dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

”伊豆の踊子”からです。
<はしけはひどく揺れた。踊子はやはり唇をきつと閉ぢたまま一方を見つめてゐた。私が縄梯子に捉まろうとして振り返つた時、さよならを言はうとしたが、それも止して、もう一ぺんただうなづいて見せた。はしけが返つて行つた。>
行為者がわかりずらいです。
以下ついて、行為をした者は、踊子ですか、私ですか、教えて下さい。
 1.さよならを言はうとしたのは、どちら?
 2.それも止したのは、どちら?
 3.うなづいて見せたのは、どちら?

A 回答 (11件中11~11件)

前の文で「踊子は」と、踊子が主題として提示されたままですから、すべて踊子です。


文法的にも文脈的にも、これ以外には考えられません。
<はしけはひどく揺れた。踊子はやはり唇をきつと閉ぢたまま一方を見つめてゐた。私が縄梯子に捉まろうとして振り返つた時、【踊子は】さよならを言はうとしたが、それも止して、【踊子は】もう一ぺんただうなづいて見せた。はしけが返つて行つた。>
こういう内容です。
「さよならを言はうとした」のは、口の動きや仕草でそれとわかります。

また、「さよならを言はうとしたが、それも止して、もう一ぺんただうなづいて見せた」は一連の動作であり同一人物。
仮に「私」の動作にしたければ、文頭の「私が」を外す必要がある。
または外した上で、
「a.さよならを言はうとしたが」か
「b.もう一ぺん」か
「c.ただうなづいて見せた。」の前で「私は」と主題提示する。
(個人的には c 推奨)
<はしけはひどく揺れた。踊子はやはり唇をきつと閉ぢたまま一方を見つめてゐた。縄梯子に捉まろうとして振り返つた時、さよならを言はうとしたが、それも止して、もう一ぺんただうなづいて見せた。はしけが返つて行つた。>
という文章であれば、作者の可能性も出てきます。(むろん、踊子の可能性も保留されます)
    • good
    • 1
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<前の文で「踊子は」と、踊子が主題として提示>
されているので、以下、踊り子が主題、といことですね。したがって、さよならと…は、踊子の内面ですね。(縄梯子に捉まろうとして振り返つた時)はカッコにくるまっているようなものですね。それは了解ましたした。次に、
<口の動きや仕草で>
私は、さよならと…の内面が分かった、ということですね。しかし“唇をきつと閉ぢたまま・・・”では、外見描写だけで、内面描写がなく、さよならと…の部分だけで、踊子の内面を理解できたのは、不自然と感じます。読唇術でも知らなければ、内面が了解できない、と思いますが。

お礼日時:2015/06/26 19:27

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!