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よくマグマ混合などで、

フォルステライトとシリカが反応するとエンスタタイトが生成される
と書いてありますよね?

では、カンラン石のもう1つの端成分であるファヤライトとシリカが反応すると、フェロシライトが生成されるのでしょうか?

前者の反応式はよく見かけますが、後者の反応式はまったく見たことがありません。なぜなのでしょうか。

A 回答 (1件)

エンスタタイト(En:Mg2Si2O6)と違いフェロシライト(Fs:Fe2Si2O6)は高圧では安定ですが、低圧では安定ではなく、ファヤライト(Fa:Fe2SiO4)+SiO2が安定です。

例えば都城・久城の岩石学IIIに相図が載っていますので確認してください。
低圧下でも反応が進むため良く観察できるフォルステライト(Fo:Mg2SiO4)+SiO2→Enと違って、Faは石英と共存できるので、Fsに反応して変わってしまうことは火成岩ではまずありません。そのため教科書に記述されることが少ないのでしょう。実際に鉄が多いアルカリ珪長質岩やソレアイト系列珪長質岩に石英とFaが共存しているのは珍しいことではありません。
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この回答へのお礼

丁寧なご説明ありがとうございます.
そのような理由でFa + SiO2 → Fsという反応式を見かけなかったのですね.
岩石学IIIに載っているのですか!お恥ずかしながら読んでいませんでした….

それならそうと,教科書も1~2行くらいで簡単に記述してくれれば親切なのに…と思いますが,ここで愚痴をこぼしても仕方ありませんね.
ありがとうございました!

お礼日時:2015/02/25 19:10

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