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くだらない質問ですみませんが時間のあるときに答えてください。
『または』という言葉は例えば『AまたはB』ならAかBか少なくとも一方が成り立っていればいいという意味だと思いますが、なんだか二通りの使い方があるような気がします。
例えば、

1.生徒の父または母は、無断で校内に入らないでください。

2.来週は進路相談会があるで、生徒の父または母は、学校に来てください。

1のほうの『父または母』父か母かどちらかに当てはまる人、つまり『父も母も』といっても変わりないような使い方だと思います。

一方2の方の『父または母』は、父か母か少なくとも一人行けばいい(両方とも行ってもいいですが)という意味だと思います。決して、父または母というのは、父か母かどちらかに当てはまっている人、すなわち両親とも、という意味ではないと思います。

こんな風に使われ方が若干違う場合があるような気がするのではないかと思いますが、どう思われますか?

A 回答 (12件中1~10件)

自分自身の中でも思考がこんがらがってきましたので、整理してみます。

(^^;;

まず、そもそもの「または=or」というのは、論理的には条件や結果について全く択一的であり、いずれか一つが成立すればそれ以外は採用しないという場合に使います。従って、#4のmak0chanさんが引用されている広辞苑の用法でいくと、2に当たります。
つまり、
>>『小学生または中学生は、昼休みに教室の掃除をする』という文は日常的には見かけると思いますが適切ではなく、
>>『小学生および中学生は、昼休みに教室の掃除をする』といわなければならない
という点に関しては、それが正しい使い方になるかと思います。この例文では、小学生も中学生も掃除をするのであって、小学生が掃除をするときには中学生はしない、という意味ではありません。ですので、「または」という日常的な用法は、内部では「and」の意味を表しています。

次に挙げられている例文ですが、
>>『この中で、お父さんまたはお母さんになった人は、手を挙げてください』
というのも、実際には「and」の意味で使われているのであり、最適な(というか最もストレートな)表現であれば「および」を使うべきでしょう。
その一方で、
>>『明日は進路相談会だからA君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください』
という場合には、父親か母親のどちらか一方が出席すれば足りるので、もう一方は来る必要はありません。これが本来的な意味での「または」すなわち「or」の用法ですね。

結論的に申しますと、
1.本来、論理的な用法としては「または」=「or」であり、いずれか一つが成就すれば他の選択肢は成就しない。
2.一般的な用法として「and」の意味で「または」を使うことがあり、
3.その意味での用法の方が広く一般に用いられている
というところに思い至りました。

あやふやな知識で論理的な説明をしようとしてしまったばっかりに、余計に混乱させてしまったかも知れません。「自信あり」などとしていたのが恥ずかしい限りです(^^; 失礼いたしました。
今度こそ間違っていないとは思いますが、専門家の方が見ていらっしゃれば、フォローして頂けると幸いです。

この回答への補足

またまた回答ありがとうございます。
私も色々考えてみました。
>1.本来、論理的な用法としては「または」=「or」であり、いずれか一つが成就すれば他の選択肢は成就しない。
これについては、個人的には広辞苑1の方の使い方が多いような気がします。
2または3の倍数には2も3も6も含まれますから。
日本語の『または』には、英語の単なる『or』と『either or』の二通りがあるのかもしれません。
さて、
>『この中で、お父さんまたはお母さんになった人は、手を挙げてください』
この『または』を『および』で置き換えるのは難しそうです。
父および母になれる人はいませんから。
『父になった人および母になった人』
と言うのが一番正確かなぁ…

大分、あえこれ考えましたが、

>『この中で、お父さんまたはお母さんになった人は、手を挙げてください』

この『お父さん』、『お母さん』は具体的な人ではなく、いわゆる範疇ですから、どっちかに入っていれば手を挙げろ、と言うことなのかなぁと思ったり、

>『明日は進路相談会だからA君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください』

こっちの『お父さん』、『お母さん』は具体的な人を指しておりそのうち、少なくとも一方が来いということなのでしょうか?
それか『父または母は来い』と言うのは、『父がくる、または母が来る』を簡単に言ったものかと思ったり…
また同じ『または』を使っても
『父または母に該当する人は、学校に来てください』
と言えば両方来いってことになりません???

>『明日は進路相談会だからA君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください』

の場合、
{父または母}⇒来い!
と言うより
{父が来る、または母が来る}という意味になってますよね??

