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天一坊事件を扱った講談に、伊豆守が伊賀亮を取り調べるなかで、天一坊の乗る駕篭が「飴色網代蹴出塗り棒」なのは不届き千万であると詰問するところがあります。この「飴色網代蹴出塗り棒」とはどういうことか、特に「蹴出し」というのは何なのか、どなたか教えて頂けませんか。

A 回答 (3件)

   僕はド素人なんですが



1。  名称
   明治44年講談倶楽部が日吉堂から出した『徳川天一坊』では、その166ページから167ページにかけて「次に天一坊の乗り物、飴色網代蹴出しの輿(かご)」、228ページには「飴色網代蹴出しの乗り物」とありますから「塗り棒」ではなく、「乗り物」だと思います。
    http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/890638

2。  ランク
   天一坊一行の取り調べに当たる役人、城代の土岐丹後守は「白木の乗輿(のりもの)は天子、塗り網代は将軍の乗輿(のりもの)、飴色網代蹴出しの乗物は宮家の乗物でござる」と3種の区別をしています。

3。  蹴出し
   下記のように腰巻きのことです。
    http://www.weblio.jp/content/%E8%B9%B4%E5%87%BA% …

4。 意味
    色は飴色で、網代編みの部分が腰巻きのように駕篭の下部を取り巻いている駕篭、と言う意味です。

5。形状
   下記等をご覧下さい。
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B1%9F%E6%8 …


    
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多分「首頂戴」の一節


===
天一坊の輿物、飴色網代蹴出造、塗棒朱の爪折傘、そいつを恭々しく差しかけている。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/43587 …
===
ではないかと思いますが。

駕籠としては「飴色網代・蹴出造」ということです。塗り棒まで入れても良いですね。

塗り棒は担ぐ棒が漆塗りだったことを示しています。

網代は細い木を編んだものです。周りを囲ってある部分の素材ですね。
漆が塗ってあれば一部の大名しか乗れないものになりますが、飴いろということですから漆などが塗っていないもののようです。一般には蓆が多いので高級品です。

蹴出造は型式でしょうか?


イメージとしてはあんまり良い写真がないのですが
http://www.i-rekihaku.jp/gakublo/shiryou-hozon/614
↑こんなやつです。
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正確には分かりませんが「網代蹴出」で一つの言葉かと思います。


大名などが乗る乗り物と呼ばれた駕籠は、軽量化を図りながら強度を確保するために、底の部分と周り(蹴出?)は、竹などを編んだ網代に漆を塗って仕上げてありました。このことかと思います。
豪商などでいくらお金があっても、この構造の駕籠は使えませんでした。
飴色は、その駕籠の色で、深みのある艶を持った茶系統の色かと思います。
街駕籠や山駕籠など庶民が使う駕籠の担ぎ棒は白木か竹でしたが、大名や高級旗本などの場合には漆塗りで仕上げてありました。

武士でもない天一坊が大名並の乗り物を乗り回してけしからん!ということでしょう。
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