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欧州の国の中には「ゼロ学年」の制度があって、小学校1学年の前段階の学習が準備されているそうです。小学校の1学年での学習に不安がある場合には1年早く就学でき、決められたプログラムによりケアを受けられるようです。
日本でも、今年になって文科省は「前倒しで行う」という表現で、一年早いケア(就学?)を発表しました。

質問:はたして、文科省は小学校1学年の前段階の学習内容を示す準備があるのでしょうか?

現在、1学年の学習内容を困難とする児童の場合は、特別支援教育のケア対象となり、学習内容は指導者の裁量となります。
指導者が学習内容を決定する際に参考にするのは、特別支援学校(知的障害者用)の学習指導要領と教科書になりますが、どちらも実用的ではなく、結局は1学年の内容になります。
1学年の学習内容であれば、教科書や指導書に加えて教材屋が提案する教材がそのまま使えますから、指導者自らが学習内容を設定して教材を手作りする手間が省けます。

1学年~6学年の全ての学年において学習困難児は存在し、特別支援教育の対象としてのケアを受けていますが、(特に国語や算数において)下学年の学習内容を扱うケースは少なく、該当学年の学習内容を扱っているケースでが多いのではないでしょうか。
到達度で評価する日本の学校において、「未到達」と評価された次の年度に次の学年の学習内容を与える現在のシステムは明らかに矛盾しています。
国語や算数においては、該当学年の学習内容が困難な児童には下学年の学習内容を与えるべきなのですが、ここで問題となるのが「ゼロ学年」です。
3学年の内容が難しければ2学年、2学年の内容が難しければ1学年というように下学年の学習内容が存在しますが、1学年の内容が難しい場合に必要とされる下学年の内容が存在しません。
ですから1学年の学習内容が難しい場合でも、扱う学習内容は1学年となるのです。選択肢が無いのです。

特別支援学校の指導要領や教科書ではなく、1学年の学習内容より易しく実用的な学習内容とその教材が、現在の日本の学校には必要です。文科省はこれを示す準備があるのでしょうか?

別に文科省の情報が欲しい訳ではなく、広く「ゼロ学年」の情報を求めています。
すでに存在しているのであれば、書籍名やURL等だけでも教えていただけると幸いです。

長文となり申し訳ありません。どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

今日本で問題になっているのは、1年生になっても集団行動になじめなかったり、


落ち着いて座って授業を受けられなかったりという、
いわゆる小1プロブレムと呼ばれる問題です。
ゼロ学年とはちょっと違うかもしれませんが、それに対して改善しようという
取り組みはなされているようです。
欧州のゼロ学年では、国によっては進学が難しい子は1年間入学を遅らせる事も出来るそうです。
日本のように、何才になったら小学校に上がって6年で卒業、というようにきっちり決められておらず、
その子の能力に合わせて、卒業年数が異なったり、子供達もそれを普通と受け止めていて、
そのことでからかったりすることはほとんどないそうです。
日本の場合、経済状況や親の方針、幼稚園、保育園によってかなり差があり、
小学校に上がった時に差が出やすくなっていると思います。
公文などではまず書くことに慣れ、線を引かせるところから始まる教材がありますが、
文科省はそういうものはあくまでも習い事ととらえているのかもしれませんね。
回答になっていなくてすみません。
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この回答へのお礼

就学時の個人差についてのご指摘、ありがとうございます。

教材の配列としては公文式は有効なようですね。通塾しなくても、本屋に並ぶ書籍を見ればその細かさが理解できます。
個人差の中の「親の方針」にはネグレクト(虐待)も含まれていますね。学校教員の準備がしっかりしていないと、親に圧倒されて適切な教育環境を整えられない結果になり、そうなると行政機関への通報の義務を果たすこともできません。

お礼日時:2015/10/22 12:18

「ゼロ学年」って聞いたことないですね。



小学1年の下ということは、幼稚園ですよね?

幼稚園がその役割をしているのではないでしょうか?

私の初孫は、今、幼稚園の年長さんですが、

平仮名は、全部読めるし、当然書けますし、

英語の塾にも通ってますから英語の綴りもかけるし、

ペラペラ流暢に喋っていますよ。

その他に、水泳、ピアノもやっていて、市がやってる

「工作教室」にも通っています。

この孫に掛かる教育費は、幼稚園代を含めて月に13万です。

費用もさることながら、母親である娘も、ほぼ、一週間、園と塾の

送り迎えで自分の時間は無い状態ですね。

その他、娘も付きっきりで様々のところに連れて行ってます。

(恐竜展とか星座館とか)

親が、頑張って教えてあげればそれでいいのでは?

この幼稚園の時期に、親が真剣に子供に向き合って

あげないと学校に行った時に、お友達に付いていけなくなる

のではないでしょうか?

それに、そもそも、もともと知的障害ならゼロ学年を作っても

付いていけないのでは?

そういうお子さんのためには、支援ケアがなされているのでは

ないでしょうか?

そういう、、学校に丸投げしないで、

メインは親で+支援学級があるのでは、、、と思いますが、、。
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この回答へのお礼

娘さんとお孫さんのご様子をありがとうございます。
kurukuricyanさんのご家庭のように就学前の時期の大切さを知り、多くの時間やお金を使って愛情を注ぎ込む保護者ばかりであれば、数は半減するでしょうが学習困難児は存在するのだと思います。
知的障害児を含めた学習困難児への対応は、特別支援学級だけでなく全学級において実施されるべきですが、その現場で困っている教員たちがいるのです。

お礼日時:2015/10/22 12:34

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