プロが教えるわが家の防犯対策術!

障害児が障害に応じた学校や学級ではなく普通学級に編入されるケースが多々ありますが、注意する点をまとめたガイドラインのようなものはあるでしょうか?

アンビリーバボーなどのテレビ番組では普通学級に通う障害児にまつわる美談がよく出てきますが、生徒に負担や不満が芽生えないように危機感持って配慮しておかないとあんな都合良くは行かないと思います。


聴覚障害児に対するイジメを扱った漫画『聲の形』では、『聞こえの教室』の先生が登場し色々と説明をしていました。

筆談での補足説明のため授業が停滞
合唱コンクールは負け戦が確定
団体行動の足を引っ張られる
これらの問題を「仕方のないこと」と一刀両断。
しまいには、さんざん負担かけられた皆に手話の習得という更なる負担までかけようとする。

おまけに、手話の習得に担任や皆が一部の生徒が反発し皆が同調する中で前向きな姿勢を見せた児童を過剰に持ち上げた結果、その児童は周りから浮いてしまい登校拒否するほどに追い詰められていました。

イジメが発生し、更には主犯格の子が償い(?)のため手話を習得し歩み寄るという展開の都合上こういうふうにしていたのであって、実際に障害児の教育に関わる方々はこんな考えの浅いことはしない…と思いたいのですが、実際のところどうなのでしょう?


※あくまでも仕事として関わっている方への質問です。教育を受ける側である障害者や、その親御さんの発言はご遠慮ください。

質問者からの補足コメント

  • >「給食当番や調理実習など清潔が求められる作業をさせない」のではなく「配膳の清掃」
    私が想定した対処も結果的にはそうなります。
    >「その子が気持ちよくやれる仕事を割り振る」
    こういう動機ではなく、あくまでも嫌と感じる子の気持ちも尊重した結果、ですが。

    私が酷いフケ症に悩んでいたとき、隣の子はひどく嫌がっていました。私が申し訳なく思うくらいに。
    幸か不幸か、その子を責める子はいませんでした。
    もしその子がバッシングされていたとしたら…。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/04/01 22:10
  • >「自分にもできる仕事がある」と誇りを持たせる
    それを用意することがどうしてもできない、障害や状況によってはそういう展開だってありうると思うんです。
    私は就活の際に障害や持病がネックとなって採用断られた経験が何度もあるし、病気や障害や怪我をしている人と働いたり教育担当したことも何度もあります。
    とてもじゃないが任せられる仕事が無い、手におえない、面倒見てる余裕なんてない! 自分でやったほうがずっと早い! 全然向上しない!
    健常な新人なら何人も育てあげた私ですが、こんな悲鳴あげたくなったことが何度かあります。

    学校と企業、同僚や新人の関係と、教師と教え子の関係をそのまま同列には扱えません。
    しかし、あの漫画の担任のような立場の人に、適切な対応が出来るだけのリソースが与えられているかどうかは甚だ疑問です。
    あの担任を完全な悪役扱いしてて良いものなのでしょうか…。

      補足日時:2015/04/01 22:20

A 回答 (3件)

#1です。

補足、読みました。

>私は就活の際に障害や持病がネックとなって採用断られた経験が何度もあるし、

それは、悲しいですね。しかし「ある意味、仕方がないこと」でもありますね。「利用者」「客」の立場からすれば、「業務に支障が出る人が、担当では困る」訳ですから。

>とてもじゃないが任せられる仕事が無い、手におえない、面倒見てる余裕なんてない! 自分でやったほうがずっと早い! 全然向上しない!
>健常な新人なら何人も育てあげた私ですが、こんな悲鳴あげたくなったことが何度かあります。

それは、あなたの問題でも、その人の問題でもないと思います。あくまで「雇用を決定した者の認識不足」が原因でしょう。実際に、学校でも「その子を指導できない。指導する環境にない」場合は、学校長の権限で「入学を認めない」事はできます。それは「会社」でも同じではないでしょうか?