要するに、『父または母は手を挙げろ』
と言われたとき、文脈で
『父または母の少なくとも一方に該当する人は手を挙げろ』

『父親が手を挙げる、もしくは母親が手を挙げる、つまり父親と母親のうち少なくとも一方が挙げろ』
という具合になっているような気がしますが、それじゃあ、始めと全然変わらないなぁ…
なんかうまく説明できないもんでしょうか?

2.一般的な用法として「and」の意味で「または」を使うことがあり、
3.その意味での用法の方が広く一般に用いられている
というところに思い至りました。

これは確かにあると思います。本当はあまり正しくないんだろうけどandの意味で使っているものも見かけます。

Lisa-macさん、何度も答えていただきありがとうございます。
また何か分かりましたら、教えてください。

補足日時:2004/05/21 02:08
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#10です。


「要素」と「範疇」、区分けが難しいですね。補足に挙げられている例の場合、

>小学生または中学生は昼休みに掃除をする
の「小学生」「中学生」は「範疇」(取り様によっては「要素」と取れる場合もありますが)

>うちには小学生または中学生がよく遊びに来る
の「小学生」「中学生」は「要素」です。

これは「倍数」が「数としての倍数=要素」を示す場合と、「倍数の集合=範疇」を示す場合があるのと同じです。
「小学生」「中学生」にも個々人の意味とその集合体の意味とがあります。

人を表す語句の場合はこのように考えたらどうでしょう。
・名前を付けることができるのが「要素」、付けられないものが「範疇」
・姿形が想像できるものが「要素」、想像できないものが「範疇」

>小学生または中学生は昼休みに掃除をする
の場合、「(日本の)小学生」「(日本の)中学生」というような意味だと思いますので、特定の誰かを指して言っているわけではありません。小学校に通う児童の総称です。ですから特定の名前を付けることもできないし、姿形も想像できません。

一方、
>うちには小学生または中学生がよく遊びに来る
の場合は、小学生の中でも「うちによく遊びに来る」小学生で、名前もあるでしょうし、姿形も想像できるでしょう。

「お父さん」「お母さん」でも同じです。

>お父さんまたはお母さんになった人は、手を挙げてください
という場合は、子供を持ってお父さんやお母さんの資格を得た人の総称ですから名前も顔もありません。

>A君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください
という場合は、A君の両親である特定の個人のことを指していますから、名前も顔も想像できます。

以上の説明でいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

・名前を付けることができるのが「要素」、付けられないものが「範疇」
・姿形が想像できるものが「要素」、想像できないものが「範疇」

なかなか面白い説明ですね。
確かに結果として「または」がandの意味になってしまうときには抽象的な集合をイメージしているかもしれません。

数学の表現の場合は、言葉をしっかり定義してありますから、あいまいさなく議論できるのですが、日常的な言葉を数学のように当てはめるとなるとかなり難しいですね。
『父または母が来る』の真偽を議論するには、
『父が来る』または『母が来る』に読み替えてその上でどちらか少なくとも一方が成り立てば真という風に、まず、一つの文章を二つの文に分ける作業がいりますから。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2004/05/23 23:01

#10です。


補足へのお返事をする前に、#10の回答に少し追加をしておきます。
#10-2)を『「いずれか一つ(重複もあり)」の意味になる文章』
とし、
さらに、『3)「いずれか一つ(重複はなし)」の意味になる文章』を追加します。
3)は#4さんが挙げられている広辞苑の2つ目の意味のことです。

さて、
>数学を例にとりますと・・・ということが、ご指摘の内容でしょうか?
これはちょっと違います。

例に挙げられた、
>2または3の倍数からなる集合
>2または3の倍数を上げてください
は、私の考え方では同じものです。そしてこの場合の「または」は、3)あるいは2)の例になりえると思います。
3)の例になるのは「《2または3》の倍数」と考えた場合です。
この場合、「2」か「3」かいずれか(同時に満たす数はありませんので)の倍数、ということになり、結果的に下の場合と同じになります。

2)の例になるのが「《2(の倍数)または3の倍数》」の前者の「の倍数」を省略したものと考えた場合です。
この場合、「2の倍数」という要素と「3の倍数」という要素の「いずれか一つ」ということで、2の倍数である2、4や、3の倍数である3、そして両方の倍数である6も含まれます。

例に挙げられた「~からなる集合」「~を上げてください」は「それらの要素からなる集合」「それらの要素を挙げてください」ということです。

ただここで悩ましいのは、「2または3の倍数」という場合、それが「要素」を表す場合と「範疇」を表す場合があるということです。上記の2つは文脈から2や3や6といった要素であることが分かりますが、例えば、
「2(の倍数)または3の倍数の中から数字を上げてください」
といった場合の「2または3の倍数」は「2または3の倍数からなる集合」という意味の「範疇」を表します。そしてそれは「2の倍数(からなる集合)」と「3の倍数(からなる集合)」の和集合(つまり2の倍数と3の倍数をどちらも含んだ集合)を意味すると思います。
この例は非常に微妙な言い回しの違いになりますので、分かりにくければ飛ばして下に進んで下さい。


