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ポリビニルピロリドンを粘度を測定することにより分子量を求める実験をしました。その際、結果は分子量は約9000となったのですが、試料のケースの平均分子量を確認すると40000と表記されていました。やはり、実験は何らかの原因により結果のズレが生じてしまったのでしょうか?また、平均分子量とはどのように考えればよろしいのでしょうか?

A 回答 (2件)

<・・・試料のケースの平均分子量を確認すると40000と表記されて


いました。>
まず、この平均分子量がどの方法で測定され、数平均分子量か重量平均
分子量かを明らかにする必要があると思います。現場ではGPCが広く
使われているので、ポリビニルピロリドンを含めた高分子の測定原理と
方法を簡潔に解説した文献を紹介しておきます。
https://www.djklab.com/service/kisokenkyu/143

粘度測定からの<・・、結果は分子量は約9000となった・・>との
事ですが、数平均と重量平均等の差とは見られない大きな違いです。
粘度法は、使用する溶媒や測定条件、それに粘度式に影響されます。
溶媒と実験条件、それに粘度式が明示してある文献を見つけました
ので、古い資料ですが参考にしてください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi1947 …

一度でた結果を絶対視しないで、再検討と再実験を行われる様にお勧め
します。資料溶液の調整はOKでしたか?ゲル等がありませんでしたか?
等々です。

他の方が紹介した、粘度から分子量が重量分子量と同じという仮想実験
は、ちょっとちょっと疑問有りとの印象を受けました。
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この回答へのお礼

詳しく解説していただきありがとうございました。参考にします。

お礼日時:2016/04/29 10:17

高分子化合物なので、単量体がどの程度重合しているか(重合度)によって各分子の分子量が変わります。

そこで、平均分子量という概念が導入されます。ところが、この平均分子量には以下の二種類があります。
これについては、
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3990554.html
で、psa29様が詳しく解説されています。
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