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キリスト教には「右の頬をぶたれたら、左の頬を差しだしなさい」という教えがありま
す。
一方、イスラムには「目には目を!歯には歯を!」で象徴されるように、同害報復を容認する考えがあります。
日本人の国民性から言ったら、「目には目を!歯には歯を!」の方が 支持されると思います。 日本でも 死刑賛成派が過半数を占めるのも、こういった 同害報復の考えが根底にあると思うんですが、 同害報復の考えの一番の問題点は何でしょうか?

A 回答 (9件)

(Q)日本人の国民性から言ったら、「目には目を!歯には歯を!」の方が 支持されると思います。


(A)そのような根拠を見たことがないです。
ご提示いただければ、幸いです。
過去の刑罰の歴史から見ても、そのような傾向はないと思います。

むしろ、重罪人を島流しにして、隔離するという、
島国独特の刑罰の方法に注目すべきだと思います。
所払いという罰もあります。

(Q)日本でも 死刑賛成派が過半数を占めるのも、こういった 同害報復の考えが根底にあると思うんですが、
(A)そうは思いません。
日本での死刑は、日本人独特の死生観から来ていると思います。
「死んでお詫びをします」という「死によって、すべてを贖う」という思想が
あるだけでなく、武士道では、「切腹」という刑死が、斬首とは一線を画して、
むしろ、名誉として扱われる点が、特異なのです。

有名なのが、赤穂浪士で、表面上は、死刑なのに、
切腹と言う手段にしたことで、一躍、英雄になってしまうのです。

つまり、日本は、伝統的に「死」が軽いのですよ。
例えば、名誉を傷つけられるより、死を選ぶということが、
まるで、当たり前のように語られるのです。
これは、日本人が、名誉とか、恥とかを重視する国民性だと
説明される場合が多いですが、逆に言えば、死がそれだけ、
軽い国民でもあるのです。
これは、輪廻の思想が影響していると考えられます。

(Q)同害報復の考えの一番の問題点は何でしょうか?
(A)それは、結果重視で、そこに(犯罪)に至るまでの
事情がなんら、考慮されないからです。

例えば、加害者が被害者の腹を刺したとします。
復讐法では、加害者の腹を刺すという刑罰をします。
でも、加害者が、被害者から日頃、虐められていて、
ある日、ついに、その怒りが爆発したために刺したのか、
または、被害者には、何の落ち度もなく、
加害者の面白半分で刺したのか、
どちらであろうとも、関係ないのです。
結果だけを見て、加害者に刑を処すのが、復讐法です。
だから、問題なのですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>ご提示いただければ、幸いです。
「目には目を!歯には歯を!」そのものには否定的でも、「命には命を!」という考えは日本人には多いと思います。ここ、教えて!goo/OW Waveの質問や回答を探しても そういう思想に多く遭遇します。例えば、↓の質問です。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8484182.html


>これは、日本人が、名誉とか、恥とかを重視する国民性だと
説明される場合が多いですが、逆に言えば、死がそれだけ、
軽い国民でもあるのです。
確かに。ケースは違いますが、レイプでも死刑にすべきだという声もありますね。これだって、女性の貞操を重視するあまり、相対的に命を軽視していることになるかもしれません。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6495982.html

お礼日時:2014/11/29 10:53

まず質問にお答えしておくと


同じことをしたところで被害者側にメリットがほとんどないことです。
被害に遭われた方がそれで満足されるならそれでも結構ですけれどもね。
ウチのワンちゃん殺されたからって・・・。


>日本でも 死刑賛成派が過半数を占めるのも、こういった 同害報復の考えが根底にある

この前提がまず間違っていると思いますよ。

日本における死は身の処し方の一つとして長い間認知されてきました。今現在もそうです。
死及び死者は生前の行いと切り離されて丁寧に扱われてきました。
誰にも経験が無い「生を止める」という行為に最大の誠実さを見出してきたんだと思います。
死ねばホトケとして扱ってくれるほど日本人は死を大切に扱ってきたのです。

日本人の死に対する見地からいって死刑は必要です。
犯罪抑止や同害報復などという稚拙な理由ではありません。
日本人の心底に流れる死に対する畏敬や清廉な姿勢が「死」を大変重大な引責行為だと皆が
認識しているから必要なのです。

そしてこれですべてが解決するのかと言えばそんなことはありません。
死刑執行で犯罪被害者御本人や親類縁者の方々が救われることなど決してないのですから。
不幸な出来事からなんとか前を向く心情を整えるために相手にも大きな責任を取らせたという事実
が必要なだけです。未来を生きるためのほんの端緒に過ぎません。

日本人が「死」から感ずるなにものかを理解できていないうちに、死刑の存廃を論ずるのは法の
成り立ちにも悖る行為だと思うのですがいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>この前提がまず間違っていると思いますよ。
日本人を買い被りすぎだと思いますよ。殆どの日本人は Danchickさんのような立派な考えを持っていないような気がします。「やられたらやり返せ」みたいな人が多いですから。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4108854.html

>日本人の心底に流れる死に対する畏敬や清廉な姿勢が「死」を大変重大な引責行為だと皆が
認識しているから必要なのです。
これは、昔の武士の切腹に象徴されますね。

>不幸な出来事からなんとか前を向く心情を整えるために相手にも大きな責任を取らせたという事実
が必要なだけです。
例えば、池田小事件に関しては 疑問ですね。宅間守はあれで責任を取ったことになるんだろうか?