>>A君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください。
>の場合、両親とも「A君の父または母」という範疇に入ってしまいますね。

これも私の考え方とはちょっと違います。「範疇」というのは「同じ性質のものが属する部類」ということです。数学的に言えば「集合」のようなものです。「A君の父または母」というのは「A君の父」と「A君の母」という「要素」からの択一ということであって「集合」ではありません。
「2または3の倍数(からなる集合)」が2、3、6などの要素を持つ「集合」であるのに対して「2または3」が集合でないのと同じです。
ただし、この場合も要素と範疇の二面性が無いとはいえません。例えば、例に挙げられている「父」「母」は「A君のお父さん=○○さん」「A君のお母さん=△△さん」という特定個人、すなわち「要素」を表していると思いますが、仮に「A君の父」「A君の母」が再婚などにより複数いる場合、A君の複数の親を含む家族全員を集めて「A君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください」と言えば、「A君の父」「A君の母」が「範疇」を表し、「A君の父か母、いずれかの範疇に含まれる人は来て下さい」という意味になることもあると思います。

言いたかったことは、
>具体的な内容になれば、どっちか少なくとも一方の要件を満たしていればOKということですかね。
というのが、「具体的な内容」というよりは、「それが要素を意味しているのか、範疇(集合)を意味しているのか」ということです。そして「要素」の場合「少なくとも一方の要件を満たす要素」となりますが、「範疇」の場合も「少なくとも一方の要件を満たす要素の集合」が結果として「どちらも含む集合」になるということです。

言葉足らずで自分の考えを上手く説明できたかどうかわかりませんので、今回は「自信なし」とします。

この回答への補足

要素をさすのか、集合全体を指すのかということですね。
2または3の倍数の集合といえば、2の倍数か3の倍数か少なくとも一方の用件を満たしている数の集合ですから、結果として、2の倍数も3の倍数も含んだ数の集合になる。一方2または3の倍数を上げよ、だと、2または3の倍数の集合から要素を取り出せ、ということなので、どちらか少なくとも一方の要件を満たしている要素をとれば十分ということですね。

少し悩ましいのは
仮に
小学生または中学生は昼休みに掃除をする
が「小学生および中学生」という意味なら

うちには小学生または中学生がよく遊びに来る
なんていう文章は、ここでの小学生、中学生は範疇だと思われますが、小学生か中学生のどちらか少なくとも一方が来ていればOKですから、少しややこしいですね。あるいは、ここでの小学生、中学生は要素に当たるでしょうか?

補足日時:2004/05/23 20:34
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この回答へのお礼

質問者です。
皆さん色々と丁寧に答えてくださってありがとうございます。
#11さんのお礼の欄で、全員に御礼したいと思います。
多くの回答をもらって大変感謝しています。
日本語も結構ややこしいみたいですが、こうやって、いろんな意見を聞いていくうちに、人に誤解を与えないような表現やの仕方や、語学的なセンス(←言いすぎ?)が身につくものなのかもしれません。
ある、日本語教師の方にメールで聞いてみたところ、
言葉は数学のように○×はっきりさせるのは難しく、たいていグレーゾーンを持っているそうです。
辞書に書いてあることも、一つの意見であって万人が納得する類のものではないようです。
とはいっても、誤解を招く表現は慎むべきなので、『または』は『and』の意味では極力使わない方が無難なようです。(andが使える限り)。
さまざまなご意見を頂きましてどうもありがとうございました。

お礼日時:2004/05/26 22:33

ご質問、ご回答興味深く拝見をいたしました。

私も参加させて頂いてよろしいでしょうか。
私は「または」には「すべて」の意味は無く、あくまでも「いずれか」という意味だと考えます。それにも関わらず別の意味があるように見えるのは、「または」として挙げられたものの属性に関係があると思います。
guowu-xさんが#7さんのお礼欄で
>この『お父さん』、『お母さん』は具体的な人ではなく、いわゆる範疇ですから
>こっちの『お父さん』、『お母さん』は具体的な人を指しており
と述べられている「範疇」「具体的な人」というのがまさにそれだと思います。

