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ぜひ日本人の方にご判断をお願いします。
[→といっても]
①小さな店とはいえ、初めて持った店である。
②年をとったとはいえ、まだ実力は衰えていないだろう。
③年を取ったとはいえ、まだまだ若い者には負けないつもりだ。
④医者とはいえ、自分の病気がわからない場合もある。

[→とはいえ]
⑤日本語といっても、話し方は地方によって違う。
⑥昔といっても十年程前のことだが、……。
⑦ニコチン酸といっても、たばこのニコチンと直接関係があるわけではありません。

A 回答 (4件)

結論だけ書くと、前回と同じです。


 置きかえられない理由は考えにくいのでは……。
 たしかにちょっと異和感がある場合もあるけど、その異和感の程度は個人差があるだろう。
 ある人は○だと思う。ある人は△だと主張する。ある人は×だと断言する……そうなると、水掛け論にしかならない。

{とはいえ/といっても}、当方も気になったので少し考えてみました。屁理屈をこねただけかもしれません(泣)。
※↑の「とはいえ」は、用途が広いはずの「といっても」だとちょっと異和感が……。
「は」を入れた「とはいっても」だと異和感が薄れる。早くも例外か(泣)。

 詳しくは下記をご参照ください。
【「といっても」と「とはいえ」 辞書〈2〉】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12122901162.html
 以下は一部の抜粋(重言)。

 質問にあった例文のうち、①~④はほぼ互換性がある。いつも書いていることだが、置きかえるとニュアンスがどうかわるのかは関知しない。そんなものはどうにでも理屈はつけられるだろうが、主観でしかないだろう。
「ハ」の働きを考えると、「といっても」より「とはいっても」のほうが「とはいえ」に近いはずだが。微妙すぎてわからない(泣)。
 ⑤~⑦は「とはいえ」にするとかなり異和感がある。
 前回ひっかかったものと並べてみる。
 すべて、「とはいえ」にすると異和感が生じるパターン。

4)すぐに来て下さい。まあ、すぐに{とはいえ/といっても}、ご無理のないぐらいで結構ですが……。
5)彼は東京だがね。東京{とはいえ/といっても}、八王子の出だ。
6)卓郎は、国語学者だ。国語学{とはいえ/といっても}、彼は文法の方だそうだ。
⑤日本語といっても、話し方は地方によって違う。
⑥昔といっても十年程前のことだが、……。
⑦ニコチン酸といっても、たばこのニコチンと直接関係があるわけではありません。

 現象としては、同じ気がする。簡単に言えば、「といっても」のほうが用途が広い。
 おそらく、「も」の含意性と「は」の排他性にかかわる気がするが、そういう話はパス。
「といっても」を「とはいえ」にできないケースがある。
 問題はそのパターンの解析。それができれば、原因がわかる可能性がある。

 ⑤⑥⑦は4)5)6)と同様で、「とはいっても」と「は」を入れるとちょっと異和感があり「とはいえ」にするとほとんど×って気がする。
 互換性のある例文と見比べると、少し見えてくるものがある。「(だ)ガ」にできるものは、互換性がありそう。

●「とはいえ」の例文
人数は少ない{とはいえ/といっても}、意気込みは盛んだ
人数は少ないガ、意気込みは盛んだ
責任者が行く{とはいえ/といっても},やはり不安だ
責任者が行くガ,やはり不安だ
●「といっても」の例文
安いと{とはいえ/といっても}一万円はする
安いガ一万円はする
社長{とはいえ/といっても}名ばかりで…
社長だガ名ばかりで…