>学校と企業、同僚や新人の関係と、教師と教え子の関係をそのまま同列には扱えません。

確かにそうですね。

>しかし、あの漫画の担任のような立場の人に、適切な対応が出来るだけのリソースが与えられているかどうかは甚だ疑問です。

学校現場で、あのような人物がいたとしても「学級担任」まして「障がいを持った児童の担任」や「対応が難しい保護者の担当」には「一人で当てない」配慮は管理職がするものです。複数担任にしたり、学年主任が「常に相談」したり、担任業務から外したり。(結構、教師って担任以外の仕事もあるので…)

「学級王国」なんて言葉がありますが、それは「障がい児がいない(と言うか、保護者からの「支援要請」がない)学級」を持った場合だけです。「障がい児を受け入れる」時点で「複数で見る」のは「当たり前」となりつつあります。

実際に、支援学校の教員へ「助言」を求める一般学校の教員はいますし、制度としてもあります。「注意する点をまとめたガイドライン」はなくても「障がいを持った子に対して、どう指導していけばいいのか」は、必ず検討されます。そう言う意味でも「周囲に助言を求めない」あの教師の設定は「悪」と言いたいのです。

>あの担任を完全な悪役扱いしてて良いものなのでしょうか…。

ただ「児童生徒の気持ちに向き合っていない」一点のみで担任としては「最悪の人物設定だ」とは、思います。人間としては、わかりません。(実は、途中までで「読むのをやめた」ので)

私見です。
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この回答へのお礼

>の子を指導できない。指導する環境にない」場合は、学校長の権限で「入学を認めない」事はできます。それは「会社」でも同じではないでしょうか?

障害者雇用率低い企業名を公表
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150331/k100100 …
こんなことがまかり通ってるのに?
私の障害は福祉の対象にはなりません。法的には健常者扱いです。
しかしながら実際問題として業務に支障は出ており、その一方で雇用ノルマの達成にはつながらないということで断られていました。
手帳があるなら採用したいとも何度も言われました。
人材になんの変わりもないのに手帳の有無で採否が別れてしまうのです。


以前に頂いた回答でも、どんなに言葉を重ねても相手が出す結論がNo!だったら? という問題を想定してないか他人ごとという印象を抱きました。

障害者に関する『モラル』って、このNo!という結論を出さざるをえない相手の立場も尊重するという観点が欠落しています。
これでは、受け入れを迫られたとき弱い立場の者にとんでもないしわ寄せが生ずるのは目に見えています。
私は公私問わず、何度もそのしわ寄せを経験してきました。
だからこそ、それによる悲劇を防ぐためにも組織に対してはガイドラインのようなものがあってしかるべきと思い質問を立てました。

いろいろと、よく分かりました。
詳しい話をありがとうございました。

お礼日時:2015/04/03 22:16

#1です。

お礼ありがとうございます。

ただ、他の質問への「誘導」は、利用ガイドラインに「引っかかりそう」なので、この質問に即した形で私見を述べます。

現在の学校現場において「アレルギーへの対処」は重大事項になっています。ですので「給食の完食といった義務」は、ほぼありえません。昔は「意地でも食べさせる」と言っていた教員でも「完食するようにしましょう」としか指導できません。

また、「障がい」故の「配慮」や「支援」を、児童生徒にわかりやすい形で指導するようになっています。例えば「給食当番や調理実習など清潔が求められる作業をさせない」のではなく「配膳の清掃」など「その子が気持ちよくやれる仕事を割り振る」などです。その子が「自分にもできる仕事がある」と誇りを持たせるためには「周囲の者の同意」が不可欠です。

漫画『聲の形』では、その部分の「説明」や「手順」を「担任」が行うべきところを「押し付けられていやいや担任になった」としか思えない言動で「端折ってしまう」のが、最悪です。あれは、本当にありえません。子どもに障がいがあろうとなかろうと「子どもの気持ちを大事にしない」教員がたどる道は、学級崩壊です。

あと「障がいに対する支援」として、一番学校で行われているのが「視覚支援」です。これは「障がい」を持つ子だけではなく、他の子たちへも「援助」になるものです。(ユニバーサルデザインもこれになります)