これまでguowu-xさんが例として挙げられた文章を並べてみます。
1)「すべての」という意味になる文章
>生徒の父または母は、無断で校内に入らないでください。
>お年寄りまたは体の不自由な方は健康に気をつけてください。
>小学生または中学生は、昼休みに教室の掃除をする。
>お父さんまたはお母さんになった人は、手を挙げてください。
>父または母に該当する人は、学校に来てください。
>4の倍数または6の倍数は2で割り切れる。

2)「いずれか」の意味になる文章
>A君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください。

文章表現をやや改めた方がいいと思われるものもありますが、1)で出てくる「父」や「お年寄り」などはすべて特定の人でなく「範疇」です。そして2)の「お父さん」「お母さん」は「具体的な人」を指しています。

ここで、1)の文章に少し手を加えてみます。

>生徒の父または母の範疇に入る人は、無断で校内に入らないでください。

こうすると「または」が「いずれか」という意味で、「父または母」というのが、「入らないで下さい」ではなくて「範疇に入る」に掛かっているのが分かると思います。そして「生徒の父または母の範疇に入る人」が主語になって「入らないで下さい」に掛かります(このあたりの考え方もguowu-xさんの{父または母}⇒来い!というのと同じですね)。この「生徒の父または母の範疇に入る人」というのは「父」という範疇と「母」という範疇の和になりますから、「すべての父母」という意味になります。1)の他の全ての文でも「~の範疇に入る人(もの)」という語が省略されていると考えると分かりやすいのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、「または」自体が「すべての」という意味になるのではなくて、「または」で示された範疇の和が、結果として「すべての」という意味になるのだと思います。

この回答への補足

ご意見ありがとうございます。
数学を例にとりますと
2または3の倍数からなる集合
={2,3,4,6,8,9,…}
という具合に、2の倍数と3の倍数を両方とも要素(元)にもつ集合ということになりますね。
一方、
2または3の倍数を上げてください。
と言われれば
2,4
を挙げてもいいし
3,9
を挙げてもいいし
6、12
を挙げてもいい。
ということが、ご指摘の内容でしょうか?
具体的な内容になれば、どっちか少なくとも一方の要件を満たしていればOKということですかね。

>A君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください。
の場合、両親とも「A君の父または母」という範疇に入ってしまいますね。
ここがちょっと引っかからないわけでもない。
この辺うまく説明できないかな…うーむ。

補足日時:2004/05/21 22:43
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>4の倍数または6の倍数は2で割り切れる…



4も 6も偶数ですから、それを何倍しても、2で割り切れるのは当たり前の話です。
つまり、あえて文章で説明するほどの難しい話ではありません。数学の教科書などで、それほどよく見かけるのでしょうか。

質問者さんが今まで挙げられた例文は、それぞれ出典が何かを明らかにしていただくと、専門家からより確実なご回答が得られるかも知れません。
たとえば、著者は△△で○○社発行の書名□□にあったのか、半素人が書いたサークルの会報にあったのかで、見解は分かれると思います。
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#4、#5です。


>小学生または中学生は、昼休みに教室の掃除をする…

昼休みに掃除をするのは小学生で、中学生は始業前や放課後、またはその逆と解釈するのが自然な日本語です。
もしこの文が、
「小学生、中学生ともに昼休みに掃除をする」
と言おうとしているなら、やはり適切な日本語ではありません。

>お父さんまたはお母さんになった人は、手を挙げてください…

複数の男女が一堂に会している前で、一人一人の会員に、お父さんかお母さんになったかどうかを問うているのです。当然、男ならお父さん、女ならお母さんしか選択肢はないわけですが、一応「または」の使い方に大きな問題はありません。

しかし、司会者本来の質問は、父か母かではなく、親になったかならないかを選択しているのです。その意味では、「または」の使い方として、あまり適切でないとも言えます。
「親になった人は手を挙げてください」
というのが、素直な日本語だと思います。

>進路相談会だからA君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください…

先の例で主語は「一堂に会した複数の男女」でしたが、今回の主語は「A君のお父さん」または「A君のお母さん」です。「または」で主語を選択しているのですから、「または」の使い方に問題はありません。

>本当はあまり正しくないんだろうけどandの意味で使っているものも見かけます…

近年は、ワープロやパソコンの普及にともない、私のような素人でも、人前に文書を著すことが容易に出来るようになりました。反面、国語学者が顔をしかめるような文章も多く出回っていることは、防ぎようがない事実かも知れません。

この回答への補足

再びの回答ありがとうございます。
なんとなくイメージがつかめてきたような気はします。
4の倍数または6の倍数は2で割り切れる。
なんてのも、あまりよくないですかね?
使ってるような気はしますが…
4の倍数および6の倍数は2で割り切れると……
なんだか、難しいですね。