 一方、⑤⑥⑦は4)5)6)は「(だ)ガ」にはしにくい。⑦はちょっと毛色が違うかも。
 こちらをあえて「(だ)ガ」の形に持ち込むなら変形の必要がある。「ハ」の働きは……〈1〉に合わせて「限定」にしておこうか。
4)すぐに来て下さい。まあ、すぐにとは言ったガ、ご無理のないぐらいで結構ですが……。
5)彼は東京だがね。東京とは言ったガ、八王子の出だ。
6)卓郎は、国語学者だ。国語学とは言ったガ、、彼は文法の方だそうだ。
⑥昔とは言ったガ、十年程前のことだが、……。
⑦ニコチン酸とは言ったガ、たばこのニコチンと直接関係があるわけではありません。

 ⑤は「(だ)ガ」にはしにくい。
△⑤日本語とは言ったガ、話し方は地方によって違う。

 これはよく見る用法だろう。
 典型的なのは下記のような形。
 ひと口で○○といっても、いろいろあります。

 これを「(だ)ガ」の形にするには大手術が必要。
 ○○とくくることはできなくはないガ、(実際は)いろいろあります。
⑤日本語とくくることはできなくはないガ、(実際は)話し方は地方によって違う。
 
 ここまでの話をまとめる。
「といっても」は、少なくとも3種類に分けることができる。
【1】「(だ)ガ」に書きかえられるもの
 →「とはいえ」にできる
人数は少ない{とはいえ/といっても/ガ}、意気込みは盛んだ
社長{とはいえ/といっても/だガ}名ばかりで…
【2】「とはいったガ」に書きかえられるもの
 →「とはいえ」にできなくはないが、かなり異和感がある
5)彼は東京だがね。東京{△とはいえ/といっても/とは言ったガ}、八王子の出だ。

【3】簡単には「ガ」にはできない
→「とはいえ」にはできない
⑤日本語{×とはいえ/といっても/×とは言ったガ}、話し方は地方によって違う。
 ひと口で○○{×とはいえ/といっても/×とは言ったガ}、いろいろあります。

 こんなふうに一応分類はできると{とはいえ/といっても/ガ}、相当わかりにくい。
 他にもパターンがあるかもしれないし、用途が限られるはずの「といっても」が使えない例もあるかもしれない。
 こっから先は言葉の神様の領域だろう。
 だから「ほぼ同義」と考えるほうが無難なのでは……。
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この回答へのお礼

ありがとう

こんなにご丁寧に解釈してくださり、ありがとうございます。
 実は、例⑤⑥⑦と4)5)6)はすべてある日本語言語研究者が書いた論文に出てきた例文です。これらの例文の[といっても]は[とはいえ]に置き換えられると不自然だと書いています。それで、日本語学習者である私は「といっても」と「とはいえ」のその微妙な違いがどうしても気になっています。それに、他の「といっても」と「とはいえ」の例文が互いに置き換えられるかどうかちょっと自信がないのです。やはり日本人の方々の協力が必要だと思います。アンケート調査みたいなことで、gooでいろいろ質問してきました。 
 例文⑤⑥⑦と4)5)6)は、おっしゃる通りに「とはいえ」に置き換えられるという回答もあるし、置き換えたら違和感があるという回答もあります。それで日本語学習者である私はますます戸惑っています。また、「といっても」と「とはいえ」が置き換えられる文でも、話し手の心境によって両者はやはりちょっと違うんじゃないかなと思っています。
 日本語には逆接の表現が豊富で、「といっても」と「とはいえ」はその中での二つにすぎません。日本語学習者の我々にとって相当難しいことですね。
 今回詳しくご説明いただき、本当にありがとうございました。たいへん勉強になりました。

お礼日時:2016/01/30 13:03

同じ使い方ですが。


微妙に使い分けしてます。
1・辛いといっても今を頑張らないと
2・辛いとはいえ今を頑張らないと
2・の方が辛さが伝わります。
といっても やらなければならない。
とはいえ  頑張ってもやらなければいけない。

言葉の重みですかね?
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2と4と5は置き換えが可能です。

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①言い換え○


②言い換え○
③言い換え○
④言い換え○
⑤言い換え○
⑥言い換え×(あまり言わない、使わない 微妙)
⑦言い換え○
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