それから、実際にうちの生徒が中学校であった事例として「運動会の団体競技に支障をきたし負け戦が確定した」ことがありました。担任は「○○は速く走れないんだから、当たり前。ならば、一緒のチームがカバーしろ」と指導され、そのお母さん曰く「うちの子のチームは負け知らずでした」とのことです。そのことを「嫌だ」と思う子がいたとは、その後の「地域での活動かかわり」からも「なかった」と思えます。

実際に、すべての学校で「いじめがない」とは言いません。現に、高等部から支援学校に来るこの半数近くは「中学でのいじめ」を経験しています。それでも「一般校」を選ぶ保護者がいるのですから、地域の小中学での体験が「いじめばかりだった」とは思えないのですが…

ご参考までに。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
実際に教育者として接している方の回答はとても参考になりました。

お礼日時:2015/04/01 22:21

支援学校教員です。



>ガイドラインのようなものはあるでしょうか?

公的なものはありません。私的なものは、あるかもしれません。「普通級への受け入れ」は「管理職の権限」ですので「管理職が教員時代での経験のあるなし」が大きく影響するでしょう。

>生徒に負担や不満が芽生えないように危機感持って配慮しておかないとあんな都合良くは行かないと思います。

いえ。「泥縄」でも、結構、あ~なります。どちらかというと「事前に準備」する方が「収拾がつかなくなる」ことが多いですね。

私見ですが、多分に「泥縄」ができるのは「観察力が高く、対処法への熟知と、他者への相談ができる担任」だからです。「経験がなく、観察力も低い、孤立気味の教員」ほど「事前準備で、硬直した対応しかできない」=「子どものニーズを読めず、学級崩壊」のような気がします。^^;

また、その学校の環境というのも「大きな要因」です。子どもは「可塑性に富む」存在ですから「朱に交われば赤くなる」で、一人でも「こうしょう」と言える子がいれば、前者のような教員は見逃さないでしょう。

>漫画『聲の形』では、『聞こえの教室』の先生が登場し色々と説明をしていました。

あれはあくまでフィクションです。「聴覚障がいの児童」を「普通級」に受け入れる場合、まず「どこまで実際に聞こえるのか?」が問題になり、「聞こえない」ための「支援」を「どこまで行うか」など細かな部分での「取り決め」を「教職員全体」で話し合います。「その場の思いつき」のように「手話を勉強しましょう」とはなりません。まず「担任」があんな態度にはなりません。

ただし、あの「学校は絶対ない」とは言えません。「管理職が独走」して「経験もスキルもない」教員へ「丸投げ」なんて場合は、あ~なります。

また、昔は「養護学級担当者への手当」と言うものがあったので「お金目当て」に「養護学級担任」を希望する人もいましたが、今は手当がないので「支援学級担当」をする教員は「やる気のある教員」か「周りから押し付けられて嫌々している教員」です。そして前者が「ほとんど」です。

私見です。
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この回答へのお礼

詳しい回答をありがとうございます。

匿名の場ではテレビなどと違い、普通学級に受け入れられた障害児と関わって色々と嫌な思いをしたという体験談が多々見受けられます。

・他害をうけた(障害なんだから仕方がないといった具合に泣き寝入りさせられた。お前が先に意地悪したんだという決め付けで責められた)
・世話に振り回され修学旅行を楽しめなかった
・きょうだい児が、障害児の世話には慣れているだろうという理由で学校でも他所の障害児のお世話係をさせられた
etc…。

頂いた回答を読む限りでは、障害児が居る学級には相当なアタリハズレが生じそうです。
アタリならそれこそテレビで扱える美談にもなるでしょうが、ハズレだと、ネットで語られるような悲劇も本当に起きると思えてしまいます。


よろしかったら、この質問への回答もついでで聞かせてもらえないでしょうか。

普通級にいる障害児に生徒が反発! 学校はどう対処?
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8848437.html

残念ながら、教育者サイドからの回答は得られないまま締め切りとなってしまった質問です。
確かに子供には可塑性があると思いますが、その一方で子供にだって背負うものがそれなりにあり、譲れない一線はあって当然だと思うのです。

お礼日時:2015/04/01 20:16

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