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クランプメーターでの漏れ電流測定ですが、単相3線式の場合3線一括で測定、単相200Vの場合2線一括で測定という方法でよいでしょうか?この測定方法の仕組みと原理もご教授ください、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

電流の行きと帰りの総和はゼロです。

ゼロで無ければ別な経路(漏電)がある、と言う事になります。

単相3線式の場合は、一方の100V線と他方の100V線の電力(電流)は一致することはほぼ無く中性線にも電流が流れるので、中性線を含んだ3線一括で測定します。
漏電が無ければこの3線の総和はゼロで、ゼロで無い場合は他に電流線路が存在(漏電)している事になります。

単相200Vの場合は、負荷には2線供給の筈で、その2線の行きと帰りの和は当然ゼロです。
単相3線式100/200Vの200V負荷も同じです。
なので、この場合は2線のみが測定対象です。
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この回答へのお礼

単相200Vも行きと返りという考え方でいいのですね、勉強になりました。

お礼日時:2014/11/03 08:19

 No.1の方の回答で、基本的には正解と思いますが、もっと根本のところから回答してみます。



 クランプメーター(クランプ式電流計)と言うものは、交流電流に限って使える測定器で、電線を切断せずに電流測定ができるので、測定の確度はあまり高くありませんが、大変有用な測定器です。
 原理は変圧器と同じで、変圧器は電圧を変換する物ですが、電流も変換されます。
 特に電流変換を目的としたものは変流器と言います。
 クランプ部が変流器になっていて、クランプした電線を一次巻線とし、一次巻線が一巻(0.5巻?)で、多数巻きになっている二次巻線に流れる電流を測定して、一次巻線の電流を表示するようになっています。
 (違う原理のクランプメーターもあり、直流も測定できるものもあります。)

 漏れ電流(漏電電流)などの、数10ミリアンペア未満の電流を測定するには、専用のレンジのある、通常リーククランプメーターと呼ばれるものを使います。
 普通のクランプメーターでも20アンペアレンジなら、10ミリアンペアまで表示されますが、信頼できる表示ではありません。
 リーククランプメーターでは、40ミリアンペアや20ミリアンペアのレンジがあり、10マイクロアンペアの桁まで表示されます。私の持っているものは、4ミリアンペアレンジがあり、1マイクロアンペアまで表示されます。

 漏電電流などの測定の仕方ですが、2線式の回路であれば、2本の電線に向きが逆の同じ電流が流れているので、2本の電線を同時にクランプすると漏れ電流がなければ0またはごく小さな数値が表示されます。(下ひとけたの数値については取り説を読んでください)
 クランプメーターより下流の電線から漏電していれば、2本の電線に流れる電流値に差が出ますので、その漏電電流が表示されます。
 単相3線式でも、3相3線式・4線式でも同様で、すべての電線を一括してクランプすれば、漏電があればその電流値が表示されます。
 注意点としては、全ての線をなるべく平行に寄せ集めてクランプ部の中心に来るようにしてください。現実には難しいですが。
 また、その測定器の取り説をよく読み、確度を確認してください。
 数ミリアンペア以下の表示が出た場合、その表示をどのように判断するかは条件によります。
 測定全般に言えることですが、表示がすべてではありません。心しておいてください。
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この回答へのお礼

解り易い回答ありがとうございました。早速実際にやってみます

お礼日時:2014/11/03 08:23

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