されています。
これが何を意味するかおわかりですか?
「マイナスイオン」という一般的な言葉は存在しない、ということです。
「りんご」だの「みかん」だのとおなじように「陰イオン」などの一般的な名称は
商標として特定の個人・法人が独占利用できません。
しかし「マイナスイオン」ということばはだれかが独占利用できるのです。

さて、最後になりましたが、簡単にまとめ。
授業で習った「陰イオン」とは原子または原子団が負電荷を帯びたものです。Cl^-やNO3^-など。英語で言えばanionです。negative ionはやや説明的。
マイナスイオンは科学ではない何か、です。
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この回答へのお礼

返信が遅くなり申し訳ありません。
返信ありがとうございます。

マイナスイオンは科学ではない何かと理解しました。

お礼日時:2014/06/21 22:26

#2の引用サイトを見てみました。


>マイナスイオンとは、空気中を浮遊する「負電荷を帯びた微粒子水」です。同じく「水分子がくっついた負イオン」と言い換えることもできます。「大気負イオン」という学術用語があり、その別称です。英語では普通negative air ionと呼ばれます。

これは化学で使われている「イオン」ではありませんね。
「大気負イオン」というのが学術用語であると書かれていますがどこの学会でしょうか。
帯電した空気中の微粒子(水滴、埃等)をイオンと呼んでいるとしたらそれは全く化学のことを知らない人たちが使い出した言葉であるということを示しています(英語名はもっといい加減です。”air ion”とは何でしょう。これだと空気中に浮遊する帯電粒子の意味だとは読み取れません。空気がイオン化したもの=空気の成分である酸素や窒素がイオン化したものという意味になります。そういうものは普通には存在しませんので意味不明になります。airを空気の意味ではなくて大気の意味で使っています。air pollutionという時のairです。そうであれば negative ion in air です。単に仲間内だけで通じたらいいという言葉の使い方(=業界用語)ですね。業界用語は学術用語ではありません)。

化学で使われている「イオン」の意味は国際会議で決められています。#3にも書かれているように
>原子または原子団が電荷を帯びたものです。Cl^-やNO3^-など。
水H2Oが関係するイオンであればOH^-かH3O^+です。イオンを構成する原子の種類やつながり方、帯電している電荷の種類と大きさ、すべて決まっています。イオンのサイズは原子や分子のサイズと同じ範囲にあります。水滴は分子ではありません。分子の集合体です。原子、分子のサイズを微視的と呼ぶのであれば水滴のサイズは巨視的です。したがって一番の問題点は粒子の大きさです。
原子も分子も、水滴も埃の粒も微粒子だとひとくくりにしてしまう人が結構います。そういう人たちが使い出した言葉なのです。空はなぜ青いのかの議論の中でも空気中の水滴や埃による散乱と、酸素や窒素という空気の成分分子による散乱とを「微粒子による散乱」として同列に扱っている議論が多いというのと同じ事情なのだろうと思います。でも物理でも、化学でも、水滴やほこりのサイズのものと原子、分子のサイズのものとははっきり区別します。原子のサイズは10^(-10)m程度です。水滴やほこりの微粒子の大きさは1μm(=10^(-6)m)程度以上です。大きさで1万倍違えば原子数でいうと1兆倍ぐらい違うということになります。化学でこういうサイズの帯電粒子を扱うこともあります。コロイドの単元で出てきます。帯電したコロイド粒子のことをイオンと呼ぶことはありません(後でこういう混乱が出てくれば困りますので「イオン」は原子、分子サイズで帯電している粒子に対して使う言葉だということをしつこく授業でも言うのです)。
負イオンと呼ぶか、マイナスイオンと呼ぶかという名前のことを論点を持っていくと、どちらでもいいのではないか、違いがそれだけであれば別におかしいということはないと受け取るい人が出てきます。ポイントは巨視的なサイズの帯電粒子をイオンと呼ぶというのがおかしいというところにあるのです。その帯電粒子が健康にいいというのはさらにもっと検証の必要なことです。どう呼ぶかを超えた内容ですね。本当に検証されているのでしょうか。「電気、磁気」という言葉にまとわりつく魔力的なイメージを利用した宣伝でしかないのではないでしょぅか。昔、電車の中で「これは電気分解の水」だと言って大事そうに容器を抱えているおばあさんを見たことがあります。アルカリイオン水も同じたぐいのものですね。磁気ネックレスも同じです。トルマリン、ゲルマニウム、・・・ぞろぞろ出てきます。

想像ですが気象関係の学会で「大気負イオン」という言葉を使っている可能性があります。
でもそれはたぶん、大気汚染などを扱う作業の中でのことだと思います。「イオン」という言葉の誤用というのは学会として恥ずかしいことなんですが、業界用語的に使われているかもしれません。でもマイナスイオンが体にいいなんていうのはその学会でも関係のない話のはずです。
#3に「マイナスイオン」は商標登録されている言葉だと書かれています。そうであれば「大気負イオン」という言葉が使われているとしても「マイナスイオン」とは別のものです。学術用語が商標登録されるということはありませんので「大気負イオン」という言葉に乗っかって商売をしようとした人が「マイナスイオン」という言葉を作ったということになります。その学会があいまいな言葉を使ってしまったので商売の権威付けに使われるようなことになってしまったのだということになります。
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この回答へのお礼

返信が遅くなり申し訳ありません。
ありがとうございます。
大気負イオンについて初めてしりました。
色々な所でイオンという言葉は使用されているんですね。

お礼日時:2014/06/21 22:30

マイナスイオンは、一部の分野で使用されている用語です。

これについてはすでに説明されているので省きます。
>疑似科学みたいに聞きました。
 そうです。
 大気中に浮遊する負電荷を持つ微粒子をマイナスイオンとすると、海岸でふんだんに浴びることになる塩素や硫酸イオンを含む微粒子、コピー機の排気に含まれるオゾン、や高山に昇ると吸うことになるオゾンも負電荷をもつマイナスイオンです。
 滝つぼなどでは確かにマイナスイオンが観察されます。レナード効果( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%8A% … )によるものです。雷雲の発電とかでもマイナスイオン(笑)は重要な要素になります。しかし、それを何らかの効果に結びつけるのは飛躍であり疑似科学です。
 森林では植物から発散される有機酸によるマイナスイオンでしょうし、滝つぼは単に低い温度や湿度、音による心理的な効果でしょう。マイナスイオンドライヤーは微細な帯電した水滴による髪の毛への付着でしょう。--別にプラスイオンでも構わないし同様な効果が認められています。

 無声放電で得られる有毒なオゾンのマイナスイオンひとつ反証を挙げるだけで否定される。そんなもの科学ではありませんね。しかし、このオゾンマイナスイオン、強力な酸化剤ですから消臭・抗菌・抗ウイルス・除電には役立ちます。しかし有毒でもあります。酸化防止ではなく酸化作用があります。
 科学が何かを知っている理科教師なら、擬似科学はとてもよい教材になりますね。

 個々の現象について、きちんと説明しうるものなら科学といえますが、マイナスイオン=有益となると、科学ですらありません。
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この回答へのお礼

返信が遅くなり申し訳ありません。
ありがとうございます。

勉強になりました。

お礼日時:2014/06/21 22:32

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