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先日あった下記の質問が気になっています。
【万引きGメンが勤務中に窃盗をして捕まるなんて聞いたことがない。本末転倒ですわ】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9227049.html


「本末転倒」という言葉は広く知られていると思いますが、どういうときに使うのかよくわかりません。
https://kotobank.jp/word/%E6%9C%AC%E6%9C%AB%E8%B …
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
ほんまつ‐てんとう〔‐テンタウ〕【本末転倒】

[名](スル)根本的で重要なこととささいでつまらないことを取り違えること。「―もはなはだしい」「―した考え」
==============引用終了
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
ほんまつてんとう【本末転倒】

( 名 ) スル
根本的なことと枝葉のこととを取りちがえること。
==============引用終了


 意味はなんとなくわかります。
 ただ、適切な使用例が思いつきません。
「こういうときに使うんだ」という例を教えてください。


 下記は↑の質問へのコメントから抜粋したものです。 

「本末転倒」ってよく目にする言葉だけど、意味をよく考えると使い方が相当むずかしい気がしてきた。辞書をひいても、意味は書いてあっても適切な用例が見当たらない。
 いつもの語源辞典を見ても記述がない。

 困ったことに?、下記がイチバン適切な気がした。
【ニコニコ大百科】
http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%9C%AC%E6%9C%AB%E8% …
==============引用開始
本末転倒とは、物事の根幹的・根本的な所と、そうでない所を逆に捉えたり、または取り違えること表す四字熟語。

概要
本=重要な所、末=枝葉(些末事)、それが転倒する。つまりはそういう事。

目指す所とは別の所が目立ってしまう、意図とは別の方向に行ってしまう場合も同じように用いられる事がある。

ドヤ顔で「本末転倒だ」と言っても、捉え方がそもそも間違っていたり誤解したりと「持論の浅さを露呈するはめになりかねない」という簡単なようで使い所が難しい言葉。議論が白熱した挙句、主題そっちのけで個人や組織(派閥)攻撃に向かうのも、これもまた本末転倒の一つ。

goo辞書によると「本末」は根本的なことと枝葉のことを言う。
また四字熟語データバンクによると、類義語に主客転倒(しゅかくてんとう) / 冠履転倒(かんりてんとう) / 釈根灌枝(しゃくこんかんし) / 舎本逐末(しゃほんちくまつ)がある。
==============引用終了

 よく「目的と手段をはき違える」の意味で使われる。たしかの「目的」に比べれば「手段」は「末」だけど、ちょっと違うだろう。

(略)

 当方が漠然とイメージしていたのは、下記のような例。
「お金が欲しくて株に手を出して、結果的には大損する」

 これも「本末転倒」といっていい気もするが、厳密に考えるとちょっと違うかな。これは「元も子もない」ってヤツだろう。
〈「末」=枝葉〉にこだわるあまり、〈「本」=重要な所〉を見失わなければならない。「木を見て森を見ず」に近い気がする。
 よく似ているけど、下記だと微妙。体重計に気をとられて健康を害するなら、「本末転倒」とも言えるかなぁ……。

「健康のためにダイエットをして、結果的には病気になる」

 わかりやすいのは、下記のようなことなのでは……。

 外国の露店で値切りに値切って、パチモノのガラクタと気づかずに買わされる……イヤな記憶が甦る。ほっとけ。
 人の意見を聞くときに、「瑣末な揚げ足取りばかりして意見の趣旨を理解しない」……tobiクンの得意技かぁ。ほっとけ、って。
 質問文の細部にインネンにつけることに夢中になって、肝心の質問には答えない……それもtobiクンの得意技だなぁ。ほっとけ……の顔も三度まで(こればっか)。
 速度違反者の取り締まりをしている警察官が、指名手配犯と気づかず違反キップを切って見逃す。
 水たまりを避けて電柱に激突して大ケガをする(こればっか)。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …

A 回答 (10件)

>>>


 外国の露店で値切りに値切って、パチモノのガラクタと気づかずに買わされる……イヤな記憶が甦る。ほっとけ。
 人の意見を聞くときに、「瑣末な揚げ足取りばかりして意見の趣旨を理解しない」……tobiクンの得意技かぁ。ほっとけ、って。
 質問文の細部にインネンにつけることに夢中になって、肝心の質問には答えない……それもtobiクンの得意技だなぁ。ほっとけ……の顔も三度まで(こればっか)。
 速度違反者の取り締まりをしている警察官が、指名手配犯と気づかず違反キップを切って見逃す。
 水たまりを避けて電柱に激突して大ケガをする(こればっか)。

