No.6ベストアンサー
- 回答日時:
なかなか将来を予測するのは難しいですね。
というのは、将来どんな技術が登場するのか、予想できないからです。
官僚や学者なんかが30年後の理想の社会の形を議論するときに、よく犯しがちな間違いですが、
現在の技術を前提にして、未来の議論をしても意味がないです。(破壊的な技術が登場すれば、議論の前提がひっくり返ってしまう)
例えば、「地方で公共交通機関が衰退して買い物難民が発生」という「今、起こっている問題」に対する、
「今ある技術を前提とした解決策」として、コンパクトシティが理想、なんて話があったりしますが、
コンパクトシティを実際に実現するには10年・20年といった時間が必要です。
そのころには、自動運転という「今は存在しない技術」が完全に普及していて、買い物難民なんて問題自体が消滅している可能性があります。
余談が過ぎました。
本題の、ガソリン車・水素(FCV)・電気自動車、の将来についてですが、これは、電池の技術が将来どれだけ発展するか、にほぼ全てがかかっています。
潜在的なポテンシャルとしては、電気自動車>>>>水素(FCV)>ガソリン 、といった感じでしょうか。
理想的には、
・多数の車に個々に小さいエンジンを積むよりも、社会全体で発電所という巨大なエンジンを1個だけ用意してそこで得たエネルギーで全ての車を動かすほうが、
エンジンに対する投資を集中できるぶん、潜在的には高効率かつ低コストにできるはずです。
ですが、「今の技術水準」を前提するなら、仰るとおり電池の技術が未熟すぎて、電気自動車なんかが普及するとはとても思えません。
ただ、もし、電池に関して革命的な技術が登場すれば(その可能性は十分にあります)、電気自動車が一瞬でガソリン車やFCVを完全に駆逐する可能性もあります。
FCV(水素)というのは、つまり、ガソリンと電気自動車の折衷案でして、
・巨大な発電所で発電して電気を使って水素を作って、それを個々の車に配って、個々の車で水素から電気を作って走ろう
ということです。
これは、つまり、「将来も電池に関して革命的な技術は登場しない」という未来に賭けて、
これを前提として、上で理想と書いた発電所という巨大なエンジン1個で全ての車を動かすを実現しようとしているわけです。
なんで、繰り返しですが、もし電池に関して革命的な技術が登場すれば、水素(FCV)なんて中途半端なものは、一瞬で駆逐される運命にあります。
電池のポテンシャルが大きいというのは逆に言うとそれだけ今は未熟であるということになるでしょうか。
私も電池に関しては何か画期的なものが生まれるようにも思うのですが、トヨタはそうは思わないということなんですよね。
まぁエネルギー問題には政治的な思惑も絡むのでしょうから複合的に考えた結果なのかもしれませんね。
ご回答ありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
近視眼的な見方しかできないようでは明日を見通すことなどできません。
水素も広い意味で電気自動車です。
ちなみに自宅以外でも無料で充電できる施設はたくさんあります。
意外に感じるかもしれませんが、確か電気自動車はガソリンのものより先に造られていたりして歴史は長いです。
電池は、すごいのができた詐欺と言えるくらい進歩がないのが現実です。
電気自動車は可動部品が1/3くらいになる、つまり中国製で良いということになる。これが脅威。
このご時世で無料はないとは思いますよ。
もしかして定額料金で使い放題のことですかね。
プランによっては確かにガソリンより安い場合もあるようですね。
(高いプランもあるので注意)
ご回答ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
今月に入ってから、すごい電池の技術が出来た、というニュースがありましたね。
たしかカーボンナノチューブの中に電荷を閉じ込めることで、電池の寿命を今の10倍ぐらいに延ばすことができるらしいです。電池はもっともっと発展していくことになるでしょう。
で、私は電気自動車は普及すると思います。というより今の交通体系は後30年で大変革すると思います。
理由は自動運転が実現することです。自動運転が可能になると、かなりの地域で「自動車所有」が減るとおもわれるからです。
都市はいうに及ばないのですが、地方でも集落に必要な台数、だけあれば事足りるようになります。少なくとも山間の地方では「家族全員が乗れるおとうちゃんの通勤用自家用車」「じいちゃんの野良作業用の軽トラ」は残るかもしれませんが、ばあちゃんと奥さんの軽自動車は必要なくなるでしょう。
子供が学校に行くのに送り迎えしたり、病院や買い物に行ったりするのは自動運転車で十分になるからです。
そして自動運転車は電気自動車になるでしょう。今よりはだんぜんコストが落ちますし、なにより自動運転車はすべて電気で動いたほうが制御や監視が行き届きます。ガソリン車の自動運転車が突然止まったときに「ガソリンチューブが詰まっています」というようなセンシングをするのはとても大変だからです。
そして、車の作り方も大幅に変わって、電気製品としての新しい安い電気自動車の作り方が開発されるでしょう。
今のリーフなどが高いのは電池が高いという理由が大きいですが、そもそもフレームなどがガソリン車用であって、電気自動車向けに軽量化するのが難しいからです。たとえばタイヤのホイール内に収まるモーターはすでにあるのですから、そういうモーターを使えば、フレームにエンジンやモーターのマウント部を作る必要がなくなって軽量化できます。
こういう様々な電気自動車の利点はまだまだ生かされているとはいえないのです。
ということで、30年から50年で自動運転車が普及し、共同利用の自動運転車は電気自動車になりますよ。オーナーカーは自動運転機能がついていてもガソリン車やディーゼルのままかもしれませんが、その場合には有資格者が必ず一人乗っている(今の免許とは違うかもしれない)ようになるでしょう。