お礼日時:2014/11/30 07:18

問題は、業務上過失致死の場合です。


例えば交通事故で相手を死なせてしまった場合、これは故意ではなくて過失です。
そういう場合にこの考えを当てはめるには、相当無理があります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/11/29 21:03

"日本でも 死刑賛成派が過半数を占めるのも、こういった


同害報復の考えが根底にあると思うんですが"
 ↑
喧嘩両成敗、なんてのがありますから、
そういう考えが根底にあるのかもしれませんね。
なお、かつては裁判所も喧嘩両成敗の考え方が
強かったのですが、近年はかなり修正されています。



”同害報復の考えの一番の問題点は何でしょうか? ”
     ↑
同害報復では不公平だ、ということです。

行為は次の二点から評価されます。
1,行為の目的、態様。
2,行為から生じた結果の大小。

故意殺人と過失致死は、人を死なせた、という結果は
同じですが、行為の目的や態様が異なるので、評価も
違ってくるのです。

犯罪者は、己の欲望とかおよそ身勝手な理由目的で
人を殺す訳です。

しかし、被害者はそうではありません。
やられたから、というそれなりの理由があって
報復するわけです。

これを同じに評価してしまう同害報復は評価を誤って
います。

現在の法律は、同害報復ですらありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>故意殺人と過失致死は、人を死なせた、という結果は
同じですが、行為の目的や態様が異なるので、評価も
違ってくるのです。
でも、hekiyuさんは そういった過失にも 厳罰は効果的だと仰っていましたよね。

>同害報復では不公平だ、ということです。
でも、同害報復を否定することは、死刑を否定することにも繋がるのでは?
なぜなら、殺人を犯しても 死刑になるのは ごく一部ですし。

お礼日時:2014/11/29 18:04

野生の姿で考えると親は、子を守る為に反撃します。

そして生き残っています。自然な事ですね。そうしないと生き残れなくなるのです。獲物を狙う考え方だと都合が悪いのでしょう。しかし、自分も生き残れなくなります。
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>同害報復 「目には目を!歯には歯を!」



自分もこの考え方は同意で、なぜ刑罰に取り入れないかと思います。
特に、幼児虐待や通り魔殺人など。
食事を与えず、飢餓状態で長期にわたって子供に苦痛を与え
最後には飢え死にさせてしまう。
こんな親には、同じように食事を与えず、飢餓の苦しみを与えて
やればよいと、単純に考えてしまいます。

ただ、具体的に考えると、これって結構難しいです。

「目には目を!歯には歯を!」の精神は犯した罪の大きさに対して
それ以上でもそれ以下でもない罰を与えなさいということです。
片目を潰されのに、相手を殺してしまうのはハムラビ法典の精神から外れます。
更に同害報復、報復という人に心情が絡むとさらに複雑です。

それを踏まえて以下の殺人事件で考えるとどうなりますか。
人を殺したから、死刑という単純な事でいいでしょうか。

公園で遊んでいる小学生をいきなり刺して
即死状態で殺した通り魔殺人の場合。

まず、犯した罪の刑罰の過量レベル。
この場合、犯した罪の大きさはどうなんでしょうか。

直接の罪は子供の命を奪った罪。
更に両親が子供を奪われ事による、痛みを与えた罪は。

直接の罪だけでも考えても、問題はあります。
小学生はいきなり刺され、即死状態で殺されたので、
殺される恐怖心は感じなかったと思います。
犯人の場合、同罰=死刑を予め言い渡されているため、
死の恐怖という痛みを与えている。
被害者(命を奪われる)≠加害者(命を奪われる+精神的苦痛)
これは同罰になるのでしょうか。

もう一つ。
両親に与えた痛みに対しての罪はどうなるのか
加害者が犯した罪の範囲どこまで定義するか。

それと、極端かもしれませんが同罰方法。
加害者はその場では罰を与えず、普通の生活を与え
家庭を持ち、子供もできて幸せの時に、その子を。

被害者の親からみたら同罰ですよね。

なんか、思った事を書いていたら、とりとめも無く
へ理屈になってしまったですが、被害者、加害者の感情が
ある限り、どんな方法でも納得できるものはないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/11/29 12:12

報復できない罪もありますので・・・



・窃盗
・レイプ
・ストーカー
・交通違反&事故致死傷
・名誉毀損
・その他

どうすんの?これ▲

よく窃盗は弁償することで罪を減免されることあるけど、レイプやストーカーは、本人と結婚して減免ってやってくんないかな?

個人的には、犯罪犯したら臓器提供が一番社会に貢献すると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

たしかん、同害報復の考えには無理がありますね。

お礼日時:2014/11/29 11:24

>これは酷い!イスラム原理主義組織ハマスを悪役にする大人の事情



http://matome.naver.jp/odai/2140616000677370801

こんな関係がいつまでも続き、収まる気配がないからです
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同害報復の考えの一番の問題点は、同害報復をし続けると人類が破滅してしまうことです。

人間は必ず間違いを犯すものですので、同害報復をし続けると人類が破滅してしまうのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私も同害報復の考えは 一見合理的に見えても、何となく引っかかっていたんですよ。なるほど、そういうことなんですね。
今、ぱっと思いついたんですが、同害報復の考えは チェスでのクイーンの交換や ババ抜きを想起させました。

国レベルで考えても 中国なんか人口過剰なのでバンバン死刑にするでしょ。でも、少子化が進むヨーロッパでは
ベラルーシを除いて、全て死刑を廃止しています。
日本には “命は命で償う”という考えが根強いので、ゆっくりと、破滅の道に進んでいるのかもしれません。
そう言えば、太平洋戦争でも アメリカに仇を打とうというので、アメリカに恨みを晴らすどころか、 悲しみを募らせただけですよね。

お礼日時:2014/11/29 08:23

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