これらは全部、「本末転倒」ではありません。

Googleニュースで勉強しましょう。
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&gl=jp&tbm= …
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
「勉強」したい気持ちはあるのですが……。
 ご紹介いただいた「Googleニュース」のなかで、適切な使用例はどれとどれなのでしょうか。

お礼日時:2016/04/10 18:53

本来は因果関係が逆。


例示の場合は因果関係ではありませんね、立場は確かに逆ですが。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

>本来は因果関係が逆。
 具体的にはどういう使用例が適切なのでしょうか。

お礼日時:2016/04/10 18:54

確かに、いい例も思い付かないし、かといって挙げられている例もしっくり来ないのが多いですね。

人の挙げたのは「ちょっとちがうな」と思うのですが、それじゃ自分が考えると思い付かない。
 「日本国語大辞典」の例
ほんまつ‐てんとう 【本末転倒】
根本の大切な事と、枝葉のつまらない事とを取り違えること。

*貧乏物語〔1916〕〈河上肇〉一二・一「商人がいろいろな奢侈贅沢品を作り出して之を販売すればこそ買ふ人もあるといふやうに考へられるけれども、其は本末顛倒の見方なので」

*青春と泥濘〔1947?49〕〈火野葦平〉一五「凌辱の方を問題にして、殺人の方を問題にしないとはおかしな話ではないか。本末顛倒だ」

*みそっかす〔1949?50〕〈幸田文〉おばあさん「よく、子供が多くてということを云うが、〈略〉子供は一家運営の基礎ではない。本末顛倒している」

http://www.jlogos.com/d007/5561075.html
用例】
●仕事をほっぽりだして、何日も慰安会の準備で騒いでいるとは本末転倒だ。
●アルバイトをして車を買ったというのは感心だが、そのために単位を落として留年することになったとは本末転倒もいいところだ。

 一番分かりやすいのは火野葦平の例だが、辞書などには使いにくい。結局「アルバイトの話」に落ち着くか。考えている内に、「本末転倒」て何だと思い始めた。
 「枝葉末節」を大事にして「根幹」を忘れるとは言うが、ちょっと屁理屈を言ってみる。植物の根幹はほんとに枝葉より大切なのか。根幹も大切だが、枝葉がなければ生きていけないでしょう。そんな偏った事を言うのは、「本末転倒だ」。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

 いろいろ考えて、完全に迷路に入っています。

>人の挙げたのは「ちょっとちがうな」と思うのですが、それじゃ自分が考えると思い付かない。
 つまりは、多くの人がピッタリと思えるような例がほとんどないのでは。
 
>一番分かりやすいのは火野葦平の例だが、辞書などには使いにくい 
 ↑の引用文では、何がなんだか。いえ、何となくわかる気はしますが……。
 それは、「指名手配犯と気づかず違反キップを切って見逃す」に近くありませんか?

「アルバイトの話」は、よく見る例ですが……なんかとっても微妙な異和感が。
 いわゆる苦学生の場合はやむを得ない場合もありそうですが、「車を買った」となると、何が本業だか。
「学生の本分は勉学……」ってのは、どこまで通用するのか。
  
>植物の根幹はほんとに枝葉より大切なのか。根幹も大切だが、枝葉がなければ生きていけないでしょう
 それはまったく別の話に(泣)。

お礼日時:2016/04/12 21:09

国家百年の計、国ならあり得ますが、一企業の場合、百年ももつのか?この数年が心配なのに・・・。


木の枝葉、種から芽が出て枝が伸び、枝が幹になり枝の先に葉が付きます、この順番も因果関係に含めて考えると、単に何が重要か?だけではなくなります。
極端な例が、今日・今がなければ明日の話してもしょうがありません。
因果関係の順番を飛び越して先のことを論じても意味がないですね。
宝くじ、買わなければ当たることはない、当たったら!の話に終始するのも本末転倒といえばそうです。
突き詰めれば因果関係だが、当たり前すぎてその順番を無視してしまうと、順番は無関係の立場の違いにも使用してしまいがちです。
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この回答へのお礼

>国家百年の計
 それが本題とどのように関係するのでしょうか。

>因果関係の順番を飛び越して先のことを論じても意味がないですね。
 もう少し具体的にお願いできないでしょうか。

>宝くじ、買わなければ当たることはない、当たったら!の話に終始するのも本末転倒
 それは「捕らぬタヌキの皮算用」がピッタリの気がします。
「絵に画(描)いた餅」
 でもいいかもしれません。

 いずれにしても「本末転倒」とは違う気がしますが……。

お礼日時:2016/04/12 21:13

>一番分かりやすいのは火野葦平の例だが、辞書などには使いにくい 


 ↑の引用文では、何がなんだか。いえ、何となくわかる気はしますが……。
 それは、「指名手配犯と気づかず違反キップを切って見逃す」に近くありませんか?

