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エアコンのオイルについて伺いたいです。
車のエンジンオイルは半年~一年に一度オイル交換が必要です。オイルが劣化するから使わなくても行う必要があります。
エアコンの中にも冷媒ガスと共に圧縮器が壊れない為にオイルが入っています。
ですがエアコンのオイルを交換すると聞いた事がありません。
なぜエアコンのオイルは交換の必要性が無いのでしょうか?

A 回答 (1件)

良い質問ですねぇ ご存知ない閲覧者にわかるよう噛み砕くと・・


エンジンは燃焼-爆発で回転動力を産み出しています
圧縮器は回転する動力を外部から(密閉式の圧縮器だとモーターはケース内)もらって圧縮動作をしています
同じように金属同士が擦れあうのですが大きな違いは「点火→爆発」の有無

古い説明で恐縮ですがモントリオール議定書によって新フロンを封入するとなったときに一番の問題点は圧縮器のオイル(=対磨耗)でした
塩素成分が入った旧フロンは鉱油にも溶け込みやすく(=循環しやすい)、対して塩素成分無しの新フロンでは鉱油ではなく合成油を採用しました。粘度は鉱油>合成油で対磨耗のテストは10万時間をメドにしていたと記憶しています。
もっとも家庭用エアコン圧縮器の圧縮方法の主流もロータリー→スクロールと対磨耗では心配な要素が増したのは事実です。

>なぜエアコンのオイルは交換の必要性が無いのでしょうか?
→実際は必要アリですが機器の寿命からすると交換作業は圧縮器交換時のみとなります。
エンジンはシャフトシールなど極めて外部との密閉度が低いためオイル量の補充も必要になりますがエアコンの場合は密閉されたサイクルを循環するのでガス漏れがなければオイル量は減りません。
一方で車のエアコンの圧縮器はベルト駆動なのでシャフトシールが有り微量の冷媒抜けとオイル漏れを伴います。よってほとんど適当な量をアバウトな知識の全く無い者が「ガスチャージ」と共にオイル補充も利益の種にされています。

>劣化するから使わなくても行う必要があります
→これも「よりベター」というだけで10万キロ走行でもオイル追加だけで無故障という車両も沢山あるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとう

詳しく有り難う御座いました。
半密閉か密閉の違いがあったのですね。
厳密に言えば交換の必要もあり交換するのも困難だったと言う事ですね。
難しい、話ですが参考になりました。

お礼日時:2015/09/02 17:56

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