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日銀は国債を大量に購入しその結果、日銀当座預金の残高が139兆円にも達しています。これは、銀行には余分な資金が溢れていることを意味すると思うのですが、それでも短資会社の仕事はあるのですか。

それから日銀当座預金に対し、日銀は0.1%の金利を払っています。これは銀行に対する助成金ですか。麻生大臣は880兆円のタンス預金を批判していました。0.1%の金利支払いを止め0%にしたり、あるいはヨーロッパのようにマイナス金利にしたりしたら、日銀当座預金が、実体経済に流れて行くでしょうか。あるいは海外に流れるでしょうか。

A 回答 (3件)

> 日銀当座預金の残高が139兆円にも達しています。

これは、銀行には余分な資金が溢れていることを意味すると思う

余分かどうか、なんてどうやって決めるんですかね? 質問者氏が勝手に決めるんですか?


> それでも短資会社の仕事はあるのですか。

短資会社は、現在はもう3社しか生き残っていません。
それでも、銀行間の短期資金の調整があるので、ゼロにはならないでしょう。


> それから日銀当座預金に対し、日銀は0.1%の金利を払っています。これは銀行に対する助成金ですか。

139兆円は5月末残かな? 当然、末残に対して預金利息がつくわけがありません。平残ベースで考えないと全くおかしいわけです。
平残ベースでは、大体900兆円程度になるはずですが、この0.1%はたった0.9兆円です。これを銀行全体で分けるわけですが、経常収益は24年決算ベースで15.5兆円です。
補助金・助成金と思うのは勝手ですが、額が小さすぎますし、そもそも預金金利が補助金だというのが正しいとは全く思いません。

大体、日銀当座預金に積み上がっている額の相当部分は日銀が国債を買った代金ですが、国債の利回りは直近の数字でも0.6%と日銀の払う利率よりも相当大きいです。10万円の補助金をもらうためだけに100万円使うのが馬鹿らしいのと同じように、その金額を補助金とするというのは全く合理的ではありませんね。


> 麻生大臣は880兆円のタンス預金を批判していました。

麻生氏の発言をきちんと見るとそんなことは言っていないんですが。
マスコミがかなり歪めていますね。
最近のマスコミは、というべきなのか、マスコミは昔から、というべきなのか分かりませんが、相当に伝達時の歪みがありますので注意が必要ですね。

麻生氏の発言内容は、個人資産のうち現金預金が880兆円あることを指摘して、それが投資に回るようにすべきだ、という意味を言ったのであり、タンス預金が880兆円あるとか、持っているのがケシカランという話ではないですね。
http://www.mof.go.jp/public_relations/conference …



> あるいはヨーロッパのようにマイナス金利にしたりしたら、日銀当座預金が、実体経済に流れて行くでしょうか。あるいは海外に流れるでしょうか。

政策金利の下限をマイナス0.1%まで容認する、という決定はありましたが、マイナス金利になっていませんが?

その点は横においておくとして、当座預金金利が例えばマイナス0.1%になった場合どうなるか、ということですが、おそらくは何も起こりません。

貸出利率は1%~1.5%であり、現在でも当座においておかずに貸付を行えば0.9%~1.4%の利益が追加で入るはずです。が、それをしていないということは相応の貸付先がないということに他なりません。
当座預金金利がマイナスになっても貸付先がないという事情は変わりませんから、結局は一般の預金金利が下がる程度の効果しかないと思われます。
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この回答へのお礼

>経常収益は24年決算ベースで15.5兆円です。

経常収益は15兆4639億円ですが、経常費用が11兆4806億円で、この結果経常利益は3兆9833億円です。今後銀行は何で稼ぐのかが見通しが立たず、不安を抱えているとも聞きました。0.1%の利子が良いか悪いかは分かりません。かつて0%だった頃、短期金融市場は壊れていたと言っていた人がいました。0.1%の利子は、短期金融市場を維持するのに役立っているのでしょうか。日銀当座預金の金利が0%なら短期金融市場での金利も下がり、短期金融市場の取引で儲からないから担当者が少なくなる。だから短期金融市場の機能が低下するといった具合でしょうか。0.1%の利子は銀行の経営を助けられなくても短期金融市場の機能を保持するのに役立つと言って良いですか。

>大体、日銀当座預金に積み上がっている額の相当部分は日銀が国債を買った代金ですが、国債の利回りは直近の数字でも0.6%と日銀の払う利率よりも相当大きいです。

それでも銀行は国債を売っているのですね。将来、本当に2%のインフレが実現して国債価格が下落するかもしれないと心配している結果でしょうか。でも日銀当座預金に置いておくだけでは損ですね。

>その点は横においておくとして、当座預金金利が例えばマイナス0.1%になった場合どうなるか、ということですが、おそらくは何も起こりません。

そうですか。当座預金に置いておくより国債(短期国債)を買ったほうが得ということになりませんか。

お礼日時:2014/06/21 09:34

手形交換所を利用している、金融業者は日銀の口座での決済を行うため、交換での負け分を短資業者からの借り入れでまかなっていると思われます。

(半日とか1日)
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この回答へのお礼

日銀当座預金の残高が激増していますが、そうなると短資業者の借り入れをする必要が少なくなるのではないですか。短資業者からの借り入れでも金利がかかるのですよね。

お礼日時:2014/07/03 10:20

> 経常収益は15兆4639億円ですが、経常費用が11兆4806億円で、この結果経常利益は3兆9833億円です。



売上と利益を比較しているようなものなので、対応関係がおかしい。


> 0.1%の利子は銀行の経営を助けられなくても短期金融市場の機能を保持するのに役立つと言って良いですか。

良くないでしょう。
利子が付いても付かなくても、銀行間の短期資金のやり取りはありますし、その利子を短資会社が受け取っているわけでもありませんから。


> 将来、本当に2%のインフレが実現して国債価格が下落するかもしれないと心配している結果でしょうか。

さあ?


> でも日銀当座預金に置いておくだけでは損ですね。

優良な貸出先があるかどうか、というのが問題ですね。
アメリカなどの例を見ても、貸出につながるまでに数年単位でかかる例が多いです。


> 当座預金に置いておくより国債(短期国債)を買ったほうが得ということになりませんか。

そう銀行が思っているなら、現在でも日銀当座預金として置いておかずに国債を買っているはずです。
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