 婦女子暴行殺人事件発生。その捜査で「強姦」を重視しすぎて、「殺人」をほったらかしにしているのを「本末転倒」と喝破したのでは。しかし、現代では数十年前とちがってDNA検査が発達しているので犯人探しに役立つ「陵辱」の方から調べるでしょう。火野葦平の時代に「陵辱」を重視したのはどうしてなのか、「青空文庫」に該当作品が未収録なので分かりません。しかし、「強姦」より「殺人」の方が重要だと言うのは分かるような気がします。
 河上肇の場合も、何となく意味が分かります。「奢侈贅沢品を作り出して之を販売すればこそ」買う人もあるという、安易で商業主義的な発想に対して、真に民衆の必要とするものを販売することが大切だという著者の考えがあって、「本末転倒」との発言があったのでしょう。

 それに比べると、「指名手配犯と気づかず違反キップを切って見逃す」や「水たまりを避けて電柱に激突して大ケガをする」これらはうっかりミス、判断ミスでしょう。また、万引きGメンと窃盗を兼ねている人間は、それなりに「価値観」を持っているのでしょう。要するに「本末転倒論議」には「価値観」が絡んでいるということです。「大学卒業」と「己の生きる道」はやはり価値判断の難しい所なのでしょう。
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この回答へのお礼

>これらはうっかりミス、判断ミスでしょう

 ウーン。そうか。
 考えすぎて裏目に出る例として「角を矯めて牛を殺す」なんて言葉もあります。
 これも「本末転倒」と言えなくはないかも。
 フォームのクセを直して持ち味がなくなる……これでダメになったスポーツ選手は多いそうです。野茂やイチローはスタイルを貫いて成功したとか。

 ただ、「角を矯めて牛を殺す」が「本末転倒」でないことも多い気がします。
 似た言葉に「助長」もありますが、これはこれでどうにも使いにくい言葉で……。
【助長とは本来どんな意味ですか】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8961096.html

お礼日時:2016/04/15 22:41

かけ離れた例では理解できない様子。


とらぬ狸の皮算用、にしましょうか、買いもしない宝クジとの関連は質問者がつけました。
皮算用?、計算ですね、ということはせいぜい帳面の上どまりです。
通常は知ったうえでの、気分転換その他ですね、でもそれこそ大真面目だったとしたら?、本末転倒に気づかなければありえるかもしれません。
落語の与太郎以上の人がいて、宝クジ買う前に、当選金を当て込んで世界一周の船旅を計画、すでに申込みも済ませた・・・・。
これが本末転倒です、でも与太郎といえど、ここまでバカやるかな?。
本末転倒は小さな因果関係の連鎖の結果を無視した考え、自然界ではありえません、現実の現象として確認可能なものがあるとすれば、神様が起こすといわれる奇跡しか事例はないと思います。
したがって、一目見るだけで知識として記憶するだけでOKになる、事例ってあるんだろうか、というのが正直な感想です。
現実に本末転倒、の言葉使うことありますが、意識の中では、「まるで」がついています、言葉に発する段階で省略が多いですが。
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この回答へのお礼

>これが本末転倒です、でも与太郎といえど、ここまでバカやるかな?
 フツーはやらないでしょう。
 ここめで現実離れすると、「例」にはなりませんよね。

「まるで」でも近いものならOKです。
 何かいい「例」はありませんかね。
 もちろん「まさに」にほうがよいのですが。

お礼日時:2016/04/21 18:30

ふと思いついただけです


目的と手段、時々聞く言葉で、手段が目的になってしまう。
典型は交通違反の取り締まり?、一説にはノルマがあるとか、無いとか。
本来は交通安全が目的、その手段の一つが取り締まり、がノルマとなると取り締まりのための取り締まりになりますね、つまり取り締まり検挙?が目的。
自覚しないままに、いつの間にか、手段ばかり気にするうちに、手段が目的になってしまう(少なくとも他人から見れば)ケース、手段を原因とすれば、目的達成が結果です。
この因果関係を無視してしまうと、原因のはずの手段が結果にすり替えられ、原因が不明のままで結果だけ存在することになってしまいます。
当人はそんな意識は無いはずです、側から見れば・・・、そうです、まるで!本末転倒です、ので、ズバリ本末転倒の例にはなりません
詰まり、原因となるはずの手段が目的となってしまう 。
木の幹が無いのに枝葉だけが存在する、(本来は幹のはずが枝葉に・・幹は?)と同じ事になります。
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この回答へのお礼