補足日時:2004/05/21 15:45
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「AまたはBはXである」というのは、A・Bどちらか一方に該当すればXの要件を満たしていますので、少なくともどちらか一方であれば足ります。

Xという効果を発生するために必要な要件がAかBなので、AだけでもXになりますし、BだけでもXです。もちろんA・B両方に該当しても効果はXです。
「AもBも両方の要件を満たさなければならない」というのであれば、普通は「AおよびB」などと書くはずです。

文全体の意味としては「AまたはBはxxすべからず」といえばA・Bいずれもがxxしてはならないというのは、結論的にはその通りですが、「または」自体の意味は択一的選択を示す接続詞です。

この回答への補足

再度ご回答いただきありがとうございます。
では、例えば

『小学生または中学生は、昼休みに教室の掃除をする』

という文は日常的には見かけると思いますが適切ではなく、
『小学生および中学生は、昼休みに教室の掃除をする』
といわなければならないということなのでしょうか?
(要するに上の二つの文は違う意味かあるいはどちらかが根本的に間違っているということでしょうか?)

さらに別の例を使い、疑問点をはっきりさせますと

ある同窓会の日、
『この中で、お父さんまたはお母さんになった人は
、手を挙げてください』
と言われれば、お父さんになった人もお母さんになった人もどちらも手を挙げることでしょう。つまりお父さんかお母さんか、どちらか一方に該当する人はどっちも手を挙げてくださいというのがこの文の意味ではないでしょうか?
しかし、
『明日は進路相談会だからA君のお父さんまたはお母さんは学校に来てください』
と言われれば、お父さんかお母さんに該当する人のうち『少なくとも一人』が学校に行けばいいわけで、お父さんか、お母さんに該当する人、つまり両親とも学校に行かなければならないということはありません。
なぜならそんなときは、
『お父さんおよびお母さんは学校に来てください』
と言うからです。

両方とも、『お父さんまたはお母さん』と言っているにもかかわらず、前者は両方とも手を挙げるが、後者はどっちか少なくとも一方しか学校に行かない。
この辺が疑問なわけです。

長々とすみません。

補足日時:2004/05/20 22:51
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>お年寄りまたは体の不自由な方は健康に気をつけてください…



#4です。
これの原文は誰が書いたものかお分かりですか。たぶん国語の専門家ではないのでしょう。

「お年寄りや体の不自由な方は健康に気をつけてください」

であって、ここも「または」を遣う場面ではないと思います。
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この回答へのお礼

迅速な回答をありがとうございます。
「お年寄りや体の不自由な方は健康に気をつけてください」
というのが正しのですね。
参考になりました。

お礼日時:2004/05/20 14:34

『広辞苑』では、「または」に 2とおりの意味があると解説しています。



(1) 2.の用例につき省略。
(2) A・B…のどれか一つだけが成り立つ意。「1日・2日または3日に行く」

1.は(2)に該当すると言えなくもないですが、その前に、日本語として不自然です。

校内に入ってはいけないのが、父または母だけなのでしょうか。素直に解釈すると、祖父母や赤の他人なら入ってもよいということになります。
おそらく、児童、生徒、教職員ほか関係者以外の立ち入り禁止をうたった意味でしょうから、やはり日本語として不適切な文章です。

結論として、1.の文は、「または」を使用する場面ではありません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
下のほうのお礼でも書きましたが

『最近寒くなってきましたので、お年寄りまたは体の不自由な方は健康に気をつけてください。』

なんていうのは、両方ともを指してるような気がするのですが・・・。

補足日時:2004/05/20 12:58
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国語が専門ではありませんが、論理的にはどちらも同じ意味かと思います。


1の場合:「父」か「母」に該当する者は「入るな」
2の場合:「父」か「母」に該当する者は「来い」

1の場合「父も母も」という意味に考えがちですが、「入るな」という禁止の客体(禁止される者)は「父」か「母」どちらかの属性を持っていれば足りますから、こちらも2と同様に択一的関係にあると考えられます。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

1の場合:「父」か「母」に該当する者は「入るな」
2の場合:「父」か「母」に該当する者は「来い」

ということですが、またはが、

「父」か「母」どちらかの属性を持っている

という意味なのは確かですが、そのときその属性を持っている人はどっちもと言う意味なのか、どちらか少なくとも一方だけでいいという意味なのかということが、ここでの質問の趣旨です。

補足日時:2004/05/20 18:26
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