バスも、基本的に小型化されて無人のものが頻繁に、またはオンデマンドに走るようになり、長距離輸送の大型バスだけが運転手つきで内燃機関式で残るでしょう。
ただこれらは水素のほうが有利かもしれませんので、そちらのほうにシフトするかもしれません。
自動運転の技術は非常に興味深いですよね。
コンピューターで制御するなら完全に電化されたシステムのほうが都合がいいでしょうね。
私なんかは自動運転の車が増えれば運転免許が不要になって保有台数はむしろ増えるんじゃないかと思うんですが実際はどうなるんでしょうね。
2020年には実現するみたいな話も出ているので、私も次に購入する車はぜひ自動運転がついていてほしいと思います。
(アダプティブクルーズコントロールの車に乗ったけどまだまだ未完成だったなぁ。。。)
ご回答ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
>今と変わらない。
産油国が産地熱国に換わるだけかも
しれません。
でも日本でも地熱の開発が進めば、
供給側に回れるかも(^-^;
日本では風光明媚な山々の中に無粋な発電所
を作るのは法律上難しいらしいですが・・・
前テレビでやってましたけど外国の地熱発電所で動いているタービンは日本製だそうです。
(日本、アメリカ、ドイツだけが発電用タービンを作れるとか・・・)
だからその技術は日本にはちゃんとあるんですよね。
国立公園の中にあったり温泉の利権が絡んだりと色々問題があるようです。
もったいない話ですよね。
ご回答ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
>FCV(水素)というのは、つまり、ガソリンと電気自動車の
>折衷案でして、
これは違うと思うな。今まで電気は他国から輸入できなかったけど
間に水素を介せば輸入できます。
アイスランドのように、水力と地熱が豊富で、発電コストが
日本の1/5 の国からの電気の輸入が可能になれば、自国の電気を
使うより安く電気自動車を使えるというのが
肝心なところです。これは自動車だけにとどまらないでしょう。
結局それをやると他国にエネルギーを依存せざるを得なくなるということになりますよね。
今と変わらない。
たぶん政府としてはそれが嫌なんじゃないかなぁ
今でも韓国や台湾から電線を引っ張る事も可能ですよね。
極端な話、国防にもかかわってくるんじゃないかなと思います。
エネルギー問題にはいろいろな要素が絡んでいるように感じます。
ご回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
>日産リーフの場合有償でバッテリを交換すると部品代だけで70万円だそうです。
初代プリウスの電池の寿命は十年未満、交換費用は二百万弱。京セラは技術の粋を注ぎ込んでリチウムイオン電池を作り続けています。なぜでしょう、元通産の研究者で省エネルギーの中心に居た私しか答えられないかも。
>どれもガソリンエンジンに劣る
それは当たり前なのです、エネルギー密度というものがあります、質量当りのエネルギー量の事だとしておきましょう、別の定義もあります。現在のエンジンがコンパクトで安いのは、燃料を半分しか積んでいないからです。ロケットは全部積んでいますがジェットエンジンの航空機も半分です。残りは大気中の酸素で、水と二酸化炭素を排出する。燃料を半分しか積んでいないから見かけの効率が高い。電気自動車は全エネルギーを積んでいます。温暖化阻止のためと言っても良いでしょう、燃料電池も半分しか積まない。最初の計画では高速増速炉で全てを国内の電力をまかなう予定でした、だがアホなポスドクが、大田区の親父に「これは折れるから作らない」と言われたのに「俺が金を出すんだ」などと言って、ナトリウム循環サイクルの温度計の鞘が折れる最低な事故を起こし、国の計画は白紙。現在は驚嘆する程効率が上がった太陽光電池が主流に出て来ました、こいつは元々太陽光なので温暖化は起こさないのです。ただ国内ではギリギリで、サウジアラビア、オーストラリアなどから電気を電池に詰めて買う事になります、なおこれらの国全体を使う事は出来ず、「砂砂漠」はサブミクロンの砂のために寿命が非常に短いので「岩砂漠」「砂利砂漠」にプラントを建てます。現在不明なのは巨大プラントを作ると気温が下がり雨が降るため巨大な気候変動が起こるのです。
No.4
- 回答日時:
いずれ水素に換わると思いますよ。
PHEVの技術はいずれFCVへ引き継がれるでしょう。
製造コストが激安のアイスランド等で
水素を製造。日本で輪入して使う というような
システムがいずれは確立するでしょう。
既にアイスランドでは海外からの水素調達の引き合いを
受け、地熱プラントの建設を国策としています。
日本の自動車メーカーは国内だけで商売しているわけではないのだから価格を無視して普及はあり得ないですよね。
水素がガソリンに値段で負けたなんてことにならないことを祈ります。
ご回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
私は今後50年は今まで通りガソリンエンジンは走り続けると思います。
日本の田舎の軽トラとか、アフリカの大地を走るトラックとか。とても電気スタンドのインフラは出来ないでしょう。その点ガソリンなら、どうにでもどうにでもなります。電気自動車の性能がどんどん上がって、400kmも走って家庭のコンセントで簡単に充電できるようになったら、都会は電気で田舎はガソリンと言うことになると思います。
ガソリンやディーゼルの優位性は当分変わらないでしょうね。
エコカーが普及すればリチウムやレアメタルの価格が上昇し車両価格が上がるかもしれません。
逆にガソリンの消費量が減ってガソリン価格は下がるかもしれません。
するとますますガソリン車の価格優位性が増すという皮肉な結果になるかもです。
ご回答ありがとうございました。
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