当方は質問の段階で〈よく「目的と手段をはき違える」の意味で使われる。たしかの「目的」に比べれば「手段」は「末」だけど、ちょっと違うだろう〉と書きました。

お礼日時:2016/04/21 18:31

辞書に載っているような、論理関係がある幹と枝の順序が逆・・・という使い方は、あまり聞いたことがありませんん。



ビジネスで多いのは、例えば

・コスト削減に気を取られて、売上が減少してしまうのは、本末転倒だ。

のような、重要性の優先順位の逆転で、使われるのがほとんどです。つまり、

① 売上を拡大したいが、難しい。
② なので、売上を維持した上で、コストが削減したい。利益増やすため。
③ コスト削減が厳しすぎて、人が減り、販売費が減り、売上が激減してしまった。
④ 結局、利益も減ってしまった。

などです。

別の例、リストラ策で、

・ 早期退職プランを実施しても、残ってほしい優秀な人がやめてしまっては、本末転倒だ。

① パフォーマンスの低い人員を減らしたい。
② リストラ策として、早期退職プラン実行。
③ あきれて、優秀な人が、これぞ転職にボーナスがつくようなものだと、ほとんど退社。
④ 人件費は、もくろみ通り減ったが、仕事が成り立たなくなった。

このように、2事象の希望、期待、優先度に、明らかな優劣関係があるのに、思い通り行かなくて、結果が逆転してしまった。

も同じですね。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

>重要性の優先順位の逆転で、使われるのがほとんど
 だと思います。
 どうにも異和感があります。
 当方が冒頭であげた「お金が欲しくて株に手を出して、結果的には大損する」もこれに近いと思います。
 予定とは違って裏目に出てしまう……みたいな意味ですよね。
「元も子もない」のほうが適切なような気もします。

 やはり、「こういうときに使うんだ」という例はなかなかないような……。

お礼日時:2016/04/21 18:35

先日テレビでの使用実例。


熊本の避難施設の話し、ラインで紙おむつ不足を発信したらしい、各地からドット送られ、人がいるべきスペースを奪ってしまったらしい、本末転倒、と言っていました。
この場合は緊急度でしょうか?、先ず安全な場所に人を収容、人が集まったため次ぎに水、食料、紙おむつもそうです必要不可欠・・・。
全体で見れば、人の収容も食料も紙おむつも必要不可欠です。
でも、人がいなければ、それらは不要ですね。
コピペ頭の人にどう説明すれば?。
ある事態が発生、その事に依る必然の次ぎの事態(必要不可欠な)、さらにそれが解決した事に依る次ぎの必然の事態・・・・・。
ある事態の発生が無ければ、次ぎの事態はありません、何の必要不可欠な事もありません。ある事態の発生が無いにも関わらず、次ぎの発生していれば必要不可欠の事態が実現・発生。
今日が無ければ明日は無い 、言い換えれば、今日があるから明日の心配・・・。
企業の存続が危ぶまれている時、国家百年の計を論じても、1年持つかどうかの時に・・。
これが、国家百年・・・・です。
木の幹と枝葉、枝葉が無ければ花も咲かず実もなりません、実を付ける事が最大の目的といっても過言ではありません、もちろん枝葉の1本や2本なら・・・。
緊要度だけでなく、自然の摂理に依る順番、その他、その個々の順番で起こる事で必然的な次ぎの事態・・・・。
この順番を無視した形で先の事態が無いにもかかわらず後の事態が発生・実現、この状態を本末転倒と言います。
簡単に言えば、一つの問題を解決することで発生する次ぎの問題、後の問題を先に解決?、先の問題の解決しなければ、後の問題は発生いないのに・・、それを解決?。
全体の中で、上に述べた順番が誰にも理解できる状況での具体例で初めて理解できます。
具体的な例の部分だけ取り出せば、ない問題を解決した!、普通はあり得ませんね「無いリンゴを食べた」こんなこと言えば普通のおつきあいしてくれませんね、だから説明は困難だと思いました。
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何度も小出しで申し訳ないが、最後の詰めが残っていました。


全体の目標達成のため1次目標設定、達成すれば必然的に2次目標とともに必要条件決定、以下達成すれば・・同様。
1次目標の達成を待たずに2次目標達成の条件を整えた時、それが原因となって1次目標達成の阻害要因として働くことになります、結果全体の目標達成に対しては逆効果になります。
因果関係の逆転、単に順番だけでなく、因果関係そのものも逆転、全体の効果は期待とは逆効果になります。
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